デベロッパーのDream Dockは4月16日、クトゥルフフィッシングアドベンチャー『DREADMOOR -ドレッドムア-』(以下、DREADMOOR)を発表した。対応プラットフォームはPC(Steam/Epic Gamesストア)で、コンソール版の配信も予定されているという。ゲーム内は日本語表示に対応。価格や配信日は未定だ。

『DREADMOOR』は一人称視点のフィッシングアドベンチャー。いわゆる「クトゥルフ神話」で知られる作家H.P.ラヴクラフトの作品から影響を受けた、“ラヴクラフト風”の世界観が特徴だ。舞台は、地球規模の核戦争によって大陸が沈んだ世界。放射線にさらされ変異した生物たちがうごめく危険な海域だ。プレイヤーは漁船に乗り込み、「水没の地」全域を旅することになる。釣った魚を売って船をアップグレードしながら装備をクラフト。水没した島々や古代文明の遺跡を探索し、世界の秘密を解き明かす没入型の作品だ。

本作は釣り・探索・戦闘など、さまざまな要素を掛け合わせたゲームプレイが特徴だ。本作には100種類以上の魚が登場する。より価値の高い獲物を求めて釣り場を探していくことになる。釣果を船倉のスロットに納めるといった、インベントリ管理のような要素も存在するようだ。深海にはより危険な生物が潜んでおり、謎の商人たちはどういう訳かそれを求めている様子。また、変異した恐ろしい生物たちはすぐに共食いを始めてしまう。釣って船倉に納めた後も気を抜くことはできない。

さらに、装備やアイテムのクラフトシステムも実装されている。集めた材料を使ってルアーや銛、医薬品などをクラフトできるようだ。また洞窟や沈没船などの探索では、ガラクタや古い設計図などの有用なアイテムが手に入るという。それらを集めれば、過去の文明の品々を再現することができる模様。公開されている映像では、銃のような武器を持ってモンスターとの戦闘をおこなうシーンも見られた。水上だけでなく、陸上にも危険が待ち受けているようだ。

ところで、ラヴクラフト風の釣りゲームといえば、高評価インディーゲーム『DREDGE』が思い浮かぶ。『DREADMOOR』には、釣果のインベントリ管理といった同作を想起させるシステムも見られるが、釣り竿を用いた一人称視点での釣りや武器を使ったモンスターとの戦闘など、多数の点で同作との差別化が図られているようにも思える。探索やクラフトの要素も含め、かなり自由度の高い作品となるのだろう。

『DREDGE』

本作を手がけるDream Dockは、ロシアを中心にさまざまな国の開発者が集まって結成されたインディースタジオ。同スタジオにおける制作は完全リモートでおこなわれているとのこと。チームを構成するメンバーはみな6年以上のゲーム開発経験のあるベテランで、すべてを夢に注ぎ込むべく、それぞれが会社を離れて集ったのだという。同スタジオが贈る記念すべき1作目に期待が高まる。

『DREADMOOR -ドレッドムア-』はPC(Steam/Epic Gamesストア)向けに発売予定。コンソール向けにも配信が予定されている。

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