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「Apple Arcade」は，Appleが月額900円（税込）／年額6000円（税込）でiPhone / iPad / Mac / Apple TV / Apple Vision向けに提供している，ゲームのサブスクリプションサービスだ。
この連載では，広告やゲーム内課金なしでプレイできるタイトルが現在200種類以上配信されているこのサービスの中から，4Gamerがチョイスしたタイトルを紹介していく。
第39回では，Playdeadが配信する「LIMBO+」を紹介しよう。
「LIMBO+」
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オススメポイント
1.シンプルな画面のなかで行われる歯ごたえのある謎解き，失敗しながら覚えるアクション
2.モノトーン調の美しいアートワーク
3.そのほとんどが語られることはないが，考察せずにはいられない物語
「LIMBO+」公式サイト
「LIMBO+」ダウンロードページ
「LIMBO+」は，デンマークのPlaydeadが開発した，横スクロールのパズルアクションゲームだ。2010年にXbox 360版「LIMBO」がリリースされて以来，さまざまなプラットフォームに移植されてきた本作。初登場から約15年が経過した今も，インディーゲーム界に衝撃を与えた作品としてその名は知れ渡っている。
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筆者はこのゲームをPlayStation 3版とNintendo Switch版で1回ずつプレイしており，今回は約7年ぶり，3度目のプレイをしたことになる。すでに2回クリアしていてエンディングの展開を知っていながらも，今回のプレイであらためて衝撃を受けてしまった。個人的には，数年に一度体験したい作品だ。
モノトーンの静かな風景。そこにポツンと立っているのが，プレイヤーが動かす主人公である。操作は簡単だ。画面に触れて左右に動かせば移動，上側にスワイプでジャンプ，インタラクトは，対象の近くで画面にタッチをするだけ。この3つの操作は片手のみでも行える。
画面にはデフォルトで表示されるメニューボタンやテキストはなく，絵画をそのまま動かしているような感覚だ。
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初見では，回避がほぼ不可能ではないかと思われるトラップが多い。そのため，プレイヤーは主人公の残酷な死にざまを何度も目撃することになるだろう。棘のある落とし穴に落下する，謎の怪物に体を貫かれる，溺れる，トラバサミに挟まるなど，このシンプルなステージのなかで，よくこんなにバラエティに富んだ死に方が描けるものだと感心するほどだ。
影絵のようなアートワークにより，生々しい残酷さは控えめだが，さまざまな場面で即死する主人公の姿には胸を痛めずにはいられない。
しかし，目を背けたくなるような痛ましさを伴う道のりだが，同時に何とも言えない美しさがあり，その魅力につい目が離せなくなる。本作が多くの人の心に残り，評価され続けているポイントだろう。
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なお，「LIMBO」は“辺獄”という意味で，カトリックにおいて，洗礼を受けないまま死んだ者が死後に行き着く場所なのだそうだ。公式がこのゲームに関して発表しているテキストは，たったの一行。
これだけである。だが，本作のプレイ経験にこの一行が加わるだけで，この白黒の世界のディテールは，私達の頭の中で瞬く間に広がっていく。
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無駄のないデザインからヒントを見つけ，ギミックを解いて先へ進み，状況からこの物語について考えてみる。この時間は，非常に興味深いものだ。怖くはあるものの，早く先に進みたい，少年と妹の運命を知りたいという好奇心が勝り，ついついプレイを進めてしまう。
失敗しながら攻略することが前提のゲームゆえ，リトライの流れもスムーズだ。
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クリアまでのプレイ時間は3時間前後とかなり短い作品だが，一本の映画を見たような重たい後味は，体験する価値のあるものだと強調したい。
天国と地獄のあいだ，LIMBO（辺獄）へようこそ。
「LIMBO+」公式サイト
「LIMBO+」ダウンロードページ
Apple Arcade：月額900円（税込） / 年額6000円（税込）
Apple One：月額1200円（税込）
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Apple Arcade公式サイト
Apple One公式サイト
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🧠 編集部の感想：
「LIMBO+」は、その美しいモノトーンのアートと独特なゲームプレイで、プレイヤーを引き込む魅力があります。兄が妹を探す切ない物語と、それに伴う数々の困難が、心に深く残ります。独自のデザインと奥行きのあるストーリーが、プレイする価値をさらに高めています。
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