
近年、ChatGPTをはじめとした生成AIの登場により、プログラミング学習はかつてないほど身近なものになりました。この機に、プログラミングに入門した方も多いのではないでしょうか。
わからないことはすぐに質問でき、コードも一瞬で書いてくれる便利な奴です。(何回聞いても怒られません!)
今は、本やYouTubeやAI、学ぶためのコンテンツは山ほどあり、どれを選んでもある程度は学べてしまう時代。そんな恵まれた時代だからこそ、学び方を間違えるのはもったいないなと思い本記事を書くことにしました。
少しでも参考になれば幸いです。
そもそも「生成AIがあるから、プログラミングなんて勉強しなくていいよね」っていう人も一定数いるかもしれませんが、私は現時点の生成AIができることって、だいたい以下の3つだと思ってます。
- 未経験の分野について、初歩的な知識をざっくり整理・解説してくれる
- すでに習得したスキルに対して、少し高度な応用をサポートしてくれる
- 習得済みスキルを活かした繰り返し作業を、効率化してくれる
つまり、ある程度自分で考えて手を動かせる力がなければ、AIを使いこなすことはできません。
No!暗記!
プログラミングを学び始めたばかりの人の中には、「コードを暗記すれば上達できる」と考えてしまう人がいます。
私の妻もそうでした。
たしかに、最初は文法や構文を覚える必要はあります。しかし、実際のプログラミングで求められるのは暗記力ではなく、使いこなす力です。
暗記に頼った学習では、少しでも想定と違う状況に直面すると手が止まり、応用が効かなくなってしまいます。(勉強と同じです)
AIの間違った使い方をしない
「こういう動きをするプログラムを作ってください」とAIに指示し、返ってきたコードをそのまま使ってしまう。このような使い方は、一見便利なように見えますが、「プログラミング学習」においては自分の成長を妨げる原因となります。
AIが提示したコードは、確かに目的の動作を実現しているかもしれません。しかし、それをなぜそのように書くのか、どこがポイントなのかを理解しないままでは、自分の力として身についていないのです。これは、宿題の答えだけを見て満足するのと同じで、知識やスキルの定着には繋がりません。
エラーは勉強するポイントである
エラーをそのままAIに投げて、返ってきたコードをコピペしていませんでしょうか。
AIは質問すれば、なぜそのエラーが出るのか、どう修正すればいいのか(修正したコード)を教えてくれます。ここで重要なのは、返ってきた回答を読むことです。意味や意図を読み取り自分の中で納得して、初めて学習は進みます。読まずにコピペはやめましょう。
分かったつもりにさようなら!
プログラミング学習を始めた頃の私は、気になる書籍を見つけては購入し、「これで自分もスキルアップできる!」とワクワクしていました。
でも、結局は書籍をなんとなく見るだけで満足してしまい、本棚へ。
なんなら「もう読まないからメルカリにでも出そ」なんて悪循環を生んでいました。
「読むだけ」・「見るだけ」で終わらせない工夫
もし、
「勉強してるのに、全然できるようにならない…」
「プログラミング、全然身についてる気がしない…」
なんて思いを抱いている方は、
- 学んだことを書き出す
- 読み終わったあと自分で再現してみる
をやってみてください。
これだけでも、理解の深さが違います。
自分の手を動かしてアウトプットすることで、本当に理解できているかがはっきりします。
生成AIでハンズオン!
プログラミング初学者の方にとって、公式ドキュメントは読みづらい場合が多いです。(Pythonチュートリアルはかなりの曲者です。)ただ、その言語やライブラリを学ぶのに最も正確な情報源であることも事実。そこで登場するのが生成AIです。
要約させてインプット
URLを読み込ませて、要約させましょう。
概要を簡単に学ぶことができます。
ハンズオンでアウトプット
プログラミングは手を動かして学ぶべし!
ハンズオンでアウトプットしましょう。
生成AIに「このチャプターを学ぶための初心者向けハンズオンを作成して下さい」と指示すると、あっという間にハンズオンを作成してくれました。
分からなければその場で質問できるのが良いですね。
最後に
最後までお読みいただきありがとうございました。
Qiita初ポエムでしたのできちんと書けているか不安ですが、初学者の方への参考になればと思い書かせていただきました。
zennで書籍を書いています。
良ろしければPythonの学習にご活用ください。
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