KDDIおよび沖縄セルラーは、衛星とauスマートフォンが直接通信できるサービス「au Starlink Direct」の提供を開始した。衛星とスマートフォンの直接通信は日本初で、50機種に対して申込不要で当面無料で利用できる。

 既存のau周波数を活用して、スマートフォンとStarlink衛星がつながり直接通信できるというもので、空が見える状況であれば圏外エリアでも通信可能となっている。au Starlink Direct接続中、端末右上に表示されるアンテナピクトに衛星アイコンまたは文字が表示される。

 ただし一般的なSNSや動画サービス、Web閲覧といったデータ通信には使えず、「Google メッセージ」や「iMessage」などを使った家族や友人とのテキストメッセージのやり取りや現在地の位置情報の共有、緊急地震速報やJアラートなどの受信といった用途に限られている。Androidでは“Gemini in Googleメッセージ”機能で、iPhoneでは「#3333」宛てにSMSで質問を送信する”シンプルAIチャット”サービスを利用してAIの回答を受信可能。

 2025年4月時点での対応機種としては、iPhone 14以降、Google Pixel 9シリーズ、Galaxy S22以降、Xperia 1 V以降のモデル、AQUOS sense8/9、Xiaomi 13T/14T、Redmi 12 5G/Note 13Pro 5G、TORQUE G06などが挙げられており、対応機種は順次拡大予定としている。

 auの人口カバー率は99.9%を超えているが、日本特有の地形により、面積カバー率は約60%となっている。au Starlink Directでは残り40%のエリアでも通信可能となり、通信環境整備が困難な山間部や島しょ部、キャンプ場や海上においても、家族や友人との連絡手段、緊急時に活用できるとしている。

衛星通信時のアンテナピクト(Androidイメージ)



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