🔸 ざっくり内容：
シスメックス株の購入について
昨日、シスメックス株式会社（6869）の株を1779円で100株購入しました。この購入決定の理由と今後の展望を記録しておきます。
購入の経緯
購入にあたっては、1763円に指値を設定して待っていました。1760円前後は長期的な支持ラインだと感じており、朝の寄り付き時には1764円まで下がりましたが、その後は株価が上昇し、最終的に1779円で約定しました。さらに、1605円まで下がった場合は追加で100株、1150円まで下がる場合には200株の買い増しを考えています。
購入の理由
私の購入判断は、短期リバウンドを狙うものではなく、中長期での業績回復を期待しています。シスメックスは血液検査分野で世界トップシェアを誇る企業で、ビジネスモデルは「カミソリと替え刃」に例えられる安定した収益構造を持っています。売上の約78%が継続的な試薬や保守から得られる安定収益です。財務も非常に健全で、自己資本比率は70%、手元現金は744億円、ROICは12%です。
株価の下落と背景
株価は2021年の5241円から約3分の1に下落しています。この理由は、2026年3月期第1四半期の決算で営業利益が36.5%減少したためです。特に、中国市場における構造的リスクが懸念材料とされています。主な要因には、医療費抑制政策や、中国メーカーの台頭があります。
投資判断
現在のシスメックス株は、PBR2.5倍・PER20倍台で過去5年間で最も割安です。中国リスクは確かに存在しますが、本業の強さや財務は健全なままです。今後の成長要因として、国産手術支援ロボット「hinotori」や、アルツハイマー病の血液検査薬に注目しています。
今後の注目ポイント
シスメックス株の動向において注目すべき点は以下の4つです：
- 中国事業の売上回復（2四半期連続プラス）
- 「hinotori」ロボットの設置台数の増加
- アルツハイマー病検査薬の承認進捗
- 営業利益率の14%以上への回復
これらの指標が改善すれば、株価の底打ちが見えてくるでしょう。
まとめ
時価はピークから65%下落しているものの、シスメックスは世界No.1の検査機器メーカーであり、長期的な投資として魅力的です。1600円台前半から1700円台後半での買いは、悪くない位置だと考えています。業績回復を見守りつつ、再評価の時期を静かに待ちたいと思います。
🧠 編集部の見解：
シスメックス株式会社の株購入についての記事、読みごたえがありましたね！特に、株を1779円で購入した理由や今後の展望についての分析が詳細で、投資判断のプロセスがしっかりと伝わってきました。
私が感じたのは、シスメックスが直面している中国市場のリスクは、確かに注視すべきポイントですね。医療費抑制政策や国内メーカーの競争が進む中で、どれだけ業績を維持できるかがカギになると思います。また、アルツハイマー病の血液検査薬や手術支援ロボット「hinotori」といった新規事業にも期待が寄せられています。これらが成功すれば、再評価の材料になりますね。
背景として、シスメックスは医療という非常に安定した分野に属していますが、やはり市場の変化には敏感であるべきだと感じます。医療機器の需要が高まる中でも、競争が激化していますから、企業の競争力は持続的でなければなりません。豆知識として、日本の医療機器市場は2020年で約3兆円規模と言われており、今後の成長が期待されています。
社会的な影響として考えると、高齢化が進む中で医療の重要性は増す一方ですが、同時に医療費削減の波も来ています。このような背景の中で、シスメックスがどのようにビジネスモデルを進化させるかが重要です。長期的な視点での投資は、リスクを抑えつつも期待が持てる要素がたくさんあります。
結論として、シスメックス株を「要経過観察」とされたのは非常にバランスの取れた判断ですね。今後の動向に注目していくのが楽しみです！
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キーワード: 中長期投資
このキーワードは、投資家がシスメックス株に対して持っている視点や意図を最も的確に表しています。株の購入が短期的なリバウンド狙いではなく、業績回復を見据えたものであるため、同社に対する長期的な見込みが重要なポイントです。
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