イスラエル軍の兵士が21日、ヨルダン川西岸のジェニンを訪問していた欧州連合(EU)や英国など各国・地域の外交団に対し、誤って警告射撃を行った。
イスラエル国防軍(IDF)によると、外交団は事前に承認されたルートを逸脱しており、現場は「戦闘中の区域」とされていた。負傷者は報告されていない。
IDFは声明で「現場で活動していた兵士は外交団をその場から退避させるために警告射撃を行った」と説明している。
ヨルダン川西岸ジェニンの難民キャンプを視察する外交団
Photographer: Mohammad Mansour/AFP/Getty Images
IDFは今回の事案について調査を行うと表明。パレスチナ自治区ガザでの戦争が続き、イスラエルと国際社会の緊張が高まる中での出来事となった。
ヨルダン川西岸を統治するパレスチナ自治政府はIDFを強く非難。「正式な外交使節団に対し、実弾による意図的な攻撃が行われた」としている。
パレスチナ自治政府によると、現場にいたのはEU、ポルトガル、モロッコ、ブラジル、オーストリア、日本、カナダ、インド、ポーランド、ロシア、トルコ、ルーマニア、フランス、英国、メキシコ、中国、エジプト、ヨルダンを代表する外交官で構成された使節団だった。
原題:Israel Fired Warning Shots at Europe, China Diplomats by Mistake(抜粋)
🧠 編集部の感想:
このニュースは非常に衝撃的です。外交団に対する誤射は国際関係を一層緊張させる要因となり、特に戦争が続く状況では重大なリスクを伴います。イスラエル軍には迅速かつ透明な調査が期待され、同様の事態が再発しないように努めるべきです。
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