木曜日, 5月 1, 2025
ホームニューステックニューステスラの取締役会がイーロン・マスクCEOの政治参加による業績悪化を受けて後継者探しを始めていた - GIGAZINE

テスラの取締役会がイーロン・マスクCEOの政治参加による業績悪化を受けて後継者探しを始めていた – GIGAZINE



テスラの取締役会がイーロン・マスクCEOの政治参加による業績悪化を受けて後継者探しを始めていた - GIGAZINE


メモ

by Gage Skidmore

電気自動車メーカーのテスラが、イーロン・マスクCEOの後継者となる新たなCEO探しを始めていたと、経済紙のウォール・ストリート・ジャーナルが報じました。マスク氏はドナルド・トランプ大統領の下で政府効率化省(DOGE)を主導していますが、政府業務への関与や政治的スタンスに対する反発から、テスラの売上にも深刻な打撃が及んでいます。

Exclusive | Tesla Board Opened Search for a CEO to Succeed Elon Musk – WSJ
https://www.wsj.com/business/autos/tesla-musk-ceo-search-board-0ce61af9


Tesla board opened search for a CEO to succeed Elon Musk, WSJ reports | Reuters
https://www.reuters.com/business/autos-transportation/tesla-board-opened-search-ceo-succeed-elon-musk-wsj-reports-2025-05-01/

マスク氏は2024年の大統領選挙期間中にトランプ氏への支持を表明し、多額の資金提供を行うなどして選挙活動を支援しました。その後、2025年1月にDOGEを率いる形で政権に加わりましたが、政府のために130日間以内の期間で勤務する「特別政府職員」としての地位を与えられました。

ところが、マスク氏がトランプ政権に参加して以降、過激な言動や政府機関の改革によって人々の反発が強まっています。すでにテスラの自動車販売台数は急落しており、2023年に納車が始まったEVピックアップのCybertruckは特に大きな打撃を受けています。

テスラ製自動車の販売台数がドイツ・オーストラリア・中国などで急落、相次ぐイーロン・マスクの過激な言動が原因か – GIGAZINE


トランプ氏が大統領選で勝利した直後の2024年12月、テスラの株価は1株479ドルという史上最高値を記録しましたが、記事作成時点の株価は1株282ドルと大幅に下落しています。テスラへの反発は不買運動だけにとどまらず、ショールームに火炎瓶が投げ込まれたり、ディーラーの車や充電ステーションが破壊されたりする事態にも発展しています

ウォール・ストリート・ジャーナルは、テスラの株価下落にいら立った取締役会がマスク氏の後継者探しに乗り出し、いくつかのエグゼクティブサーチ企業に連絡を取ったと報じました。また、記事作成時点では8人からなる取締役会は、さらなる独立取締役の追加も検討しているそうです。

議論に詳しい関係者によると、取締役会のメンバーはマスク氏と会合を開き、「もっとテスラに時間を費やす必要がある」と告げたとのこと。マスク氏が取締役会による後継者探しを知っていたかどうかは不明ですが、マスク氏はこの助言に反発することはなく、決算説明会では5月から政府業務への関与を大幅に減らすと発表しました。決算説明会の中でマスク氏は、トランプ政権への関与がテスラに悪影響を及ぼしたことも認めており、「ある程度の反発」や「いくつかの困難」があったと発言しました。

イーロン・マスクがDOGEから身を引くとテスラの株主に説明、不買やボイコットでテスラの純利益は71%減少 – GIGAZINE


マスク氏は2024年の選挙期間中やトランプ氏の当選直後、世界各国の指導者らとの会議に出席したり、トランプ政権の閣僚選びに協力したりして、かなり忙しく過ごしていました。しかし、EVの義務化に反発しており気候変動問題にも否定的なスタンスであるトランプ氏とマスク氏の接近が強まるにつれ、一部の従業員は持続可能なエネルギーインフラを支援するテスラの使命が守られるのか不安に思い始めたとのこと。

テスラの幹部であるマイク・スナイダー氏は2024年11月下旬、マスク氏の政治的な動きがビジネスの支障にはならないとして、従業員を安心させようと会議を開きました。会議の中でスナイダー氏は、「それが明らかに激動で、感情的な期間だったことは認めます」と言うと共に、「トランプ氏の敵になるよりも、イーロンがトランプ氏の隣にいる方がいいでしょう」と語ったそうです。

しかし、トランプ氏が導入した相互関税は、最大の自動車市場のひとつである中国におけるテスラのビジネスに悪影響を及ぼし、メキシコやカナダのベンダーに依存するサプライチェーンに混乱をもたらしています。マスク氏はトランプ氏に関税撤回を進言したものの受け入れられず、結果としてトランプ氏のそばにいたことは何の助けにもなりませんでした。

マスク氏は決算説明会で、「私は関税を上げるのではなく下げることを主張し続けますが、私にできることはそれだけです」と述べ、関税引き上げの決定はトランプ大統領によるものだと主張しました。

この記事のタイトルとURLをコピーする

フラッグシティパートナーズ海外不動産投資セミナー 【DMM FX】入金

Source link

Views: 0

RELATED ARTICLES

返事を書く

あなたのコメントを入力してください。
ここにあなたの名前を入力してください

- Advertisment -

Most Popular

Recent Comments