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鉱業・建設機械大手の米キャタピラーは、関税が継続され、年後半に経済がリセッション（景気後退）に陥った場合、通期の売上高はやや減少するとの見通しを示した。
30日に発表した１－３月（第１四半期）決算では、利益がアナリスト予想に届かなかった。発表資料では２つのシナリオが示され、関税とリセッション（景気後退）を織り込んだ場合でも営業利益は通期の目標レンジ内に収まると予想した。
一方で関税がないと想定した場合では、利益は目標レンジの上限、売上高は前年並みになると説明した。
キャタピラーの業績は、世界経済の健全性を映す先行指標とされている。トランプ米大統領の関税政策の影響で企業の間には不透明感が広がっており、年内の需要を予測するのが難しい状況が続いている。
キャタピラーはまた、関税に伴い４－６月（第２四半期）に２億5000万－３億5000万ドル（約360億－500億円）の追加コストが発生すると予想した。
第１四半期の調整後利益は１株当たり4.25ドルで、ブルームバーグがまとめたアナリスト予想の平均（4.32ドル）を下回った。キャタピラーは、ディーラー在庫の変動が主に影響し、販売数量が減少したと説明した。
原題：Caterpillar Sees Lower 2025 Sales Should Trump Tariffs Stay (3)（抜粋）
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