[ロンドン/アテネ 29日 ロイター] – オランダ船籍の一般貨物船「ミネルバグラハト」がアデン湾で爆発装置による攻撃を受け、炎上・漂流している。乗員19人はヘリコプターで救出された。
欧州連合(EU)の海上任務部隊「アスピデス」と運航会社が明らかにした。
イエメンの親イラン武装組織フーシ派による攻撃かどうかは明らかになっていない。フーシ派はパレスチナ自治区ガザの戦争を受け、パレスチナ人との連帯を示すためとして、紅海でイスラエルと関連があるとする船舶を攻撃している。
運航会社によると、貨物船はアデン湾の国際水域で、正体不明の爆発装置により大きな損傷を受け、炎上した。
現場はイエメンのアデン港から南東へ約128カイリの地点。
アスピデスによると、乗員はロシア人、ウクライナ人、フィリピン人、スリランカ人。1人が重傷でジブチに搬送中。もう1人は負傷したものの容体は安定しているという。
フーシ派は今月1日、サウジアラビアの紅海沿岸都市ヤンブー付近でイスラエル所有のタンカー「スカーレット・レイ」を攻撃。7月にはバルク船「マジック・シーズ」と貨物船「エタニティーC」が紅海でフーシ派の攻撃を受け、沈没している。
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🧠 編集部の感想:
このニュースは、アデン湾での貨物船攻撃による危機的状況を示しています。19人の乗員が無事に救助されたことは幸運ですが、攻撃の背後にある背景が不透明で緊張を生んでいます。国際的な海上安全の確保が急務であり、この地域の不安定さが懸念されます。
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