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セガが1980年4月に発売したアーケードゲーム「アステロイド」が、今月2025年4月で稼働45周年を迎えた。
本作は、アメリカのアタリ社が開発した作品で、北米では1979年11月から稼働している。自機を左回転、右回転とショット、加速、ハイパースペース(ワープ)の5ボタンで操作して、敵キャラにあたるアステロイド(小惑星)とUFOをショットで倒していくシューティングゲームだ。敵や敵弾に当たると自機が破壊されてミスとなり、自機のストックがゼロになるとゲームオーバーになる。
以下、筆者が短い期間ではあったが、夢中になって遊んだ当時の記憶を頼りに本作の魅力を改めて振り返ってみた。なお国内版の「アステロイド」は、タイトー版がセガよりも早い時期(1980年1月)から稼働しているが、筆者はタイトー版を未プレイのため、本稿はセガ版のプレイ体験だけを元に執筆していることをあらかじめおことわりしておく。
生まれて初めて見た光線の美しさに衝撃
筆者が本作に初めて出会ったのは、確か1982年頃。たまたま寄ったデパート内にあったセガ系のゲーセンだった。
その店には、今まで見たことがない広大なメダルゲームコーナーがあり、子供の目で見れば巨大な筐体のプッシャー(※多分「ペニーフォール」だったと思われる)や多人数で同時に遊べる競馬、スロットマシン系のゲームがたくさん並んでいた。どれも大いに興味を引かれたものの、画面や筐体に書かれた文字は英語だらけで、遊び方がよくわからない。しかも、遊ぶためにはお金がメチャクチャ掛かりそうな印象を受けたので、メダルゲームにはまったく手を出す気にはなれなかった。
ほかに何か遊べるものはないかと思っていたら、ふと「何だコレ?」と目に付いたのが「アステロイド」だった。
デモ画面を見ていたら、ショットを撃って敵を倒すゲームであることはすぐにわかったが、何より驚かされたのが今までまったく見たことのない独特のビジュアルだった。自機の形状は二等辺三角形で、隕石と思しき敵もUFOも白線だけで描かれ、背景はすべて真っ暗。子供の目で見ても単純極まりないデザインだったが、今までまったく見たことがない、白線のあまりの鮮やかさに「何てカッコイイんだ!」と衝撃を受けた。
筆者が遊んだゲーセンの店内は、現在の風営法の基準では、おそらく違反になるほど暗かった(※)こともあり、ベクタースキャンによって描かれた独特の光沢は、より鮮明に見えた。まるで「ウルトラマン」などの特撮番組で、ヒーローたちが放つ光線のような迫力があったと言えば、そのすごさがおわかりいただけるであろうか。その美しい軌跡を初めて見たときの強烈なインパクトは、40年以上が経過した今でも忘れることができない。
※筆者注:風営法により、ゲームセンターの店内は一定の照度を確保することが定められている。当時は規定がなかったため、暗い店内が多かった。
「スペースインベーダー」や「ギャラクシアン」など、過去に筆者が遊んだシューティングゲームでは、自機は画面の一番下のラインを左右2方向に動くものばかりであった。一方、本作の自機は画面の中央に配置された状態でゲームが始まり、画面全体を自由に動き回れることにも驚かされた。加えて、大小さまざまなサイズの隕石とUFOが360度、つまりどの方向からも迫って来るので、敵の軌道を目で追うだけでもたいへんだった。
本作も「スペースインベーダー」と同様に、「ドッドッドッドッ……」という不気味な低音が鳴り続けるスリル感と相まって、筆者は本作を初めて見たその日から、何度も繰り返しプレイしたと記憶している。しかも、ありがたいことにその店では本作のプレイ料金が最も安かった(確か30円)こともあり、限られた小遣いで遊ぶにはちょうど良かった。ちなみに、当時筆者が遊んだ本作の筐体はアップライト型で、まだ体が小さかったので踏み台に乗りながらプレイしたと記憶している。
簡単そうで難しい、自機の操作に悪戦苦闘
見た目がシンプルなのとは対照的に、自機の操作方法が複雑で難しかったことも、今なお強く印象に残っている。
本作の自機はレバー入力ではなく、左右の旋回ボタンによる向きの調整と、ブーストボタンの入力を組み合わせることで移動させる必要がある。ブーストボタンを押し続けると自機がどんどん加速して、最高速になると目で追うのも困難になるほどのすごいスピードになる。
しかも自機には慣性が働くので、ブーストをオフにしても急には止まれず、勢い余って敵に衝突するミスを数え切れないほど筆者は体験した。慣性が存在する自機の操作は、過去に「ムーンクレスタ」(※ドッキングの場面で慣性が生じる)などで経験はあったが、「あ、このままではぶつかる!」とわかっていても、なかなか自機を思ったように操作できず実にもどかしかった。
隕石とUFO、およびUFOが放つ敵弾に囲まれて逃げ場を失った際は、最後の手段としてハイパースペースボタンを押すと、自機が瞬時に別の場所にワープすることでピンチを回避することができる。
初めのうちは、ワープはとても便利だなと思っていたが、何度か使っているうちに自機はどこの位置にワープするのか、一切予測ができない(おそらくランダム)ことに気が付いた。しかも、ワープしたことで自機の位置を見失ったり、運が悪いとワープした先に敵がいて、逆にミスを誘発してしまうリスクがあることも判明した。なので、初めのうちは面白半分にワープを繰り返し試したがが、すぐに使うのをやめてしまった記憶がある。
国内では45年、海外では約46年も前に発売された本作だが、実はPS5/PS4/Xbox Series X|S/Xbox One/Nintendo Switch/PC(Steam)の各プラットフォームで発売、または配信中の「Atari 50: The Anniversary Celebration」に収録されているので今でも遊べる。さらに「Atari 50」には、本作の続編にあたる「アステロイドデラックス」と、家庭用のAtari2600版「アステロイド」も収録されているので、これらのタイトルと比較しながら楽しむことも可能だ。
家庭用の液晶テレビやPC用モニターでは、ベクタースキャン独特の光沢こそ体験できないが、昔懐かしの海外製シューティングの妙味を、もし興味があればぜひ体験していただきたい。
□PS4版「Atari 50: The Anniversary Celebration」のストアページ
□Xbox版「Atari 50: The Anniversary Celebration」のストアページ
□Switch版「Atari 50: The Anniversary Celebration」のストアページ
□Steam版「Atari 50: The Anniversary Celebration」のストアページ
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