土曜日, 5月 17, 2025
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アップル、「CarPlay Ultra」提供開始–メーターパネルで速度表示も クルマとの一体感を深化


 車との一体感をさらに高めた「CarPlay Ultra」が登場。アストンマーティンでは数週間以内に既存車へ提供され、ヒョンデ、Kia、Genesisの各車両にも順次搭載される──。

 Appleは、新たな車載OS「CarPlay Ultra」の初の導入パートナーとして、英国のスポーツカーメーカー、アストンマーティンを選んだ。この新システムは新型車に標準搭載されるほか、すでに走行中の車両にも数週間以内に提供される予定だ。

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 Appleによると、さらにヒョンデ、Kia、Genesis(ヒョンデの高級車ブランド)といった自動車メーカーとも提携を進め、それぞれの車種に最適化したCarPlay Ultraを展開していくという。

 Appleが「次世代の車内体験」として打ち出すCarPlay Ultraは、車内に設置された全スクリーンにリアルタイムの情報や計器類を表示。しかも自動車メーカーごとの個性豊かなデザイン要素を尊重しつつ、運転手自身が自由にカスタマイズできるのが特徴だとAppleは説明している。

 CNETの自動車専門家であるアントゥアン・グッドウィン氏は、Appleが2022年に「次世代CarPlay」の構想を初披露して以来、実際の導入までの道のりは決して短くなかったと指摘する。

 「多くの自動車メーカーは、CarPlay(またはAndroid Auto)を採用できる選択肢には前向きだったが、ダッシュボード全体をCarPlayなどに委ねることには慎重だった。自動車メーカーにとって、ダッシュボードのテクノロジーが競合車との大きな差別化ポイントになるからだ」

 Appleが公開したブログでは、アストンマーティン向けに作り込まれたテーマが複数紹介されている。メーター内にはスピードやエンジン回転数だけでなく、地図案内や再生中のアルバムアート、さらには走行レーン情報まで多彩な内容が美しくレイアウトされている。

 また、メインのインフォテインメントスクリーンにはエアコンの温度調整やシートヒーターの操作パネルなど、運転中に頻繁に使用する機能も配置。タッチパネルが苦手でも、従来通り物理的なボタンやSiriによる音声コマンドでも快適に操作が可能だ。

 グッドウィン氏によれば、アストンマーティンがCarPlay Ultra導入の初実装に最適だという。同社は大手の自動車グループに属さないため、元々インフォテインメントシステムを他社技術(過去にはメルセデス・ベンツ製)に依存しており、新たな技術導入に抵抗感が少ないからだ。

 また、CarPlay Ultraでは新たにウィジェット機能も追加され、計器類の情報表示がより多彩になったほか、画面デザインのカスタマイズの自由度も広がっている。

 「カスタムテーマはAppleと自動車メーカーのデザインチームが密接に協力し、車種ごとに最適な専用デザインを作り出している。さらにドライバー自身が色や壁紙などを好きなように設定でき、個性を自由に表現できる」(Apple)

 CarPlay Ultraは、iOS 18.5以降を搭載したiPhone 12以降のモデルに対応する。

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この記事は海外Ziff Davis発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。





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🧠 編集部の感想:
「CarPlay Ultra」の登場は、車と運転手の一体感をさらに深める素晴らしい進展です。特に、メーターパネルでの情報表示のカスタマイズ性が高まることで、個々の運転体験がより豊かになるのが期待されます。アストンマーティンをはじめとしたメーカーとの連携も、今後の展開に注目が集まります。

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