🧠 あらすじと概要:
映画「サンダーボルツ(仮称)」あらすじと要約
あらすじ
「サンダーボルツ」は、数々のヒーローたちが集まり、過去のトラウマや喪失感に向き合いながらチームを結成する物語です。キャラクターたちはそれぞれの傷を抱えつつ、協力し合い、成長していく様子が描かれています。エレーナを中心に、古きヒーローたちと新たな仲間たちが過去と向き合いつつ、共通の敵に立ち向かう過程が織りなされます。
記事の要約
- 映画の感想は非常に肯定的で、MCUの過去作品とのつながりやキャラクターの成長が評価されています。
- エレーナが中心となり、他のキャラクターたちがそれぞれの問題を抱えながらもチームとして成長していく姿が描かれています。
- 各キャラクターの特徴や人間関係が詳細に分析され、特にエレーナの役割が高く評価されています。
- ストーリーはシンプルかつ明快で、感情的なテーマが扱われ、メンタルヘルスに関するメッセージも含まれています。
- アクションシーンは地に足がついたものが多く、キャラクターの能力や性格に合った演出がなされています。
- 最後にポストクレジットシーンの内容に触れ、続編の期待感も示されています。
全体として、映画は新たなアベンジャーズの話の幕開けを感じさせ、ファンにとっての魅力が詰まった作品となっていることが強調されています。
総評
めっちゃおもろくない?ってか本流に乗れないヒーローたちの新チーム結成秘話でいくのかなと思いきや、ガッツリ本流の話ししてんじゃん!!! という驚き。過去の作品出来事がストーリーの前提に含まれ、前のMCUのいいところだった作品間の縦の繋がりがじっくり味わえるのがまず素晴らしい。前の大統領が顔真っ赤にして怒っちゃった話とかね、いいね。今回の話ガッツリ楽しむにはドラマはファルコン&ウィンターソルジャーくらい。あとは今までの映画見ときゃなんとかなる。ストーリーに関してもやっぱ負け組のチームアップもはいいわけですよ。
あと最後の最後で流れる新たな? メインテーマね!! 本家本元マーベル・スタジオでそれやっていいのか!? みたいな驚きもあり、笑っちゃうところもあり、シリーズのつながりに湧き上がるところもあり、なんか色んな感情が融合召喚されるめっちゃ良いテーマ曲でした。
キャラクターたち
まずは主役であろうエレーナから。フェーズが変わってからMCU全体を引っ張ってくれてるキャラの一人、というかヴァレンティーノとか地に足ついた系のキャラとの関係はコイツが完全に中心にいる。アベンジャーズ入りしたブラックウィドウとしては2代目なんだけど、普段のフランクさに隠していろいろ傷を抱えながら頑張ってるのがまたナターシャとの違いになってて魅力的。なんか気だるげというか、なんか長女っぽいナターシャと下の子っぽいエレーナって感じがしてる。やれば出来るけど姉に言われるまでやらないよ、みたいな。今回はボブのメンタルケアにかなり貢献。抱えた後ろ暗い事情に対して最も折り合いをつけ終わろうとしてる人、って感じ。それゆえにこれから上がっていこうとして人前に出るヒーローとしての仕事を求めたり、今まさに成長を迎える瞬間の人だった気がする。主人公らしいポジティブな変化と、それを人に与える役割がとても良かった。このキャラのフローレンス・ピューが俺の見てきた範囲だと一番精神的に安定してる。続いて古老バッキー改め新人バーンズ議員。まさかブレイブニューワールドの話がマジでスクリーンで振れられるとね。進次郎してるなぁと思ったのは俺だけじゃないはず。向き不向きはあれど、やっぱり体が荒事に向かっていってしまうのは観客的には良いが境遇を考えると可哀想。ヒーローとして活動できてる分いいけど、戦いから逃れられないね。議員としてはまぁアヤシイので秘書を厳選したほうが良いだろうけど、戦闘シーンやら何やらでは頼りがいのあるベテランの風格があった。本家アベンジャーズのメンバーは一味違うぜ。お次はU.S.エージェントことウォーカー。なんかドラマの時より性格が悪い家庭のことと過去の栄光のこととで余裕がないせいだろうけど、なんか我が強くて人当たりも良くない普通の嫌な人になってんね。気持ちが落ち込んでるとは言え、家のことはお前が悪いぞウォルター。子供泣いてんじゃんか。日本的にもダメパパの描写だけど、アメリカ的にはもっとイメージ悪そう。一応超人兵士だしアクションの見応えはあった。銃も併用スタイルがいいよね。暗部請負って感じがして良い。あとはちゃんと人命救助に本気出すとこも評価高い。ヒーローはヒーローなんだよな、性格悪いけど。マイルドな仮面ライダー555の草加みたい。今度はゴースト。まぁキャラ背景はアントマンで大体やってるから、今回は掘り下げも無いし出番と印象薄め。エレーナがまとめようとしてる時、なんだかんだ協力してくれるし見捨てもしないでいてくれるから印象いい。率先して嫌味も言わないし。サブリーダーとは言わないけど、チームのまとめ役というかつなぎみたいなそんな感じ。地味にすり抜けに1分のリミットがあることが分かった。まぁ潜入向けの能力だし裏稼業請負は分からんではないんだけど、それはそれとして自由になった後もこういうので金を稼ぐのはちとかわいそう。本編終わってからエンドロールまでの間で”いい人”任務をもらえてるといいね。そしてレッド・ガーディアン。もうめっちゃオッサン。大きくなった娘との距離が上手く取れてないオッサン。人生の酸いも甘いも味わってきたオッサン。ギャグもやるんだけど、なんだかんだこいつもヒーローだし、娘のことを想う父親でもあるのがキャラとして美味しすぎる。まぁ空回りしてるとこもあるけど、それがないと話進まないところもあったし結果チームに貢献してるんだよね。んでもってボブ。やっぱりセントリーが味方のまま終わるわけないよね! ヴォイドになったときのVFXの処理は地味だけど凄かった。 セントリーの時まではサンダーボルツをあしらいはしたけどそこまでひどい目に合わせる気はなかったみたいだし、マジでヴァルが酷い命令とかキルスイッチとかしなかったらここまではならなかったんじゃ? みたいな気もする。まぁこの事件がないと精神面で向き合えないから爆弾を抱え続けることになるってのも事実。根本的にスーパーパワーを与えるべきでなかったというのはそう。ただそういう人物が変わっていく話もヒーローものには不可欠だからね。ポスクレ的に、世間には公表してないけど一応チームにはいるのかな? まぁ監視も含めてなんだろうけど。次の集合映画でまた元気な姿を見せてほしい。精神的にも元気な方で。
最後にタスクマスター。まぁキャラ改変したし使い所難しいからね。そうもなるわな。残念。
ストーリーとか
エレーナがメインでセントリー、ヴォイド、ボブのメンタルケアをしていきながらみんながチームとして纏まる話。よく出来てるなぁと思うのは、意盤面転換が多くないというか、最低限でやり続けてるなぁという印象。マーベルらしいグリーンバックばっかりのセットでとってCG背景ガンガン出してます、みたいな感じはなかった。実際はどうかわからないけど。バッキー側の視点、ヴァルの視点、エレーナたちの視点で進むけど合流がはやいし同じ物が目標だから話がスッキリしてて分かりやすい。本当に無駄なもの削ぎ落として、とにかく簡単に、分かりやすく、目まぐるしくなく作ってんなぁと。ただおかげて作中の時間経過がめっちゃ短いというか、インターバルがなさ過ぎたなぁと。とにかくくっつけて展開していくから、こいつらいつ寝てどのくらい移動に時間使ってんだろうみたいな。まぁ調査パートとかないからね、起きた自体に次々対処していく映画だし。シナリオのテーマ的にはトラウマや喪失感、虚無感に向き合うこと、一人で抱え込まないことを言ってる。エレーナに言わせたのはベストだったなと思う。ブレイブニューワールドでのサムの話し合いを重視する姿勢、今回のでエレーナのメンタルヘルスの話といい、語られるべきテーマの変遷が世相の変化を感じさせるね。こういう娯楽映画でもそういうところに触れて、少しでも啓発みたいなことが出来るのは素敵だなと思う。
ボブの過去はさすがに辛いというか、他のキャラに比べリアリティのある暗い過去だから上映前に注意とかあってもいいかも。聴いてて辛かったし。
アクション
割と地に足ついた能力の人たちばっかりなので、CGガンガンって感じじゃないけど割と良かった。まぁMCUってフルCGじゃないアクションシーンも面白くやってくれる所あるし、キャップ2とかね。そんなふうに言ってるけどエレーナ以外普通に超人だったわ。一番最後のアクションと言うがガチャガチャしてたシーンがポルターガイストに襲われるシーンだったからなんか印象薄かった。相手が強すぎたし。
意外と思い返すとアクションシーンらしいアクションって少ないけど、まぁ一個一個のシチュエーションが差別化されてて良かったかなってとこ。冒頭の乱戦と、最後の方のセントリーあしらわれ祭りは見応えあったかな。セントリーの強さがマジでほぼほぼスーパーマンで面白い。高速で動きながら軽いパンチで吹っ飛ばすのとかマン・オブ・スティールみたいだった。まぁメタ的にもスーパーマンのパクリだしそりゃそうなんだけど。
ポスクレシーンとか
レッド・ガーディアンのダメなとこしっかり出てておもろい、愛すべきダメなオッサンやなぁとなるわけですよ。この辺のロイヤリティはどうやって彼らに行くのだろうか。ヴァルを通すのかな? でもそれじゃやだよなぁとも思ったり。14ヶ月後のみんなの様変わりは面白かった。商標って取るんだ……みたいな。サムじゃなくてホアキンが取ったりしてそうな気もする。やっといたよサム! みたいな。んでもって最後の最後ね、余剰次元でピクッと反応しちゃったけど、宇宙船のあのマークでもう声出ちゃったよ。
14ヶ月後なのがちと気になる。新作やるのは来年5月のはずだし、それなら12カ月後では……? みたいな。来年の7月にまた何か何かあるのかな、それとも考えすぎなのかな。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
こんなところでしょうか。俺は好きな映画だったし、MCUがドゥームズデイに向けて盛り返してきてる印象もある。ちょっと迷走したり逮捕されたりで遅かったけど、新しいキャプテン、新しいウィドウ、新しいチーム、新しい厄介ネタが揃ってやっと新しいアベンジャーズの話が始まって来た。こっからインフィニティウォー、そしてエンドゲームくらいまで盛り上がってくれたら本当に嬉しい。いちファンとして切に願っております! 来年が楽しみだけど、まずは目の前のファンタスティックフォーも楽しみたいね!!
ここまでお読みくださりありがとうございました!
Views: 0