イーロン・マスクがトランプ大統領の前で閣僚と大げんかしたとの報道、「ファック・ユー」がホワイトハウスを飛び交う事態に - GIGAZINE


メモ

by Thomas Hawk

政府効率化省(DOGE)率いるイーロン・マスク氏と、スコット・ベッセント財務長官が、ホワイトハウスで激しい口論を繰り広げたのが目撃されたと、海外メディアのAxiosが報じました。

Musk vs. Bessent dispute erupted into West Wing shouting match
https://www.axios.com/2025/04/23/musk-bessent-trump-white-house-irs

lon Musk Has ‘F-Word Screaming Match’ Feet From Oval Office
https://www.thedailybeast.com/new-details-emerge-in-wwe-style-blow-up-between-musk-and-bessent/


Axiosの取材に応じた目撃者2人と、事情をよく知る情報筋3人によると、マスク氏とベッセント氏がトランプ大統領と他の政府高官の目の前で衝突したのは、アメリカ内国歳入庁(IRS)の人事を巡る対立が発端だとのこと。

目撃者の1人は「ホワイトハウスの西棟の廊下で、億万長者の中年男性2人がWWE(アメリカのプロレス団体)の試合のような騒ぎを起こしていました」と話しました。

2人の口論は大統領執務室で始まり、部屋の外での激しい衝突に発展したため、補佐官が文字通り物理的に2人の間に割って入って両者を引き離さなければならなかったそうです。

目撃者は「大統領執務室では暴力行為はありませんでしたが、大統領はそれを目撃しました。その後、2人は廊下に出て同じことを始めました。それはもうすごい騒ぎで、本当にうるさかったです」と話しています。


2人は以前から折り合いが悪く、特にIRSの人事に関する意見が対立していたと、The New York Timesが4月18日に報じています。しかし、お互いを罵倒するほど激しい口論が起きていたということは、これまで報じられていませんでした。

この衝突の前日、元IRS職員のゲイリー・シャプレー氏がマスク氏の推薦でIRS長官代行に任命されましたが、ベッセント氏は副長官のマイケル・フォークンダー氏にその職を委ねたいと考えていたとのこと。

シャプレー氏は、ジョー・バイデン前大統領の次男であるハンター・バイデン氏の脱税容疑の捜査官を務めた人物で、その功績によりIRS長官代行に任命されていましたが、わずか数日後にベッセント氏の反対で更迭された経緯から、2人の間には確執があると見られています。

そして、4月17日にホワイトハウスで開かれた会議の席でベッセント氏とマスク氏は口論を始め、情報筋によると「F爆弾」が飛び交い始めたとのこと。

ベッセント氏はマスク氏に対し、DOGEでの予算削減について「過大な約束をしておいて、成果が上がっていない」と批判しました。マスク氏はこれに対し、ベッセント氏を「失敗したヘッジファンドを運営している、ソロス(投資家のジョージ・ソロス氏)の手下」と罵倒。罵り合いは次第にエスカレートし、ベッセント氏が「ファック・ユー!」と叫ぶと、マスク氏は「もっと大きな声で言ってみろ」と言い返したとのことです。


Axiosは「マスク氏とベッセント氏との間にある緊張の一部は、彼らの性格の違いに起因しています。マスク氏は型破りで迅速に行動するビジネスリーダーであり、ソーシャルメディアの有名人です。一方、ベッセント氏は知的で物静かな財政の第一人者であり、ニュースに出るより金融市場の説明をすることに長けています」と指摘しました。

また、あるベッセント派の人物はAxiosに「スコットは非常に温厚な性格なので、多くの人が驚いています。しかし、彼にも我慢の限界があり、時には怒鳴り散らすこともあるのでしょう」とコメントしました。

この口論について尋ねられたホワイトハウス報道官のキャロライン・レビット氏は、「トランプ大統領が、我が国の問題に非常に情熱を注ぐ人々でチームを結成したことは周知の事実ですし、健全な政策プロセスにおいては、意見の相違が起きるのは当然のことです」と述べて、2人の衝突を否定しませんでした。

マスク氏とベッセント氏は和解するつもりがないようで、ホワイトハウスの関係者は次に誰がどう出るのか気をもんでいるとのこと。ある情報筋はAxiosに「このラウンドはスコットに軍配が上がりましたが、マスク氏のような人を敵に回したいとも思いません」と話しました。

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