2024・米 もう一寸見たいよね。
監督:ジェニファー・マクシェイン
ジェニファー・マクシェーン監督が描く、ドキュメンタリー作品。
最高警備刑務所での手仕事が持つ癒しの力を見る事に…。
昨日配信開始になった作品。待ちに待っていたのよん。Netflix。
ミズーリ州リッキングにあるサウスセントラル刑務所は厳重に管理された
レベル5の最高警備刑務所。
蛍光灯に照らされた窓のない閉鎖的な空間で、受刑者の一団が、伝統的で繊細な
キルティングに熱心に取り組む男性達。
里子に出される子供達の為に特注のキルトを制作し、想像の付かない
環境の中で目的意識と繋がりを見いだす受刑者達の姿を捉えていく…。
<コレマタ字幕が無いけど、雰囲気だけ>
彼等の中には終身刑の人もいる。
けれども、皆それぞれに穏やかに作業にいそしんでいる。
だが↑髭の長い方は剃刀を隠し持っていたとの事で作業室に参加する事が出来なくなった。
(このギター模様の端切れを使った作品は、他の方が引き継いで完成させた)
33分のドキュメンタリーなので、一寸浅いかなとも感じる。
インタビューでは「もっと早く今の気持ちになれていたら…」等、優等生的な返事。
(勿論、本心もあるだろうが…)
作品としてはそれ程、凝った模様等はないけれど、其々に好みの生地や模様を使ったりと
その人の特性が出ていた。
え?ッと驚く様な組み合わせの色使いのキルトもあるが、落ち着いたシンプルなモノも。
<右の男性に分らない事を聞くと丁寧に指導してくれる>
作っている作品は美しいのだが、それらを作る道具は危険なモノばかり。
使用する時はノートに名前を書いて…とちゃんと管理されている。
それでも髭の人の剃刀事件は起こってしまった。別に持っていただけで誰も傷ついてはいない。
里子の為にキルトを送ると、お礼のカードとか手紙が送られて来る。
壁にはそれらを貼り付けてあるが、もうびっしりって感じに…。
その時は本当に嬉しそうな顔を見せる彼ら達。
又次の作品を頑張って作るぞと言う糧になるのであろう。
届いたキルトを敷いて、喜ぶ子供達の映像も見れる。
制限等があるのだろうが、もうちょっと見せて欲しかったな。
キルト作りをする時は無心になれるし、穏やかな心を持てる。
彼等の顔からは、如何にもな「凶悪犯」な部分は微塵も見られない。
作業室を出て、個々の部屋に帰っても、頭はキルトの事で一杯の様子。
方眼紙に図案を考える様子も…、夜中に思いついて朝まで…なんて事も。
(其々のやり方がある様で、図案を描かない人も…)
それがやる気になり、活力になって行けば、もう此処からは出る事は出来ないとしても…。
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