ダイソンは、スティック掃除機「Dyson PencilVac(ペンシルバック) Fluffycones SV50 FC」を5月22日に発売する。価格は84,920円。ヘッドに2つのローラーブラシとLEDライトを備えた新たな方式で直径38mmというスリムな本体で、これまでのサイクロン式とは異なる。
想定するユーザーは、掃除が好きでこだわりを持つ「スーパークリーナー」層のほか、掃除が好きではなく面倒に思う「デューティークリーナー」層もターゲットとしている。従来モデルからの置き換えではなく、新たなシリーズとしてラインナップに加わる。
そのほか、ローラーブラシが1つでライト非搭載の「Dyson PencilVac Fluffy SV50 FF」も同じく5月22日に発売。価格は59,840円。
ダブルのローラーで軽い操作Dyson PencilVac Fluffycones
「Dyson PencilVac Fluffycones SV50 FC」の大きな特徴は、ダイソンで初めて2つのモーターとローラーブラシ「Fluffycones」を備えたヘッド部によるパワフルな掃除性能とスムーズな操作性。
2つのブラシがそれぞれ逆方向に回転し、底面にある4つのキャスターと合わせて、浮かぶような軽い操作を可能にしている。2つのLEDで前後を照らすことにより、前と後ろどちらの細かいゴミも見やすくなり、吸い残しを確認しながら掃除を効率的に行なえる。
Fluffyconesのブラシは円筒形ではなく、2つの円錐を組み合わせたように先端へ向けて細くなる形状。2つのローラーで合わせて4本のコーンが回転する形となっている。髪やペットの毛などがブラシに絡まらず、まとまった毛が先端部から落ちる仕組みとなっている。
側面のブラシ先端部はカバーを設けず、ブラシが壁などへ密着できるのも特徴。左右どちらの側面でも壁際まで付けて掃除できる。
本体にはダイソン最高速の新開発モーターが毎分14万回転する。モーターの直径は28mmで、本体直径38mmの最もスリムなデザインを実現。フラットに寝かせて使える設計で、約9.5cmの低い家具下の奥深いスペースまで届く。
本体重量は1.8kg。スリムな本体は、高いところなどの掃除のしやすさにも配慮したもの。
サイクロン式ではないが、集めたゴミは空気圧縮して捨てやすくするエアーコンプレッションビンを採用。ヘッドを外してシリンジ部をスライドさせることにより、ホコリが舞わずに簡単に捨てられるという。
0.3μmの微粒子を99.9%集めるプリーツ状のフィルターを備え、サイクロンなしでもこれまで通りの補集性能を実現したという。クリアビンとフィルターは水洗いできる。
ダイソン初のアプリ連携スマート掃除機
ダイソン掃除機では初めてスマホアプリと連携するスマートクリーナーとなったのも特徴。スマホとBluetooth接続し、フィルターの手入れ時期や、掃除の方法などがアプリから案内される。手入れのタイミングは、ゴミの量ではなく使用時間に応じた通知となる。そのほか、アプリでは運転モードの初期設定も変更でき、推奨されるエコモード、強モードのどちらで掃除を始めるかをあらかじめ設定できる。
スティック型のほか、ハンディ型、毛絡み防止スクリューツールによるソファや布団掃除にも対応。ブラシ付き隙間ノズルも付属する。
充電スタンドは設置面積がコンパクトな新型で、本体をマグネットで脱着しやすくなっている。スタンドに付属アクセサリーも収納できる。スタンドで本体バッテリーだけでなく交換用バッテリーも同時に充電できるため、充電が切れても予備バッテリーで続けて掃除できる。
運転時間は最長30分(ハンディ時)、Fluffycones時は20分。充電時間は3.5時間。スイッチはトリガーではなくボタン式。本体カラーはマットブラック。
5万円台のDyson PencilVac Fluffy
ローラーブラシが1の「Dyson PencilVac Fluffy SV50 FF」は、ヘッド部が従来のシングルローラーによるFluffyブラシとなっている。LEDは搭載しない。
本体重量は1.3kg。運転時間は最長30分(ハンディ)、Fluffyが25分。充電時間は3.5時間。カラーはマットブラック。マグネット式充電スタンドや、ブラシ付き隙間ノズルが付属する。
🧠 編集部の感想:
ダイソンの新しいスリム掃除機、Dyson PencilVac Fluffyconesは、軽量で操作が簡単なのが魅力です。サイクロン式ではなくとも、高い集塵性能を維持しつつ、ユーザーの利便性を追求しています。また、アプリ連携機能が提供され、現代のライフスタイルに合った便利さがプラスされています。
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