土曜日, 6月 7, 2025
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セッション定番曲その218:Going Down by Don Nix, Freddie King , JBG, etc.Kohji Yoshida

🧠 概要:

概要

この記事は、Don Nixが作曲した「Going Down」という曲についての解説です。この曲はブルースフィーリングのあるロック曲で、セッションでの利用がしやすいとされています。多くのアーティストにカバーされ、様々なアレンジが可能なため、多くのミュージシャンに親しまれています。

要約の箇条書き

  • 曲の特徴: 「Going Down」はブルースフィーリングのあるロック曲で予測しやすく、セッションに適している。
  • 作曲者: Don NixはStaxレーベル出身で、1960年代半ばにLAに移住し、ブルースロックの代表曲を手がけた。
  • 人気の理由: 米国南部の雰囲気やソウル音楽の影響を受けており、アレンジが多様であることが人気の秘密。
  • カバーアーティスト: Freddie KingによるヒットバージョンやJeff Beck Groupの演奏が特に評価されている。
  • ピアノの重要性: 曲中のファンキーなピアノが特徴的で、ピアニストも活躍できる場を提供する。
  • セッションの利便性: 曲はライブ録音が多く、即興性が求められるセッションでの演奏に向いている。
  • 世代間のギャップ: 定番曲の認識に世代間で違いがあり、ブルース進行のロック曲は共通理解をもたらす。
  • 演奏者へのアドバイス: 楽器演奏者も歌うことで演奏に良い影響を与えることができ、曲は歌いやすい。
  • 歌詞の紹介: 記事内では曲の一部歌詞が掲載されている。

セッション定番曲その218:Going Down by Don Nix, Freddie King , JBG, etc.Kohji Yoshida

ロックセッションの定番曲。「ブルースフィーリングのロック曲」は展開が予想しやすいので、セッションでは使い勝手がいいですね。
(歌詞は最下段に掲載)

ポイント1:Don Nix

Don NixはもともとはStaxレーベルのミュージシャンでしたが、1960年代半ばにLAに移り住んで自分の作品作りを始めました。Leon Russell親分が呼んだのかもしれません。この「Going Down」が一番知られている曲で、ブルースロック定番曲になっています。米国南部っぽい雰囲気やソウル音楽っぽい雰囲気もあるので、様々にアレンジ出来るのが人気の秘密だと思います。

Freddie King
1971年録音、これが一番最初にヒットしたバージョンだと思います。完全に「ブルースロック」的な録音。それ以前の泥臭さが抜けて、より幅広い層にアピール出来るアレンジになっています。

ポイント2:Jeff Beck Group

1972年にこのギターソロは突き抜けていますね。予測不能な音色と展開。

ブルースロックなので当然(エレキ)ギターが中心ですが、この曲の特徴はファンキーなピアノが重要な役割を担っていること。それは原曲から顕著でしたが、Jeff Beck GroupではMax Middletonが気持ちよく暴れまくっています。メロウなエレピのイメージの強いプレイヤーですが、ロックピアノもいいですね。

ブルースセッションやロックセッションはどうしてもギタリストが曲をリクエストすることが多いですが、ピアニストの方もどんどんリクエストして暴れましょう*。

*ライブハウスのピアノを借りて演奏する時は丁寧に弾きましょうね

ポイント3:どんどん聴いてみよう

スタジオ録音よりもライブ録音が多いですね。集まったメンバーでセッション的に何かやろうとなった時に向いている曲なんでしょうね。

Stevie Ray Vaughan And Double Trouble with Jeff Beck

The Who


The Rolling Stones, John Mayer, Gary Clark Jr.


Joe Bonamassa


Ally Venable & Danny Garwood

冒頭でAlly姉さんがDanny少年に進行を教えてあげていますね。

ポイント4:「とりあえず何かやろう」という時の曲

ロック曲ってリフが命だったり、構成が意外と凝っていたりして、事前打ち合わせ抜きのセッションイベントでいきなり一緒にやるのが難しい時があります。いわゆる「定番曲」も世代が違うと全然異なっていて、オジサン(オバサン)世代が年下世代に対して「えっ、ストーンズのあの曲知らないの?」とか「Deep Purpleって聞いたことある?ない!?」とか言っているのを聞いたことがあります。多くの「ロックセッション」が同世代だけの集まりだったり、事前エントリー制だったりするのはそのせいですね。

という時に便利なのが、ブルース進行のロック曲。ストレートブルースよりもキメがあったり定番リフがあったりしますが、流れは分かりやすいし、リズム隊の役割も明確だし、ソロもとりやすいし。

上記の動画でも女性ギタリストが(たぶん)ゲスト参加した少年ギタリストに下がっていくところの進行をステージ上で教えていますね。Dannyくんの適応力もさすがで、いいソロを弾いています。

キーがGの場合

ポイント5:演奏する人は歌ってみよう

楽器を演奏する人でなぜか頑なに「歌うこと」を拒む人もいますよね。「いや、自分はギタリストだから」「他に歌が上手い人がいるから」とか。でも楽器奏者ならではタイム感や曲への没入感があるので、それを活かさないのは本当にもったいないと思います。歌うことで楽器演奏にも絶対に良い影響があります。

この「Going Down」などは演奏しながら歌いやすい曲だと思います。美声である必要はないし、声域が広くなくても大丈夫。普段の話し声からは想像出来ないくらい味のある歌を聴かせてくれる楽器奏者にも沢山会いました。

◼️歌詞

Yes, I’m going down
I’m going down, down, down, down, down
I’m going down
I’m going down, down, down, down, down
Yes, I got my big feet in the window
I got my head on the ground

Let me down
And close that boxcar door
Yes, let me down
And close that boxcar door
Well, I’m goin’ back to Chattanooga
And sleep on sister Irene’s floor



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