著名投資家ビル・アックマン氏率いる投資会社パーシング・スクエア・キャピタル・マネジメントがアマゾン・ドット・コム株を新たに取得した。アックマン氏はアマゾンを「素晴らしいフランチャイズ」を持つ会社と称賛し、「極めて魅力的な」価格で取得したと述べた。
パーシングのライアン・イスラエル最高投資責任者(CIO)は22日のアナリストとの電話会見で、生成人工知能(AI)ブームや米関税を巡る懸念を背景にアマゾン株が今年30%余り下落したのを受け、同社は株式を取得したと説明した。
イスラエル氏はクラウド事業の「減速をアマゾンは乗り越えられると当社はみており、特に魅力的な投資タイミングだと判断した」と語った。また、アマゾンは1株利益で20%強の伸びを継続できるとみていると述べた。
アマゾンのアンディ・ジャシー最高経営責任者(CEO)は21日の年次株主総会でトランプ米大統領が今年導入した関税について、消費支出や価格に目立った変化は見られないと述べていた。
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アマゾンの株価は2月4日に242.06ドルと終値ベースの年初来高値を付けた後、4月21日までに31%下落した。5月22日は前日比1.0%高の203.10ドルで取引を終えた。
原題:Pershing Square Buys Amazon Stake After 31% Drop in Stock Price(抜粋)
🧠 編集部の感想:
アックマン氏がアマゾン株を取得したとのニュースは、彼の市場分析の鋭さを示しています。特に、株価が30%下落した後の投資が「魅力的」とされる点は、リスクを見越した戦略的な判断です。今後の市場回復に期待が高まる中、アマゾンの成長力に注目が集まります。
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