アドビは、イギリス ロンドンで開催された「Adobe MAX London」に合わせて、Fireflyの動画生成機能や、Premiere Proをアップデート。また、Fireflyはモバイル版も準備しており、iOS/Android向けに近日中にリリース予定とのこと。
動画生成機能のFirefly Video Modelでは、これまでベータ版として公開されていた「テキストから画像生成」「テキストから動画生成」「画像から動画生成」が製品版として公開。ベータ版から製品版へと進化するにあたり、フォトリアリズムが大幅に改善され、リアルな動画製作が可能になったという。
テキストのレンダリング、風景、視覚効果、トランジション効果も強化。シンプルなテキストや画像をプロンプトに使ってビデオコンテンツを生成できる。
「画像から動画生成」では、オリジナルの画像のディテールがより忠実に再現されるようになった。生成プロセスの最後まで複雑なテクスチャ、微妙な色のグラデーション、細部のデザイン要素を保持することができ、静止画像からダイナミックなビデオへのシームレスな変換を実現できるとしている。
テキストから生成した画像を利用して、ビデオ生成することも可能。開始フレームと終了フレームに画像を指定することで、その画像同士の間のシーンを動画として生成することもできる。
生成できる動画の解像度は最大でフルHD(1,920×1,080ドット)。16：9、9：16のほか、1：1のアスペクト比でも生成可能。
なおFirefly Video Modelは、業界初の知的財産権に配慮した動画生成AIモデルとし、出力したコンテンツは最終納品物としてそのまま使えるとのこと。
Premiere Proでは、ベータ版として提供していた、Fireflyによる生成延長機能が一般提供開始。合わせて4K解像度と縦型動画にも対応した。
読み込み時に自動的に付与される関連クリップを使って、大量の素材の中から使う動画素材を検索できるメディアインテリジェンスも一般提供開始となる。
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