サイボウズ株式会社は15日、業務アプリ開発クラウド「kintone」において、開発中のAI機能をβ版として無償で試用できる「kintone AIラボ」を、同日より順次提供開始すると発表した。スタンダードコース（アカデミック・ガバメントライセンス、チーム応援ライセンスを含む）、ワイドコースの契約ユーザーが利用できる。
「kintone AIラボ」は、kintoneとAI技術を組み合わせた開発中のAI機能を、β版として無償で提供するもの。今回は、2024年11月に利用者を募集した「kintone AIアシスタント（仮称）」から名称を変更した「検索AI」に加えて、AIとのチャットを通じてアプリを生成する「アプリ作成AI」が提供される。
このうち「検索AI」は、kintoneの検索機能とRAG（検索拡張生成）技術を組み合わせ、アプリに蓄積されたデータを検索する機能。kintoneのデータと生成AIを組み合わせることで、より効率的なデータ活用を支援するという。
一方の「アプリ作成AI」は、AIとのチャットを通じてアプリを生成する機能。生成AIがアプリの要件を理解し、適切なフィールドを提案・生成するため、作成経験が少なくても希望に沿ったアプリ作成を可能にするとしている。
なお、これらの機能はβ版として提供されるので、個別の問い合わせやサポート対応はしていない。また今後も、開発中のAI機能をβ版として随時追加する予定で、β版利用者からのフィードバックを活用し、AI技術を生かしたkintoneのアップデートスピードや実用性の向上を目指すとしている。
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