🧠 概要：
概要:
この記事は、自家焙煎のコーヒー豆をECサイトで販売している「trescoffee」の運営者が、2年半の運営経験を振り返り、良かったことと難しかったことを述べています。新たな顧客獲得の難しさや、販売を通じての学び、楽しみについて触れています。
要約:
良かったこと:
- 2年半の運営で少しずつ認知度が向上。
- 新規顧客の購入が増えた。
- お試し商品や魅力的な商品ラインナップが貢献。
- サイトのデータ分析や発信活動を続けたことで、売上が徐々に伸びている。
- サンプルを取り扱う商社からの声かけも増加。
難しかったこと:
- 物を売ることの難しさを痛感、特にまず飲んでもらわないと売れない。
- 商品説明や写真のクオリティが重要、同じフレーズを繰り返しがち。
- 地味な作業が非常に多く、利益を出すのが難しい。
- 副業としての採算が取れにくい面がある。
総括:
- 営業が単純ではないことに気づく。
- 時間と資金を使いながらの学びの期間が大事。
- 副業としての充実感や顧客からの感謝がモチベーションに。
- これから始める人には、コツコツ続けられる覚悟が必要。
trescoffee としてECサイト上で、自家焙煎のコーヒー豆の販売を始めて２年半以上、３年近くが経ちました！
今回はECサイトでの販売を始めてみて良かったこと、難しかったこと等を書いていきます。
最近コーヒー豆の販売を考えている方も多いのか、最初の頃に書いたこちらの記事がそれなりに見てもらえているようです。
今読み返しても意外と良く書けてます！
（なんなら今より上手く書けてるかも。色々と発信してるのに劣化してる？笑）
１．良かったこと
少しずつ認知してもらって信用度も増してきたのか、やっっっと新規のお客さんに購入してもらえることが増えてきました。最初の１年ぐらいまでは、インスタ等でやり取りしていたリピーターさんに買ってもらうことがほとんどだったので…送料無料のお試しセットや、ドリップバッグや水出しパック、のようなお手軽商品を発売したのも大きかったのかも。
でも実際にはうちのお店だと豆の売り上げがほとんどなので、１番大きいのは続けてきたことによる実績やレビューが増えてきたからなのかな、と僕自身は感じています。
割とショップのデータなんかを良く見てしまうのですが、商品の閲覧数が平均で１年で２〜３倍ずつぐらい、コンスタントに少しずつ多くなってきています。
やっぱり見てもらえないことには買ってもらえませんから。
とは言っても、商品自体はどんどん変えたり増やしたりしているので、明確な原因は分かりませんが、今まで興味が無かった方の選択肢の１つにはなってきてるのかな、と感じることが多くなってきたように思います。
仕入れ先さんにも伝わっているのか、豆を取り扱っている商社さんやインポーターさんから、サンプル試してみませんか？と声をかけてもらえることも。
たまたま重なっただけかもしれませんが、これも続けてきて良かったと思える瞬間です。
基本的には何も動かないと売れなくて…けど逆に何かしら動くと見てもらえたり、買ってもらえたりと動きが出てきます。オープンから動き続けてきたことで、色んな商品を発売して知識やノウハウが蓄積され、サイトも少しずつ充実してきました。
おそらくワンオペでお店やりながらだと、サイトの構築にかけられる時間や手間は無いはずなので、販売のノウハウや売れるためにどうしたら？と考える時間は、今後に活きてくるんじゃないかな〜と思っています。
２．難しかったこと
とにかく物を売ることの難しさを日々痛感しています。商品説明、写真、価格、SNSでの発信の仕方、取り扱う豆の種類…特にコーヒーは飲んでもらって初めて美味しいかどうか分かるので、まだ飲んでもらってない初めての方に一度買ってみようかな、と思ってもらえるのはとても大変だと感じています。
なので単純に価格を下げてもなかなか売れません…
なにか良さそうだなと思ってもらえるように、自分からどんどん発信していくしか無さそうな感じがしています。そのためにも、何かしら特化するポイントがあれば、そこを伸ばしてあげると良いと思います！
無ければ、僕のようにコツコツやりましょう。笑
中でも個人的に一番難しいなと感じるのは商品説明ですかね〜。
どうしても似たようなフレーズを選んでしまいがちになってしまいますし、しっかりと味わいやフレーバーを捉えて正確に書いていかないと、購入してもらった後のクレームになりかねません。
幸い今のところは優しいお客様のおかげで、ほぼノークレームで２年半やってこれていますが、焙煎はもちろん梱包や発送と失敗出来ない作業が続きますので、当たり前ですが販売するならやるべき事はきちんとやらないといけません。
あとは地味な作業がとても多いです。生豆のハンドピックに、写真撮影、商品の説明書きに、SNSの更新、シール貼りに発送の段取り、実際に豆を焼いてる時間はかけた時間の４分の１か５分の１ぐらいの感覚です。
もうこれは仕方が無いものとして割り切るしか無さそうです。笑
そして、基本的に副業として利益を出していくのは難しいかもしれません。売上の半分以上は必要経費に、出た利益は新しい生豆の仕入れや、設備投資、セミナー代などに消えていきます…利益重視でいくなら、知り合いなどで販路を確保して小さく始める、これならそんなに仕入れや設備代に圧迫されずに利益を出していけるかと思います。僕の場合は将来のお店オープンを見据えて始めているので、勉強代として割り切ってはいるんですが…
そろそろ利益を出せるような運営をしていきたいなとは思ってはいるけど、気になる生豆の購入やセミナー代、焙煎の大会への出場費用に消えていってしまいます。笑
３．結局どうだったの？
正直もっと売るのも簡単で、利益もそれなりに出て、作業や焙煎も慣れてきてスピードアップ出来るものだとは思っていました！
でもだからこそ、先に副業として始めて試行錯誤しながら、少しずつ売り上げを伸ばしてネットショップの拡充も図れたのは、とても勉強になる大事な期間だったと感じています。
しかも美味しいコーヒーをありがとう、と逆にお客さまから感謝してもらえたり、そもそも美味しいコーヒーの追求もしていける、とてもやりがいのある副業です。
ただ現状は時間もお金も使って、少しずつ売り上げを伸ばしてるところなので、最初にイメージしていた、好きなことをして楽しみながら利益を出して、数年後にはお店をオープン！
みたいな理想とはある意味真逆な泥臭く続けていく、そんな副業なのかなと。
なので少しずつコツコツ続けていける、イベントなどにも出店する、勉強期間だと思いながらやっていく、こういう考え方の人が向いているはずです。
開業資金を貯めたい、単純に焙煎するのが好きだからやってみたい、カッピングやパソコン作業、シール貼りなどの地味な作業はやりたくない、そんな人は販売を始めても時間もお金も無駄になってしまう可能性が高いかなと思います。
コツコツ続けていけるなら日々のコーヒー代も浮きますし、少しずつ自分の成長や達成感も得られる面白い副業になるはずです！
だんだん美味しいと思えるコーヒーが少なくなってくる、割と大きめのデメリットはありますのでご注意ください。笑
販売はせずに好きな生豆だけを購入して焙煎、余った分を知り合いやご近所さんにお裾分け、ぐらいのほうが日々のコーヒーを単純に楽しめるかと。
色々と書きたいことはあったので、取り留めのない文章になってしまいましたが、こういうメリット、デメリットありますので、これから販売を始めようとしている方、いつかやってみたいと思っている方の参考に少しでもなれるなら幸いです！
２年半続けたショップはこちらです。
Instagram や、X でもコーヒー情報発信しています。
コーヒーの事なら何でもお気軽にご相談ください😊
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