完全ワイヤレスイヤホンに代表されるように、音響デバイスの進化は著しいものがあります。その陰に隠れつつも存在感を放っているのが、首元に掛けるネックスピーカーです。
筆者は、以前はヘッドホン派でしたが、耳への圧迫感がどうしても気になり、スピーカー派に乗り換えた経緯が。当初使っていたのは、一般的なテーブルトップマウントのタイプ。しかし、マンションの隣室への音漏れや、外から入ってくる電車・車の走行音が混じるなど、課題がありました。
この課題を解決するものはないかと探して発見したのがネックスピーカー。購入したのは、オーディオ機器メーカー、JUST MATCHのブランド「Earaku(イアラク)」のモデル「J011」です。
【「Earaku(イアラク)」のネックスピーカーはこんな人にオススメ!】
- 自室で音楽を思い切り楽しみたいけれどスピーカーでは外への音漏れが気になる
- 耳への負担なくヘッドホンのように臨場感のある音を楽しみたい
2025年の最新バージョンで納得の性能
ネックスピーカーのなかでも、いくつか候補がある中から、これが「2025全方位進化」であることが購入の決め手となりました。

「J011」の形状は、典型的なU字型。一昔前のネックスピーカーに比べると、形状はより洗練され、着け心地のよいものになっています。本体のカラーは、購入したブルーのほかに、グレー、ホワイト、ブラックがあります。
電源は内蔵バッテリー(700 mAh)。Type-C USBケーブルで充電します。ケーブルは同梱されていますが、お手持ちの通常タイプのケーブルでも大丈夫です。
ゼロから満充電まで約2時間。満充電で約13時間(音量30%以下)の連続再生ができます。スイッチがオンの状態での待機時間は約750時間で、約1カ月持ちます。また、オンライン通話機能も装備しており、通話可能時間は約17時間となっています。なお、充電中の使用は「禁止」されています。

充電が終わったら、最初にBluetoothのペアリングをします。ペアリングが完了したら、左横のスイッチをオンにして即使えるようになります。
本体には、サウンドの調整にかかわるいくつかのボタンがあります。左横には、ボリュームのアップとダウンのボタンが、右横には、再生、一時停止、曲送り、曲戻しのボタンがあります。
音質に限界はあるも総合的には大満足
購入して1カ月。総合的に見て非常に満足できるものです。まず、自重は非常に軽く(88g)、首に掛けているのを忘れるほど。そして、自身には大きく聴こえる音量でも、少し離れた距離ではかなり減衰しているので、「隣室に聞こえているのでは」という心配もなくなりました。かつ、外部から入ってくる音が、ほとんど耳に障らなくなっています。
ただ、音質は、テーブルトップマウントのスピーカーに比べると劣ります。とはいえ、非常にクリアー(明瞭)に聞こえるので、動画サイトの話し言葉を聴いたり、オンラインミーティングなどをするぶんには、不都合は感じません。
筆者は、音楽を楽しむときは通常のスピーカー、それ以外ではこのネックスピーカーという使い分けをしています。同じような課題とニーズを持っている方には、おすすめしたい一品です。
なお、現時点で「J011」は、公式オンラインショップ、Amazon、楽天市場等にて販売中です。
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