
インドネシアの1-3月(第1四半期)の経済成長率は、ここ3年余りで最低となった。家計の消費低迷と政府支出・投資の急減が響いており、プラボウォ大統領が掲げる8%成長の目標達成がさらに困難になっている。
5日に発表された1-3月期の国内総生産(GDP)は、前年同期比4.87%増。ブルームバーグのエコノミスト調査での予想中央値(4.92%増)を下回り、2021年7-9月(第3四半期)以来の低成長となった。
1-3月のGDPは前期比では0.98%減と、予想(0.90%減)以上の落ち込みとなった。
期待外れなデータを受け、インドネシア中銀による追加緩和の根拠がさらに強まる可能性があると、ブルームバーグ・エコノミクス(BE)はみている。
原題:Slowest Indonesia Growth Since 2021 Risks Prabowo’s 8% Goal (1)(抜粋)
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