ドラガミゲームス(Dragami Games)は5月7日、『Killer is Dead』の世界累計販売本数が100万本を突破したことを発表した。本作は2013年に発売され、のちにSteam向けにも新機能を携えてリリースされていた作品だ。
『Killer is Dead』はアクションゲームだ。2013年8月にPS3/Xbox 360向けにリリースされ、2014年5月にはSteam向けにもリリースされた。本作の世界では「処刑事務所」という秘められた国家機関が存在。プレイヤーはブライアン処刑事務所の新人であるモンド・ザッパとして、凶悪犯罪者と戦うこととなる。
本作は角川ゲームスとグラスホッパー・マニファクチュアの共同プロジェクトで、『ロリポップチェーンソー』に続き須田剛一氏と安田善巳氏がタッグを組んで制作された。また「21世紀の大人たちに贈る愛と処刑(コロシ)のファンタジー」と標榜されており、須田氏特有の個性的な世界観で繰り広げられるシナリオやセリフ回しといった点が特徴だ。
『Killer is Dead』のパブリッシングを担当しているドラガミゲームスの公式Xアカウントは5月7日、本作が累計100万本の売上を達成したことを発表。同社の取締役を務める安田氏も、グッドニュースとして関係者やファンに向け、感謝の言葉を述べている。
本作はSteamユーザーレビューにて、約3600件中76%が好評とする「やや好評」ステータスを獲得。PC環境の相性とみられる不具合を伝えるレビューや、10時間弱もあればメインストーリーをクリアできる点からややボリューム不足であると指摘する声などによる不評はありつつも、須田氏の手がけるクセの強い作風は、一定の層から高い支持を受けている。またアクションの演出も好評を博しており、スピード感のある斬撃や、ギリギリで回避する「ドッジバースト」などを活用したスタイリッシュな戦闘は爽快感のあるものとなっている。こうした着実な評価の積み重ねもあってか、10年以上かけてじわじわと売れ続け、ついに大台に到達したかたちだ。
なお本作のシナリオを手がけた須田氏については、“2025年くらいには何かお伝えできる”として、新情報の公開を予告している(弊誌インタビュー記事)。須田氏の手がける新作についての期待も高まるところだ。
『Killer is Dead』はPC(Steam)向けに販売中だ。
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