開始時刻と視聴方法
Appleは2025年の年次開発者会議Worldwide Developers Conference(WWDC)の開催概要を公開した。会期は6月9~13日で、オンラインと対面のセッションを組み合わせる。初日にはApple Parkで特別イベントがあり、基調講演と「Platforms State of the Union」がオンラインで配信される。
9日の基調講演は米国太平洋時間午前10時(日本時間10日午前2時)に始まり、プレスリリースによると「Appleのプラットフォームに登場予定の画期的なアップデート」の詳細が明かされる。この講演では、「iOS 19」に関する計画のほか、「iPad」「Mac」「Apple Watch」「Apple TV」向けソフトウェアアップデートの発表が予想される。
Platforms State of the Unionは同日午後1時(日本時間10日午前5時)に開始予定で、「iOS」「iPadOS」「macOS」「tvOS」「visionOS」「watchOS」向けの新しいツールについて深く掘り下げる。
両イベントはapple.com/jp、Apple TVアプリ、AppleのYouTubeチャンネルで視聴できる。
例年どおり、iOS 19の正式リリースは年内のもう少し遅い時期、おそらく9月のiPhone発表イベントの後になるとみられる。
WWDCとは?
WWDCは、iPhoneやMacBookなどApple製デバイス向けアプリの開発者が、その年に利用できる新しいツールや機能について知るためのカンファレンスだ。しかし、開発者コミュニティの枠を超えて大きな注目を集めている。なぜなら、私たちが自分のデバイスで受け取る次世代ソフトウェアアップデートの見通しが分かるからだ。
オンラインイベントはすべての開発者が無料で参加でき、興味があれば誰でもAppleの基調講演を視聴できる。6月9日にApple Parkで開催される対面イベントに参加したい場合はオンラインで申し込む必要がある。会期中、学生や開発者はAppleのプラットフォームの変更点をより深く学ぶセッションに参加できる。
ワールドワイドデベロッパリレーションズ担当バイスプレジデントのSusan Prescott氏は3月、「世界中のデベロッパコミュニティと共に今年も素晴らしいWWDCを開催できることを嬉しく思います。デベロッパがその能力を高め、革新を続けるサポートをする最新のツールやテクノロジーをお見せするのが待ちきれません」と述べていた。
WWDC25の見どころは?
うわさが本当なら、今回はAppleのOSに大幅なデザイン変更が加わる。Bloombergによれば、iOS 19、iPadOS 19、macOS 16には新しいアイコンとメニューが導入され、デバイスの操作方法も変わる見込みだ。目的は、同社の複合現実(MR)ヘッドセット向けOSであるvisionOSを思わせる、プラットフォームを横断して統一感のあるスタイルを実現することだという。
しかしそれだけではない。AppleはWWDCを通じてAI分野での進捗も示す可能性が高い。IDCのデバイス担当VPであるFrancisco Jeronimo氏は「Apple Intelligenceと利用可能になる新機能の詳細を見るのを楽しみにしている。GoogleのGeminiやAndroid勢がAI領域で大きく前進しているだけに、これはAppleにとって極めて重要だ」と語った。
この記事は海外Ziff Davis発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
🧠 編集部の感想:
WWDCの基調講演が待ち遠しいです。iOS 19や各デバイス向けのアップデートが発表され、新たなデザインにも期待が高まります。特にAI関連の進展が気になるので、今後の発表から目が離せません。
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