実機を聴いてみた。開放型でも装着安定感は高め
発売に先駆けて実機を触ってきた。ケースはプラスチック製だが肌触りが良く、質感は高め。蓋の開閉もスムーズだが、少し“カチャカチャ”とした手触りで、このあたりは値段相応といった印象だった。
イヤフォンはインナーイヤー型で、装着は耳穴付近に乗せるようなイメージで、着けている感覚はアップルのEarPodsなどに近い。座った状態で首を激しく左右に振ってみてもイヤフォンがズレたり、耳から落ちたりすることはなかったので、装着時の安定感は高めな印象。軽いジョギング程度なら問題なく使用できそうだった。
肝心のサウンドは、iPhone 16 Proとペアリングしてチェックした。音源にはApple Musicを使用している。
サウンドの傾向としては明瞭で伸びやかな中高域と、軽やかな低域が味わえる。「サカナクション/怪獣」では山口一郎のボーカルが伸びやかで心地良い。開放型イヤフォンということもあり、量感があって身体の芯に響くような低域は味わえないものの、軽快で小気味よい低域だった。
女性ボーカルとも相性が良く、「tuki./月面着陸計画」では伸びやかでクリアな歌声を堪能できる。一方でより低音の迫力を楽しみたい人は少し物足りなさを感じてしまうかもしれない。
ゼンハイザー初の開放型イヤフォン「ACCENTUM Open」
🧠 編集部の感想:
ゼンハイザーの初のオープン型イヤフォン「ACCENTUM Open」は、装着感が良好で、軽い運動中でもずれにくいのが魅力です。音質は明瞭で中高域が伸びやかですが、低音の迫力には少し物足りなさを感じるかもしれません。価格も約17000円と手頃で、音楽を楽しむには良い選択肢だと思います。
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