土曜日, 5月 17, 2025
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ゼロから始める生成AI ― ChatGPT編Negitoro

🧠 概要:

概要

この記事は、完全初心者向けにChatGPTのアカウント登録からチャット開始までの手順を解説しています。生成AIやChatGPTについての基本的な情報を提供し、特別な技術や知識がなくても利用できることを強調しています。画像付きのステップバイステップのガイドにより、誰でも簡単に生成AIの世界に入り込むことができます。

要約の箇条書き

  • 目標読者: 生成AIに興味があるが未経験の人々。
  • 生成AIの定義: 大量のデータを基に新しいコンテンツを自動生成するAI。
  • OpenAIについて: AIの安全性と全人類への恩恵を目指す企業。
  • GPTについて: 自然言語処理の大型モデルで、進化し続ける。
  • ChatGPTの特徴:
    • 自然な対話インターフェース
    • 文脈理解と記憶能力
    • マルチモーダル対応(テキスト、画像、音声)
    • 多言語対応
    • 幅広いタスク実行能力
  • プラン体系: 無料プランから企業向けプランまで。
  • アカウント作成手順: ウェブブラウザを使い、簡単なステップでアカウントを登録し、ログインしてチャットを開始する。
  • 次回予告: 次回はChatGPTの効果的な使い方やプロンプト作成について。

ゼロから始める生成AI ― ChatGPT編Negitoro

Negitoro

2025年5月17日 00:42

Part1: アカウント登録とチャット開始まで

リード

生成AIを触ったことがない完全初心者の方へ。
このNoteでは、まず最も代表的な生成AIの一つである ChatGPT のアカウント登録から、実際にチャットを開始できる画面に到達するまでを、画像付きでステップバイステップで丁寧に解説します。プログラミングの知識や難しい専門用語は一切不要です。インターネットブラウザさえあれば、今日から誰でも簡単に、話題の生成AIを体験し、その可能性に触れることができます。さあ、一緒にChatGPTの世界へ第一歩を踏み出しましょう!

このNoteの構成

  1. Part1: アカウント登録とチャット開始まで(本章)

    • 生成AIとは?

    • OpenAI とは?

    • GPT とは? (o1, o3などのモデルファミリーについても言及)

    • ChatGPT とは?

    • ChatGPTの主な特徴

    • GPTモデルの進化と日本語対応 (GPT-4o mini, o1, o3についても言及)

    • なぜChatGPTを選ぶのか?

    • ChatGPTのプラン体系(2025年5月現在)

    • アカウント作成から初回チャット画面までの手順

このシリーズを読み終える頃には、あなたの業務や日々の趣味活動の中で、ChatGPTをすぐに活用できるレベルに到達することを目指します。

対象読者と動作環境

  • 対象読者:

    • 生成AIという言葉は聞いたことがあるが、実際に使ったことはない方

    • ちょっと乗り遅れたかなと思っているそこのあなた

    • ChatGPTに興味があるビジネスパーソン、学生、クリエイターの方

    • 新しい技術を学び、日々の作業効率を上げたいと考えている全ての方

  • 動作環境:

    • OS: Windows、macOS、Linux、ChromeOS など、主要なOSに対応

    • ブラウザ: 最新バージョンの Chrome、Edge、Safari、Firefox を推奨

    • (スマートフォンやタブレットのブラウザでも利用可能ですが、本解説ではPCブラウザを基準とします)

  • 必要なもの:

    • 有効なメールアドレス

    • または、Googleアカウント、Microsoftアカウント、Appleアカウントのいずれか

    • スマートフォン(SMSによる電話番号認証のため)

生成AIとは?

  • 生成AI(Generative AI) とは、大量のデータ(テキスト、画像、音声、コードなど)を事前に学習し、その学習内容に基づいて、ユーザーからの指示(これを「プロンプト」と呼びます)に応じて新しい、オリジナルのコンテンツを 自動で生成 することができる人工知能技術の一分野です。

  • その仕組みは、まるで人間が言葉を覚え、文章のパターンを理解するように、AIがデータの中から関連性や構造、特徴を統計的に学習することに基づいています。そして、次に来るべき単語や画像のピクセルなどを「予測」することで、自然な文章や美しい画像などを創り出します。この予測を行うモデルの代表例として、自己回帰型言語モデル(Autoregressive Language Model)拡散モデル(Diffusion Model) などがあります。

  • 主な活用例:

    • 文章作成: 記事やブログ投稿のドラフト作成、メールの文面作成、小説や詩の創作支援、キャッチコピーのアイデア出し

    • 情報処理: 長文ドキュメントの要約、複雑な情報の分かりやすい説明、多言語間のリアルタイム翻訳

    • プログラミング支援: コードの自動生成、バグの発見と修正提案、コードの解説

    • アイデア発想: 新規事業のアイデアブレインストーミング、イベント企画の提案

    • クリエイティブ制作: 画像生成、音楽作曲、キャラクターデザインのコンセプト作成

    • 学習支援: 難しい概念の解説、練習問題の作成、語学学習の会話相手

OpenAI とは?

  • OpenAI (オープンエーアイ):
    人工知能(AI)の安全性と、その恩恵が全人類に行き渡ることを目指す研究開発企業です。2015年にサム・アルトマン氏、イーロン・マスク氏(現在はOpenAIの経営には関与しておらず、2018年に共同会長職を辞任)、その他数名の著名な研究者や投資家によって共同設立されました。当初は非営利団体としてスタートしましたが、研究開発資金の必要性から2019年に利益に上限を設けた営利企業「OpenAI LP」を設立しています。OpenAIのミッションは、人間と同等もしくはそれ以上の知能を持つ汎用人工知能(AGI)が、人類全体にとって有益なものになるよう研究を進めることです。最先端のAI技術を開発し、その成果の一部をAPIやChatGPTのようなサービスとして提供しています。

GPT とは?

  • GPT (Generative Pre-trained Transformer / ジェネレーティブ・プリトレインド・トランスフォーマー):OpenAIが開発した、自然言語処理のための大規模言語モデル(LLM: Large Language Model)のシリーズ名です。その名の通り、「Transformer(トランスフォーマー)」という革新的な深層学習のアーキテクチャを基盤としており、インターネット上の膨大なテキストデータやその他のデータセットを用いて事前に広範囲な知識を学習(Pre-trained)しています。

    GPTシリーズは、GPT-1から始まり、GPT-2、GPT-3、GPT-3.5、GPT-4と進化を遂げてきました。そして2024年5月には、テキスト、音声、画像を統合的に扱えるフラッグシップマルチモーダルAIであるGPT-4o (ジーピーティーフォーオー、「o」はomni:「全て」の意) を発表し、その性能と応答速度、効率性で再び大きな注目を集めました。

    さらにOpenAIは、特定の能力に特化したモデルや、効率性を高めたモデル群も開発・発表しており、モデルラインナップは継続的に拡充・進化しています。例えば、より高度な推論能力を持つことを目指す**「o1」(オーワン)や「o3」(オースリー)といったモデルファミリー、また、GPT-4oの能力をより多くのユーザーに届けやすくするための軽量版である「GPT-4o mini」**(ジーピーティーフォーオーミニ)などがこれにあたります。これらのモデルは、バージョンが上がるごとに、より複雑な指示の理解、長文の処理能力、推論能力、そして日本語を含む多言語での自然なコミュニケーション能力が飛躍的に向上しています。

ChatGPT とは?

  • ChatGPT (チャットジーピーティー):
    OpenAIが開発したGPTモデルの強力な言語能力を、対話形式(チャットインターフェース) を通じて誰でも直感的かつ容易に利用できるようにしたアプリケーションおよびサービスの総称です。2022年11月末のリリース以来、その自然で高度な会話能力や多様なタスクをこなせる汎用性から、世界中で急速にユーザー数を増やし、生成AIブームの火付け役となりました。
    ChatGPTは、ウェブブラウザ版に加えて、スマートフォンアプリ(iOSおよびAndroid)も提供されており、アクセシビリティも向上しています。 当初は主にテキストベースの対話が中心でしたが、GPT-4oのようなマルチモーダルモデルの登場により、画像を入力してそれについて質問したり、音声で自然に会話したりする機能も強化されています。

ChatGPTの主な特徴

  1. 直感的で自然な対話インターフェース:
    特別なコマンドやプログラミング知識は不要です。日常会話で使うような自然な言葉で質問したり、指示を出したりするだけで、AIが人間と会話するように応答してくれます。

  2. 高度な文脈理解と記憶:
    会話の流れ(文脈)を記憶し、以前の発言内容を踏まえた上で応答することができます。これにより、より長く、より複雑な話題についても、人間と話しているかのようにスムーズなコミュニケーションが可能です。有料プランでは、過去の会話を参照する機能も提供されています。

  3. マルチモーダル対応 (特にGPT-4o以降):
    テキストだけでなく、画像や音声を入力として理解し、それに対して応答することができます。 例えば、スマートフォンのカメラで撮影した写真について質問したり、音声で会話したりすることが可能です。 また、テキストの指示に基づいて画像を生成する機能も統合されています。

  4. 多言語対応:
    日本語はもちろん、英語、中国語、スペイン語、フランス語、ドイツ語など、非常に多くの言語に対応しており、高精度な翻訳ツールとしても活用できます。 GPT-4oでは、特に英語以外の言語における処理効率や品質も向上しています。

  5. 多様なタスク実行能力:
    簡単な質問応答から、記事やメールの草稿作成、長文の要約、プログラミングコードの生成・デバッグ支援、アイデア出し、データ分析、学習支援まで、驚くほど幅広い知的作業をサポートします。

  6. 機能拡張性とエコシステム (GPTsなど):

    • ファイルアップロードとデータ分析: CSV、PDF、画像ファイルなどをアップロードし、その内容を分析させたり、グラフを作成させたり、要約させたりすることができます。 この機能は以前「Code Interpreter」、後に「Advanced Data Analysis」と呼ばれていましたが、現在ではChatGPTのコア機能として統合されています。

    • ウェブブラウジング機能: ChatGPTがインターネットにアクセスし、最新情報を検索して回答に含めることができます(主に有料プラン向け)。

    • 画像生成 (DALL·E 3統合): テキストによる指示に基づいて、高品質なオリジナル画像を生成できます。 GPT-4oではこの画像生成機能がよりネイティブに統合され、指示への追従性も向上しています。

    • GPTs (ジーピーティーズ): 特定の目的やタスクに合わせてユーザーがChatGPTをカスタマイズして作成できる「カスタム版ChatGPT」です。 例えば、「特定の文体でメールを作成するGPT」や「特定の専門分野の質問に答えるGPT」などをノーコードで作成・共有できます。 GPT Storeも提供されており、他のユーザーが作成した便利なGPTsを見つけて利用することも可能です。

  7. API提供:
    開発者は、ChatGPTの基盤となっているGPTモデル群(GPT-4o, GPT-4o mini, GPT-4, o1, o3など)をAPI経由で自身のアプリケーションやサービスに組み込むことができます。 これにより、自社製品にAI対話機能やコンテンツ生成機能などを統合することが可能になります。(本Noteでは主にエンドユーザー向けの解説を行いますが、このような高度な利用方法も存在します。)

  8. 継続的なモデル改善と新機能の追加:
    OpenAIは、モデルの性能向上(より賢く、より速く、より安全に)や、新しい便利な機能の追加を継続的に行っています。 無料プランでも最新モデルの一部機能が利用可能になるなど、進化の恩恵は全てのユーザーに及んでいます。

GPTモデルの進化と日本語対応

OpenAIのGPTモデルは、目覚ましいスピードで進化を続けています。

  • GPT-3.5: ChatGPTの無料プランでも引き続き利用できるモデルの一つです。日常的な会話、簡単な文章作成や要約、翻訳などで十分な性能を発揮します。応答速度も比較的速いのが特徴です。

  • GPT-4: 有料プラン(Plus, Team, Enterprise)で利用可能な、より高性能なモデルです。長文の理解力、論理的な推論能力、複雑な指示への対応精度が格段に向上しています。専門的な知識を要する質問や、創造性が求められるタスクにも高い能力を発揮します。

  • GPT-4o (“o” for “omni”): 2024年5月に発表されたOpenAIの主力フラッグシップモデルです。テキスト、音声、画像の入出力をシームレスに扱えるマルチモーダルAIで、GPT-4 Turboに匹敵する知能を持ちながら、応答速度が大幅に向上し、コスト効率も改善されました。特に音声対話のリアルタイム性は飛躍的に高まり、より自然なインタラクションを実現します。無料プランのユーザーにも利用枠に制限はありますが提供されており、有料プランではより多くの機能と利用枠が提供されます。

  • GPT-4o mini: GPT-4oの能力をより広範囲のユーザーに提供するために最適化された、軽量で高速なモデルです。無料プランのユーザーが主に利用することになり、日常的なタスクにおいて優れたコストパフォーマンスを発揮します。

  • o1(オーワン)ファミリー: 特に高度な推論能力、複雑な問題解決、長文理解に特化して開発されているモデル群です。より専門的で困難なタスクに対応することを目指しており、有料プランの上位ユーザーやAPIを通じて提供されることが想定されています。「o1 Pro」のような高性能版も存在します。

  • o3(オースリー)ファミリー: こちらも特定の能力、例えばより人間らしい自然な会話や、創造性の高いコンテンツ生成などに特化して開発が進められている可能性があります。o1と同様に、特定のユースケースで高いパフォーマンスを発揮することが期待されます。

  • その他の次世代モデル群: OpenAIは、上記以外にも継続的に新しいモデルや既存モデルの改良版を開発しています。これらは、特定のタスクにおける性能向上、効率性の改善、安全性の強化などを目的としており、順次ChatGPTのサービスやAPIに統合されていくことになります。

これらのモデルは、日本語のデータも大量に学習しており、非常に自然で流暢な日本語で対話することが可能です。初期の翻訳ソフトのような不自然さはほとんど感じられません。特にGPT-4以降のモデル、そしてGPT-4oやその派生モデルでは、日本語のニュアンスや文脈の理解度が大きく向上しています。

なぜChatGPTを使うのか? 利用するメリット

数ある生成AIツールの中で、なぜChatGPTがこれほどまでに注目され、多くの人に利用されているのでしょうか。初心者の方にも分かりやすいメリットをいくつかご紹介します。

  • 圧倒的な生産性向上:
    メールの返信作成、会議の議事録要約、プレゼン資料の構成案作成といった定型的な業務や時間のかかる作業をChatGPTに任せることで、作業時間を大幅に削減できます。 これにより、より創造的で重要な業務に集中する時間を増やすことができます。

  • 強力な学習・情報収集パートナー:
    新しい分野を学ぶ際、専門書を読んでも理解が難しい概念や、プログラミングでエラーが出た際の解決策などを質問すれば、ChatGPTが分かりやすく解説してくれたり、具体的なコード例を提示してくれたりします。24時間いつでも気軽に質問できる家庭教師のような存在です。

  • 無限のアイデア発想支援:
    新しい企画やビジネスアイデアを考える際、一人で悩むよりもChatGPTに壁打ち相手になってもらうことで、多様な視点からの意見や斬新なアイデアのヒントを得られることがあります。 ブレインストーミングの活性化に役立ちます。

  • コスト削減の可能性:
    簡単な文章作成や翻訳、デザインのラフ案作成などを外部に委託していた場合、その一部をChatGPTで内製化することで、外注コストを削減できる可能性があります。もちろん、最終的な品質担保は人間が行う必要がありますが、初期ドラフト作成の効率は格段に上がります。

  • 初心者でも始めやすい手軽さ:
    専門知識や高価なソフトウェアは不要で、ウェブブラウザとメールアドレス(または既存のソーシャルアカウント)があればすぐに無料で使い始められます。 直感的なチャット形式なので、誰でも簡単にAIとの対話を体験できます。

  • 継続的な進化と機能追加:
    OpenAIは常にモデルの改善と新機能の開発に取り組んでおり、ChatGPTは日々賢く、より便利になっています。 一度使い方を覚えれば、将来にわたって役立つスキルとなるでしょう。

注目ポイント: 生成AIは非常に強力なツールですが、万能ではありません。AIが生成する情報は、時として不正確であったり、偏っていたり、古かったりする場合があります(これを「ハルシネーション」と呼ぶこともあります)。 そのため、生成された内容は必ずご自身でファクトチェック(事実確認)を行い、鵜呑みにせず、必要に応じて修正・加筆する ことが非常に重要です。あくまで「賢いアシスタント」として活用しましょう。

ChatGPTのプラン体系(2025年5月現在)

プラン体系

ChatGPTを利用するには、いくつかのプランが用意されています。まずは無料プランから始めて、必要に応じて有料プランへのアップグレードを検討するのが良いでしょう。

はじめに:プラン選択の考え方

どのプランが自分に適しているかは、利用目的、頻度、求める機能によって異なります。

  • ちょっと試してみたい、基本的な機能で十分: Freeプラン

  • より高性能なモデルを使いたい、高度な機能も活用したい: Plusプラン (またはProプラン)

  • チームで共同利用したい、管理機能を強化したい: Teamプラン

  • 大規模な組織で、セキュリティやカスタマイズ性を重視したい: Enterpriseプラン

1. Freeプラン (無料)

  • 特徴・できること:

    • GPT-4o miniモデル(一部地域ではGPT-4.1 miniに置き換えられる可能性あり)へのアクセス。高性能なGPT-4oモデルへのアクセスも可能ですが、利用回数に制限があります。

    • 基本的なチャット機能(質問応答、文章作成、要約、翻訳など)。

    • 会話履歴の保存。

    • 多くのGPTs(カスタム版ChatGPT)へのアクセス(利用制限あり)。

    • ファイルアップロード(PDFやドキュメントなど)、画像入力・分析画像生成データ分析機能(それぞれ利用制限あり)。

    • Webブラウジング機能(リアルタイム検索)。

    • 標準の音声モード利用(制限あり)。

    • 一時チャット(Incognito Mode)機能:会話履歴を保存せず、モデル学習にも使用されません。

  • 制限事項:

    • 高性能モデル(GPT-4oなど)の利用にはメッセージ数や時間あたりの利用回数に上限があります。上限に達すると、一時的に標準モデル(GPT-4o miniなど)に切り替わるか、利用が制限されることがあります。

    • 混雑時には応答が遅くなったり、利用が一時的に制限されたりすることがあります。

    • Advanced Data Analysis(高度なデータ分析)や一部の高度な音声モードなどは制限付きとなるか、利用できない場合があります。

  • 料金: 無料。

  • こんな人におすすめ:

    • まずはChatGPTがどんなものか体験してみたい方。

    • 日常的な簡単な質問や文章作成支援が主な目的の方。

    • 利用頻度がそれほど高くない方。

2. Plusプラン (個人向け有料プラン)

  • 特徴・できること:

    • GPT-4oおよびGPT-4、さらにGPT-4.1のような最新・高性能モデルへの優先的かつより多くのアクセス。Freeプランよりも大幅に多くの利用枠が提供されます。

    • ピークタイムでも高速な応答が期待できます。

    • Advanced Data Analysis: Pythonコードを実行し、データの分析、グラフ作成、ファイル変換などがより多くのリソースで利用可能。

    • Webブラウジング機能のより安定した利用。

    • DALL·E 3統合による画像生成: テキスト指示から高品質な画像をより多く生成可能。

    • GPTsの作成と利用: 特定の目的に特化したカスタム版ChatGPTを作成したり、他の人が作成したGPTsを制限なく利用可能。

    • Memory機能: 過去の会話内容を記憶し、今後の対話に活かす機能(設定でオンオフ可能)。

    • 高度な音声モード(ビデオや画面共有機能を含む場合がある)の利用。

    • Deep Research機能へのアクセス(制限あり、Dropbox、GitHub、Microsoft Sharepoint/OneDriveとの連携機能を含む)。

    • Sora動画生成機能への限定的なアクセス。

    • 研究プレビュー版モデルへの早期アクセスの可能性。

    • Canvasワークスペース(テキスト編集とチャットを組み合わせたビジュアルインターフェース)の利用。

  • 料金: 月額20米ドル。 日本円での価格は為替レートにより変動し、アプリ内課金の場合は手数料が上乗せされることがあります。

  • こんな人におすすめ:

    • ChatGPTを頻繁に利用し、より高度な機能や性能を求める個人ユーザー。

    • 仕事や研究で専門的な内容を扱ったり、長文の分析を行ったりする方。

    • 画像生成、データ分析、最新モデルへのアクセスなど、多機能性をフルに活用したい方。

3. Proプラン (高性能を求める個人・プロフェッショナル向け有料プラン)

  • 特徴・できること:

    • Plusプランの全機能に加え、GPT-4oやo1 Proモードなどの全ての推論モデルへのアクセスが無制限(常識的な利用の範囲内)。

    • より複雑なクエリに対応する高計算量のo1 Proモードの利用。

    • 高度な音声モードにおけるビデオや画面共有の利用上限緩和。

    • Deep Researchの利用上限緩和。

    • Sora動画生成機能へのより包括的なアクセス。

    • **Operator(AIエージェント)**などの最新機能へのアクセス(提供状況は地域により異なる場合があります)。

  • 料金: 月額200米ドル。

  • こんな人におすすめ:

    • ChatGPTの最先端の機能を最大限に活用したい専門家、開発者、研究者。

    • 非常に高い処理能力や、複雑なタスクの実行を日常的に必要とするユーザー。

    • 最新のAIエージェント機能や動画生成機能を試したい方。

4. Teamプラン (チーム・小規模ビジネス向け有料プラン)

  • 特徴・できること:

    • Plusプランの多くの機能(モデルアクセス権はProプランに準じる場合がある)。

    • より高いメッセージ上限: GPT-4o、GPT-4などの高性能モデルをPlusプランよりもさらに多く利用可能。

    • 管理者コンソール: ワークスペース内のメンバー管理(ユーザー追加・削除)、ロール設定、利用状況の確認が可能。

    • チームメンバー間でのGPTs共有: チーム専用のカスタムGPTsを作成し、安全にワークスペース内で共有。

    • データのプライバシー保護強化: チームのデータはデフォルトでモデル学習に使われません。

    • より大きなコンテキストウィンドウ(一度に処理できる情報量)。

    • チームのGoogle Driveなどの情報を連携し、パーソナライズされた回答を生成する機能。

    • 最低2ユーザーから利用可能(プランにより最低ユーザー数が異なる場合あり)。

    • 一括請求。

  • 料金:

    • 月額プラン: 1ユーザーあたり30米ドル/月。

    • 年間プラン: 1ユーザーあたり25米ドル/月(年払い)。

  • こんな人におすすめ:

    • 中小企業や部門単位でChatGPTを導入し、チーム全体の生産性を向上させたい組織。

    • 共同作業や情報共有をスムーズに行いたいチーム。

    • データ管理やセキュリティを重視するビジネス利用。

5. Enterpriseプラン (大規模組織向け有料プラン)

  • 特徴・できること:

    • Teamプランの全機能に加え、さらに高度なセキュリティ、管理、カスタマイズ機能を提供。

    • 実質的に無制限かつ最高速の高性能モデルアクセス(GPT-4o、o1シリーズなど)。

    • 非常に長いコンテキストウィンドウ: 一度により多くの情報を処理可能。

    • エンタープライズレベルのセキュリティとプライバシー: SAML SSO(シングルサインオン)対応、SCIM(System for Cross-domain Identity Management)、データ暗号化(AES-256、TLS 1.2+)、SOC 2 Type 2などのコンプライアンス対応、カスタムデータ保持ポリシー。

    • 専用の管理者コンソールと高度な分析機能: 詳細な利用状況の把握と管理、グループ権限設定。

    • APIクレジットの提供やカスタムモデルの構築支援(要相談)。

    • 専任のアカウントチームと強化されたサポート、テーラードオンボーディング。

    • ドメイン検証、データレジデンシーオプション。

  • 料金: 個別見積もり (OpenAIの営業担当への問い合わせが必要)。 報道によると、1ユーザーあたり月額60ドル程度、最低150ユーザーから、最低12ヶ月契約といった条件が提示された例もあるようです。

  • こんな人におすすめ:

    • 従業員数の多い大企業や、高度なセキュリティ・コンプライアンス要件を持つ組織。

    • 自社の業務プロセスに深くChatGPTを組み込み、大規模な展開を計画している企業。

    • 専用のサポートやカスタマイズ、詳細な利用分析を必要とする組織。

注: OpenAIは新しい料金体系(週単位や生涯プランなど)を検討している可能性も報じられていますが、2025年5月現在、上記が主要な公式プランです。 また、特定の教育機関向けに「ChatGPT Edu」というプランも提供されています。

<!– 画像挿入ポイント: 各プランの料金や主な特徴をまとめた比較表の画像 –>

プランのアップグレードについて

Freeプランから有料プランへのアップグレードは、ChatGPTの画面内から簡単に行うことができます。支払い情報を登録し、希望のプランを選択するだけです。

Step1: ChatGPTへのアクセス

それでは、実際にChatGPTのアカウントを作成していきましょう。

  1. お使いのウェブブラウザ(Chrome、Edge、Safariなど)を開き、アドレスバーに以下のURLを直接入力するか、クリックしてください。

    1. https://chat.openai.com/

    2. または、Googleなどの検索エンジンで「ChatGPT」と検索し、公式サイト (openai.com ドメインであることを確認) にアクセスします。

ランディングページログインしなくても使えます。(ちょっとだけ。)

Step2: アカウント作成の開始

ChatGPTのウェブサイトにアクセスすると、以下のような画面が表示されます。初めて利用する場合はアカウントを作成する必要があります。

  1. 画面中央付近にある 「Sign up」 (サインアップ) ボタンをクリックします。
    もし「Log in」(ログイン) と「Sign up」が並んで表示されている場合は、「Sign up」を選んでください。

  1. アカウント作成方法の選択画面が表示されます。以下のいずれかの方法でアカウントを作成できます。

    • メールアドレスで作成: 新しくメールアドレスとパスワードを設定します。

    • Googleアカウントで続ける (Continue with Google): 既存のGoogleアカウントと連携して作成します。

    • Microsoftアカウントで続ける (Continue with Microsoft Account): 既存のMicrosoftアカウントと連携して作成します。

    • Appleアカウントで続ける (Continue with Apple): 既存のAppleアカウントと連携して作成します。

  2. メールアドレスで作成する場合:一番上の入力欄に、登録に使用したいあなたのメールアドレスを入力します。

    入力したら、「Continue」 (続ける) ボタンをクリックします。

    1. <!– 画像挿入ポイント4: メールアドレス入力欄にダミーのメールアドレスが入力され、「Continue」ボタンがハイライトされたスクリーンショット –>

  3. 次に、ChatGPTアカウント用の パスワードを設定 します。パスワードはセキュリティのため、他のサービスで使っていない、推測されにくい複雑なもの(大文字・小文字・数字・記号を組み合わせ、一定以上の長さ)を設定しましょう。画面に表示されるパスワードの条件を確認してください。

    入力したら、「Continue」 (続ける) ボタンをクリックします。

Step3: 他要素認証※任意

次に、アカウントのセキュリティを強化し、不正利用を防ぐために他要素認証による認証を設定しておきましょう。

ログイン後に右上のアイコンを押すと設定画面を開けます。
設定画面からセキュリティを選んで、多要素認証を有効にするを押しましょう。

Tip: 多要素認証は、アカウントの乗っ取り防止や、同一人物による大量のアカウント作成を防ぐために重要なステップです。使わない設定もできますが可能な限り設定しましょう。
SMSが届かない場合は、入力した電話番号が正しいか、スマートフォンの電波状況が良いか、SMSの受信拒否設定がされていないかなどを確認してください。時間を置いても届かない場合は、コードの再送信を試みてください。

Step6: ログインとチャット開始画面へ!

通常は自動的にChatGPTのメイン画面にログインした状態になります。

  1. もし自動でログインされなかったり、一度ログアウトして再度利用したりする場合は、ChatGPTのトップページ (https://chat.openai.com/) にアクセスし、今度は 「Log in」 (ログイン) ボタンをクリックします。
    登録時に使用したメールアドレスとパスワードを入力するか、連携したGoogle/Microsoft/Appleアカウントでログインしてください。

  1. 初回ログイン時には、ChatGPTの利用に関するいくつかの注意事項やヒントがポップアップウィンドウで表示されることがあります(例:情報の正確性、個人情報の入力についてなど)。内容をよく読んで、確認ボタン(「OK, let’s go」、「Next」、「Done」など)をクリックして進んでください。

  1. すると、以下のようなChatGPTのメインチャット画面が表示されます。これが、あなたがAIと対話を行うための基本的なインターフェースです。

  1. 新しいチャットを開始するには、左上の 「+ New chat」 (または類似の「+」アイコン) をクリックします。すると、中央のチャットエリアがクリアされ、新しい会話を始める準備が整います。

以上で、アカウント登録からChatGPTでチャットを開始できる状態になりました!
いよいよ、AIとの対話が始まります。

次回予告

Part2:チャットの使い方

次回は、実際にChatGPTに何をどのように話しかければ良いのか、効果的な「プロンプト」の作り方の基本と、ChatGPTの能力を最大限に引き出すためのコツを掴んでいきましょう。

Negitoro



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