ソニー、画像の真正性を確認できる「Camera Verify」ベータ版を発表
2025年6月26日、ソニー株式会社は新たに「Camera Verify」のベータ版を公開しました。この機能は、画像の真正性情報を専用のURLを介して外部と共有することを可能にします。
1. 真正性カメラソリューションの概要
「Camera Verify」は、ソニーが報道機関向けに提供している真正性カメラソリューションの一部です。このシステムでは、写真が撮影された時に記録された深度情報、撮影日付、およびC2PA形式の電子署名などのメタ情報が含まれています。これらの情報を、専用のWebサイトで検証することができます。
2. 新機能の利用方法
新機能により、報道記事に掲載された写真に真正性情報へのリンクを追加できます。これにより、読者はその画像が生成または改ざんされたものでないことを確かめることができます。具体的には、報道機関が写真と共にこのリンクを提供することで、透明性の向上が期待されています。
3. 対応カメラとライセンス
この真正性情報機能を使用するためには、特定のカメラ機種での使用が必要です。対応機種は以下の通りです：
- α1 II（Ver.2.00以降）
- α1（Ver.3.00以降）
- α9 III（Ver.3.00以降）
- α7S III（Ver.4.00以降）
- α7 IV（Ver.5.00以降）
また、利用には有償のライセンス購入が求められます。
4. 今後の展望
ソニーは、2025年の秋以降に動画の真正性対応も予定しており、映像コンテンツの信頼性向上に向けても取り組んでいく考えです。
この新機能は、特に報道の分野で重要な役割を果たす可能性があり、情報の正確さと信頼性の確保がさらなる関心を集めることが期待されます。
🧠 編集部より：
ソニーの「Camera Verify」: 真正性情報を外部共有する新機能
ソニーが提供する「Camera Verify」は、撮影した画像の真正性を保証するためのサービスです。このベータ版が開始された6月26日（木）、報道機関向けに画像の真正性情報を専用URLで外部に共有できる機能が追加されました。
背景と目的
この新機能は、特に報道やメディア業界において、画像の信頼性を向上させることを目的としています。最近ではフェイクニュースや画像の改ざんが懸念されているため、真正性を証明できる手段が求められています。
具体的な活用方法として、報道記事に写真とともにその真正性情報へのリンクを掲載することで、撮影された画像が本物であることを証明します。
真正性情報の詳細
「Camera Verify」では、撮影時に記録された以下のような情報が含まれます：
- 3D深度情報: 画像の空間的情報。
- 撮影日付: 画像が撮影された日時。
- C2PA形式の電子署名: データを改ざんされていないことを証明するための署名。
これらの情報は、特定のソニー製カメラ（α1 II、α1、α9 III、α7S III、α7 IVなど）で利用可能で、使用するためには有償のライセンスが必要です。
今後の展望
ソニーは2025年秋以降、動画の真正性にも対応する予定です。これにより、静止画だけでなく動画コンテンツの信頼性も向上させる狙いです。
豆知識
- C2PA（Coalition for Content Provenance and Authenticity）は、デジタル内容の真正性を確保するための標準規格で、メディアサプライチェーン全体での透明性を高めることを目的としています。
関連リンク
この新機能は、撮影されたコンテンツの信頼性を確保するための一歩として期待されています。今後の展開にも注目が集まります。
-
キーワード: 真正性情報
※以下、出典元
▶ 元記事を読む
Views: 0
