こちらは「株式会社ハピスキ」の提供記事です。
初年度は年会費無料、翌年以降も11,000円(税込)と、アメックスの中では比較的リーズナブルに利用できる点が魅力の「セゾンゴールド・アメリカン・エキスプレス®・カード(以下セゾンゴールド・アメックス・カード)」。年1回以上の利用で、実質年会費が無料になるのもメリット。
プライオリティパスに優遇価格で登録できるため、国内主要空港だけではなく世界1,700カ所以上のラウンジを利用できます。
とはいえ、最近では実質年会費無料で空港ラウンジを利用できるクレジットカードや、より豪華なサービスを提供するカードも登場しており、「本当にお得なのか」と気になる方もいるでしょう。
そこで今回は、セゾンゴールド・アメックス・カードの空港ラウンジ特典について詳しく解説します。
セゾンゴールド・アメックス・カードの空港ラウンジ特典を徹底解説
セゾンゴールド・アメックス・カードで利用できる空港ラウンジの特典は、以下の2つです。
対象空港 |
ラウンジの種類 |
利用条件 |
国内主要空港、ハワイ(ダニエル・K・イノウエ国際空港) |
国内のカードラウンジ、IASS ハワイラウンジ |
年2回まで無料 |
海外空港(プライオリティ・パス提携ラウンジ) |
世界1,700カ所以上の空港ラウンジ |
優待年会費でプライオリティ・パスに登録可能(通常年会費469米ドル) |
カードラウンジは、クレジットカードのゴールドカードやプラチナカードなどの会員が利用できるラウンジです。セゾンゴールド・アメックス・カードの特典として、年2回まで無料で利用できます。
注意点として、サクララウンジやANAラウンジなどの航空会社専用ラウンジは利用できません。
対象空港ラウンジはこちら。
地域 |
空港名 |
北海道・東北 |
新千歳空港、旭川空港、函館空港、青森空港、仙台国際空港、秋田空港 |
関東 |
成田国際空港、羽田空港 |
中部・北陸 |
中部国際空港、新潟空港、富山空港、小松空港、富士山静岡空港 |
近畿 |
関西国際空港、伊丹空港、神戸空港 |
中国・四国 |
米子鬼太郎空港、岡山空港、広島空港、出雲空港、山口宇部空港、徳島阿波おどり空港、高松空港、松山空港、高知空港 |
九州・沖縄 |
福岡空港、北九州空港、佐賀空港、長崎空港、熊本空港、大分空港、宮崎ブーゲンビリア空港、鹿児島空港、那覇空港 |
海外 |
ダニエル・K・イノウエ国際空港(ハワイ・ホノルル |
※参考:セゾンゴールド・アメックス・カード
同伴者は無料対象外で、別途料金が必要です。料金は空港ラウンジにより異なるので、事前に確認しておきましょう。たとえば、羽田空港の場合、13歳以上は1,100円(税込)、4〜12歳は550円(税込)となります。
ただし、家族カード会員なら、本会員と同じく年2回まで無料です。
セゾンゴールド・アメックス・カードの空港ラウンジ特典で受けられるサービスとは
セゾンゴールド・アメックス・カードで利用できる空港ラウンジのサービス内容は、空港ごとに異なります。
カードラウンジで提供される主なサービスは以下のとおりです。
基本的に提供されるサービス
- ソフトドリンクの提供
- 新聞・雑誌の閲覧
- Wi-Fiの利用
一部のラウンジで提供されるサービス
- 軽食の提供
- アルコール飲料(有料または1杯無料)
- コピー・FAXの利用
- シャワーの利用
- パソコンの貸し出し
- マッサージ機の利用
ドリンクの種類は、空港や日によって変わります。たとえば、那覇空港のラウンジ華では、沖縄らしいトロピカルなジュースが提供されていることも。
アルコールは基本有料ですが、成田空港の「IASS エグゼクティブラウンジ」では、ビールやウィスキーを1杯無料で楽しめます。
また、関西国際空港のKIXエアポートカフェラウンジ「NODOKA」、出国審査後の「六甲」、「金剛」、「アネックス六甲」では、ドリンクはもちろん、お菓子の提供もあります。
ビジネスデスクやリクライニングチェア(有料)が用意されている空港もあるので、フライト前の時間を有意義に過ごせるでしょう。
プライオリティ・パスは優遇年会費で登録可能
セゾンゴールド・アメックス・カードは、世界1,700カ所の空港ラウンジを利用できる「プライオリティ・パス」に登録できます。通常年会費469ドル(日本円で7万円相当)のプレスタージ会員に、11,000円(税込)の年会費で登録可能。
家族会員はプライオリティ・パスに登録できませんが、同伴者は通常料金35米ドル(日本円で約5,000円相当)のところ、4,400円(税込)で利用できます。
通常のカードラウンジ特典では、国内の主要空港ラウンジがメインですが、プライオリティ・パスがあれば世界中のラウンジでくつろげます。また、アルコールや軽食を楽しめるラウンジも多く、より充実した時間を過ごせるのもメリットです。
海外出張や旅行が多い方なら、この特典だけでセゾンゴールド・アメックス・カードの年会費をペイできるでしょう。
セゾンゴールド・アメックス・カードの空港ラウンジ特典はお得なのか
セゾンゴールド・アメックス・カードの空港ラウンジ特典は、2024年4月1日から条件が変更され、カードラウンジの利用回数が年2回までとなりました。近年、空港ラウンジの利用条件が厳しくなるカードが増えていますが、セゾンゴールド・アメックス・カードもその影響を受けた一つといえます。
ゴールドカードでありながら年間2回の制限では、旅行好きや出張が多い方にとっては物足りなく感じるでしょう。
さらに、同じ日に同じラウンジを再利用した場合も1回としてカウントされるため、1回の旅行で年2回の上限に達してしまうことも考えられます。
また、同伴者は家族カード会員を除き無料にならないため、同行者と一緒に利用する際は追加費用が発生する点もデメリットといえます。
加えて、プライオリティ・パスが付帯しているものの、年会費として11,000円(税込)が必要です。
プライオリティ・パスの通常年会費(469米ドル)と比較すれば割安ですが、無料でプライオリティ・パスが付帯するカードもあるため、コスパを重視する方にとってはデメリットになる可能性があります。
結局のところ、クレジットカードに何を求めるかによって「お得」の感じ方は変わりますが、空港ラウンジの利用を重視するなら、他の選択肢を検討する余地もあるでしょう。
空港ラウンジをよりお得に使うならこの3枚もおすすめ
クレジットカードの特典を利用して、空港ラウンジを無料で利用したいなら、次の3枚もおすすめです。
- 三井住友カード ゴールド(NL)
- ラグジュアリーカード チタン
- セゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス・カード
これらのカードは空港ラウンジ特典に加え、年会費や優待サービスも充実しています。自分の利用スタイルに合うかどうか、特徴をチェックしてみてください。
三井住友カード ゴールド(NL):家族カード発行で家族も無料

「三井住友カード ゴールド(NL)」は、5,500円(税込)(※1)と比較的手頃な年会費が魅力のゴールドカードです。国内の主要空港やハワイ・ホノルルの空港ラウンジが無料、回数制限もありません。また、家族カードを発行すれば本会員と同様に無料でラウンジを利用できます。
また、年間100万円以上の利用で翌年以降の年会費が無料になり、さらに継続特典として10,000ポイント がプレゼントされます(※12)。国内主要空港のラウンジを頻繁に利用する方なら、この特典だけでも十分お得といえるでしょう。
対象のコンビニや飲食店でスマホのタッチ決済をすると最大7%のポイントが還元される高還元率も魅力(※下記スペック内の※2,3,4,5,6,7,8を参照)。貯まるポイントは加盟店の多いVポイントのため、使い勝手も良好です。
※2025年3月現在
※ポイント還元率は予告なく変更となる場合がございます。
年会費 |
本会員:5,500円(税込)(※1) |
ポイント還元率 |
0.5%~7%(※2,3,4,5,6,7,8) |
追加カード |
ETCカード、家族カード、バーチャルカード |
国際ブランド |
Visa、Mastercard |
申し込み対象 |
満18歳以上で、ご本人に安定継続収入のある方(高校生は除く) |
付帯保険 |
旅行傷害保険:最高2,000万円(国内・海外、利用付帯)(※9) |
空港ラウンジ |
無料(※11) |
移行可能なマイル |
ANA |
※1:年間100万円の利用で翌年以降の年会費が永年無料になります。年間100万円利用の対象取引や算定期間等の実際の適用条件などの詳細は、三井住友カードのホームページを必ずご確認ください。
※2:対象のコンビニ・飲食店でのスマホのVisaのタッチ決済・Mastercard®タッチ決済でポイント最大7%還元
※3:最大7%内訳(通常ポイント0.5%+スマホのタッチ決済利用6.5%)。
※4:商業施設内の店舗など、一部ポイント加算の対象とならない店舗があります。
※5:iD、カードの差し込み、磁気取引は対象となりません。カード現物のタッチ決済の還元率は異なります。
※6:一定金額(原則1万円)を超えると、タッチ決済でなく、決済端末にカードを挿しお支払いただく場合がございます。
その場合のお支払い分は、タッチ決済分のポイント還元の対象となりませんので、ご了承ください。
上記、タッチ決済とならない金額の上限は、ご利用される店舗によって異なる場合がございます。
※7:ポイント還元率は利用金額に対する獲得ポイントを示したもので、ポイントの交換方法によっては、1ポイント1円相当にならない場合があります。
※8:Google Pay™ で、Mastercard®タッチ決済はご利用いただけません。ポイント還元は受けられませんので、ご注意ください。
※9:事前に旅費などを当該カードでクレジット決済いただくことが前提です。(引受保険会社/三井住友海上火災保険株式会社)
※10:会員1名につき対象期間中の補償金支払いの限度額です。1事故につき3,000円の自己負担あり。商品の購入からはじまり、購入日の翌日(配送などによる場合には商品の到着日)から起算して200日間が補償対象期間となります。
※11:国内主要空港およびハワイの空港ラウンジ
※12:毎年、年間100万円のご利用が必要となります。
※記載のスペック情報は2025年3月10日時点の情報です。
ラグジュアリーカード チタン:国内主要空ラウンジなら同伴者1名無料

プライオリティ・パスが無料付帯する「ラグジュアリーカード チタン」。年会費は55,000円(税込)ですが、年469ドル(日本円で7万円相当)のプレステージ会員に無料で登録可能です。
しかも、同伴者1名まで無料。プライオリティ・パスでは空港ラウンジだけではなく、スパやリラクゼーション、空港内の対象飲食店で無料で食事を楽しめるなど豪華サービスを受けられます。もちろん、国内主要空港のラウンジも無料で利用できます。利用回数制限もありません。
さらに、コンシェルジュサービスを利用できるので、旅の手配やレストランの予約を依頼可能。
厳選された全国約250の対象店舗で、コース料理が1名分無料になるグルメ特典も利用可能です。海外やレストランでの食事機会が多い方なら、この特典だけでも十分に年会費の元が取れるでしょう。
年会費 |
本会員:55,000円(税込) |
ポイント還元率 |
キャッシュバック率 1.0% |
追加カード |
ETCカード、家族カード |
国際ブランド |
Mastercard® |
申し込み対象 |
20歳以上で安定した収入がある方(学生不可) |
付帯保険 |
国内旅行傷害保険(利用付帯):最高1億円 |
空港ラウンジ |
無料 |
移行可能なマイル |
JAL、ANA、ハワイアン航空、ユナイテッド航空 |
セゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス・カード

「セゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス・カード」は、ビジネスカードとありますが、会社員でも申し込めるカードです。同じセゾンカードであるセゾンゴールド・アメックス・カードは、空港ラウンジの利用回数に改悪がありましたが、本カードに条件の変更はありません。
22,000円(税込)の年会費に、日本円で7万円相当のプライオリティ・パスが付帯されています。空港ラウンジだけではなく、対象飲食店やスパなども利用可能です。同伴者は別途料金が必要ですが、35ドル支払えばプライオリティ・パスのラウンジも使えます。
SAISON MILE CLUB(セゾンマイルクラブ)に登録すると、JALマイルの還元率が最大1.125% になるのも魅力。さらに、初年度は年会費無料 で利用できるため、ラウンジ特典を存分に体験したうえで継続を検討できるのも嬉しいポイントです。
年会費 |
22,000円(税込) |
ポイント還元率(※1,2,3,4,5,6,7,8) |
国内:0.5% |
追加カード |
家族カード、ETCカード |
国際ブランド |
American Express |
申し込み対象 |
個人事業主・経営者をはじめ、安定した収入があり |
付帯保険 |
海外旅行傷害保険:最高1億円(※9) |
空港ラウンジ |
無料 |
移行可能なマイル |
ANA、JAL |
※1:SAISON MILE CLUB(セゾンマイルクラブ)にご登録いただいた場合。
※2:SAISON MILE CLUBはカードが届いてから別途ご登録が必要です。
※3:登録完了まではJALのマイルではなく、永久不滅ポイントが貯まります。※4:登録完了後、さらに優遇ポイント2,000円=永久不滅ポイント1ポイントが貯まります。※5:永久不滅ポイント200ポイント=JALのマイル500マイルに交換が可能です。※6:移行上限マイルは150,000マイルです。有効期間内に上限マイルに達した場合、次年度更新まではマイル移行は停止し、永久不滅ポイント(1,000円につき1ポイント)が貯まります。※7:一部還元率の異なるサービスおよび加盟店がございます。※8:SAISON MILE CLUBには5,500円(税込)の年会費が発生します。なお、有効期間内に移行上限の15万マイルに到達した場合、翌年のサービス年会費は無料となります。
※9:海外旅行傷害保険の傷害死亡・後遺障害保険金額。
※10:国内旅行傷害保険の傷害死亡・後遺障害保険金額。
※11:プライオリティ・パスは事前にお申し込みが必要です。
まとめ
セゾンゴールド・アメックス・カードは、国内主要空港およびハワイの空港ラウンジを年2回まで無料で利用できるほか、プライオリティ・パスのプレステージ会員には11,000円(税込)の年会費で登録できます。
とはいえ、年2回以上の空港ラウンジを利用する場合、別途料金が必要です。頻繁に空港ラウンジを利用する方には、利用回数に制限のないセゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス・カード のほうが、コスパの面で優れているといえるでしょう。
また、国内の主要空港ラウンジだけの利用なら、三井住友カード ゴールド(NL)もお得です。ラグジュアリーカード チタンのように、ラウンジ特典以外のサービスが充実しているカードもありますので、ライフスタイルに合わせて選択しましょう。
*記事内容は、執筆時2025年4月のものです。最新情報は各カード会社の公式サイトをご確認ください。
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