🧠 あらすじと概要:
この記事は、サム・ライミ版スパイダーマン3部作についての考察を紹介しています。
### あらすじ
スパイダーマンの物語は、オタクな青年が特別な力を手に入れ、その力を使って人々を助けるところから始まります。1作目では「大いなる力には大きな責任が伴う」というテーマが描かれ、力は呪いとしての側面を持つことが示されています。続く2作目では、主人公がその責任や呪いから逃れようとするも、最終的には正義を選びます。そして3作目では、主人公とヒロインの関係性のすれ違いや赦しのテーマが描かれ、過去の行為を赦すことで物語が締めくくられます。
### 記事の要約
この記事では、スパイダーマン3部作が抱える独自のテーマ、「大いなる力に伴う責任」「呪い」と「赦し」について考察しています。特に、力や正義をネガティブに捉える視点や、キャラクター同士の赦しの重要性が強調されています。3作目では、主人公が様々な人々と過去を赦し合うことで、物語が一つの結論に達する様子が描かれています。このアプローチは、他のアメコミ映画とは一線を画しているとされています。
2では、大いなる力に伴う責任や呪いから逃れようとして一度はスパイダーマンをおりるが、正義の代償として大事なものを捨てる覚悟を持ち、復活する話。敵も正義(知性)のために夢を捨てたのが熱い。
正義や力をここまでネガティブなイメージとして捉えるのがやはり異色。
3は主人公とヒロインのすれ違いもありながら集大成を迎えていく。3のテーマは、「赦す」こと。主人公とヒロインは結婚手前ですれ違いが起き、互いに別の相手に乗り換えてしまう。だが最後はヒロインが主人公を赦し、親友も親父を殺したわけではない主人公を赦す。そして一番難しいと言われた、主人公が自分自身を赦す。叔父を殺した犯人をも赦す。
教会のシーンもあるように、全てのキャラがこれまでの行為を赦し合うことで終わる。
大いなる力の責任や呪いをコントロールしながら、それに抗えなかった敵も含めて全てを赦すことで終わりを迎える、異色のアメコミ映画だった。
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