🧠 あらすじと概要:
映画「あらすじ」と記事要約
あらすじ
「ウィリアム・バロウズのでかいナイフ」は、著名な作家ウィリアム・バロウズの人生を描いたドキュメンタリー映画です。バロウズは独特な文体と生活哲学で知られ、彼の作品はしばしば反体制的でした。映画では、彼の人生の重要な出来事や、関係者とのインタビューを交えながら、彼の精神的な旅を追います。バロウズの個性的なキャラクターやユニークな習慣も描かれており、彼の心理や生活様式に迫ります。
記事要約
筆者は、映画を観た感想を通じて、バロウズのユニークな面に触れています。特に彼が警備に過敏である場面や、大きなナイフを取り出すエピソードが印象的で、計画的ではなく自然に出てきた場面が面白いと述べています。また、近年の自身の日常に関連する出来事として、執筆活動や授業での思索についても言及しています。坂本慎太郎の言葉を引き合いに出し、自らが興味を持つことを書くことの重要性を強調しています。
5/25(日)
改稿論文の〆切が迫っており、もろもろ最終作業。自分で読んでも面白いものになったと思う。自分が読みたいと思う文章を自分で書くのは、自分が文章を書く上で、一つの基準にしてきたことだ。坂本慎太郎がソロアルバムを作った時のインタビューで、「自分が聞きたいアルバムを作った」という旨の発言をしていて、その言葉には当時感銘を受けた。「自分で自分のために書く」というマインド(本当に純粋にそういうものがあるのかどうかはまた別の話だが)には、どこか健康的なものがあると思うし、そうでなければこの先長くやっていけないだろう。「ああ、こんなことを書いてしまった」という自分に出会うために書く。
―坂本慎太郎さんご自身としては、自分にとっての居心地のいい音楽を作ろうという意識はありました?
坂本:完全にそれだけですね。ずっと家にこもって1人で作ってたんですけど、何かに対して何かをするとか、他の誰かがどう思うとか、そういうことは考えていなくて。そもそも世の中で流行っているものも知らないし。今の自分が感じている身の回りの空気感みたいな中で、聴きたい感じのアルバムだという。
https://www.cinra.net/article/interview-2011-12-20-000001-php
5/26(月)非常勤の日。今年度から2コマ連続の時間割。レスポンスの良い学生がいるクラスだと、調子に乗ってついつい喋りすぎてしまう。2コマ終了後、少し休んで改稿論文を提出。
5/27(火)竹内先生のゼミに出席。今週はポーの「落とし穴と振り子」。短編小説を分析するという授業だが、小説のテクスト分析はむずかしい。読んだ端からすぐに忘れていってしまう。授業後、鍼をうちに行く。5/28(水)イトウモさんからskiptracingの『There will be blood』論に反応があり、大変ありがたい。続けてイトウモさんの『There will be blood』論も読む。前回の彼の『ミュンヘン』論でも、分析の落とし所が、気づいているようで気づいていない重要なポイントを、スッと鮮やかに掬いあげる感じがあって、単純にうまいなあと感心してしまう。
5/29(木)『ミッション:インポッシブル/ファイナル・レコニング』をみる。前作でレベッカ・ファーガソンを退場させてしまったのは本当に致命的なミスだと思うし、その時点でこのシリーズは終わってしまったのかもしれないと思うものの、つねにアクションを〈発明〉しつづけてきたトム・クルーズという存在には、自然と畏敬の念が湧いてくる。ちなみに、フィリップ・シーモア・ホフマンが敵役として出演していた『3』が、シリーズで1番素晴らしいとわたしは思います(そのつぎは『ローグ・ネイション』)。
5/30(金)日本映像学会(@神戸大学)のために関西に移動。シネヌーヴォで『バロウズ』をみる。晩年の痩身の彼のいつもネクタイをシュッと締めた姿に見惚れる。映画の構成自体はバロウズの人生を辿りつつ、関係者のインタビューを挟んでいくというきわめてオーソドックスな形式。しかし、そんな中でも、バロウズがやたら自宅の警備に敏感というエピソードがあり、彼が警棒を振り回して使い方を見せたり、衣装タンスからやたらばかでかいナイフを取り出したりする場面が良かった。おそらく計画していたものではなく、その場でたまたまそんな話になって撮れちゃった素材なのだろうと思うが、そういった変な生活こだわりみたいなエピソードの方に、グッとくる。
5/31(土)映像学会。シンポジウムと懇親会に出席。その後、飲み会。
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