スタックス、最上位ヘッドフォンアンプ「SRM-T8000」の新オプションボードを発表
【ニュース記事公開日:2025-06-20】
音響機器メーカーのスタックスは、同社の静電型イヤースピーカーを駆動する最上位ヘッドフォンアンプ「SRM-T8000」に、新たに2つのオプションボードを追加することを発表しました。この新モデルは、6月30日に発売される予定です。
1. USB DACオプションボード「UIM-1」
USB DACオプションボード「UIM-1」
この「UIM-1」は、SRM-T8000に装着可能なUSB DACモジュールで、独自の技術を用いて日本で開発されました。ユニークな点は、ESS製の「ESS9038Q2M」を左右それぞれに1基ずつ、モノラルモードで使用していることです。また、DAC以降のローパスフィルター回路もLR完全独立設計です。
データ処理の上では、PCM352.8kHz、32bitやDSD(Native方式)22.5MHz、DSD(DoP方式)11.2MHzに対応しており、高音質を実現しています。外部からのノイズ影響を抑えるために、各ブロックには独立電源が搭載されています。
2. MC用フォノイコライザー「PIM-MC1」
MC用フォノイコライザー「PIM-MC1」
「PIM-MC1」は、SRM-T8000専用に設計されたMC対応フォノイコライザーです。これも独自設計で、LR完全独立のA級増幅回路を搭載しています。特に音質に対するこだわりが強く、WIMA製フィルムコンデンサーとオーディオ専用にデザインされたコンデンサーを使用し、非磁性部品を厳選しています。
このモジュールは、シビアな静電型ヘッドフォンリスニングを考慮した高いS/N性能を持ち、アナログレコード再生に特化したスペックを実現しており、入力インピーダンスは100Ω、増幅度は60dBです。また、周波数特性は20~20kHz±0.3dB、定格入力レベルは0.1mVとなっています。
価格と発売日
- UIM-1: 132,000円
- PIM-MC1: 66,000円
これらの新しいオプションボードは、どちらも6月30日に発売が予定されており、高音質なリスニング体験を追求するオーディオファンには大変魅力的な製品となっています。
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🧠 編集部より:
スタックスが新たに発表した2つのオプションボード、USB DACボード「UIM-1」とMC用フォノイコライザー「PIM-MC1」は、それぞれ「SRM-T8000」ヘッドフォンアンプの機能を大幅に向上させるものです。
UIM-1の特徴
- DACチップ: UIM-1は、ESS製の「ESS9038Q2M」を1基ずつ用い、モノラルモードで駆動されます。これは高品質な音声再生を可能にし、ノイズを抑えつつ、クリアな音質を提供します。
- デジタル信号のサポート: PCM352.8kHz/32bitやDSD(Native方式) 22.5MHzまでの高解像度フォーマットに対応しています。これにより、ハイレゾ音源もストレスなく楽しむことができます。
- 独立電源回路: 各ブロックに独立した電源を使用することで、ノイズの相互干渉を防ぎ、高音質を実現しています。
PIM-MC1の特徴
- 独立設計: PIM-MC1はMCカートリッジ専用のフォノイコライザーとして、左右完全独立で設計されています。これにより、左右の音質を最大限に引き出し、リスニング体験を向上させます。
- 高品質パーツの使用: WIMA製のフィルムコンデンサーや特別設計されたオーディオコンデンサーが採用されており、高解像度なサウンドを実現します。
- 性能: 入力インピーダンス100Ω、周波数特性は20~20kHz±0.3dBを持ち、比類なきS/N性能を誇ります。これにより、微細な音の違いを感じ取ることが可能です。
豆知識
スタックスはその静電型イヤースピーカーで有名ですが、特にオーディオファイルにとって重要なのは、信号のクオリティです。高い解像度の音楽を楽しむためには、その再生環境が非常に重要です。高価な機器を用意するだけでなく、オプション機器にも注目することで、更に没入感のある音楽体験を提供することが可能です。
これらのオプションモジュールについて詳しく知りたい方は、こちらのリンクを参考にしてください:
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キーワード: スタックス
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