米電気自動車(EV)メーカー、テスラの中国・上海工場からの出荷台数が再び減少した。減少は7カ月連続で、テスラの世界的な不振は悪化している。
中国の全国乗用車市場情報連合会(乗連会)が7日発表した暫定値によると、4月の同工場からの出荷台数は前年同月比6%減の5万8459台だった。中国内向けと輸出向けの内訳は明らかにしていない。

テスラの1-3月の全世界納車台数は3年ぶりの低水準だった。イーロン・マスク最高経営責任者(CEO)の政治への関与が米国や欧州で反発を引き起こし、ブランドが敬遠された。同社は最も人気のある車種の生産を増やしたにもかかわらず、フランスでは4月の新車登録台数がわずか863台にとどまった。
中国でのテスラの問題は、比亜迪(BYD)など強力な中国メーカーの存在だ。BYDは4月に年初来で最高の販売台数を記録し、通年で550万台とする目標の達成に向けて順調に進んでいることを示した。
原題:Tesla’s China Sales Drop Again as Rival BYD Posts Gains(抜粋)
Views: 0