水曜日, 4月 30, 2025
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ほんの少しワクチン接種率が下がるだけではしかが爆発的に流行してしまう可能性がある – GIGAZINE



ほんの少しワクチン接種率が下がるだけではしかが爆発的に流行してしまう可能性がある - GIGAZINE


はしか(麻しん)は麻しんウイルスによって引き起こされる感染症であり、39度以上の高熱や発疹といった症状が現れ、脳炎や肺炎などの深刻な合併症による重症化や死亡のリスクもあります。近年、はしかのワクチン接種率が低下していることが問題視されていますが、新たな研究ではワクチン接種率がわずか10%下がるだけで、はしかが爆発的に流行してしまう可能性があると示されました。

はしかは高熱や発疹などの症状が出る感染症であり、肺炎や脳炎といった合併症のリスクもあります。特に脳炎はおよそ1000人に1人の割合で発症するほか、10万人に1人ほどの割合ではしかが治ってから数年後に亜急性硬化性全脳炎(SSPE)という治療法がない脳炎になる可能性もあるとのこと。はしかを発症した子どもの死亡率は1000人あたり1人~3人といわれており、これは風邪やインフルエンザなどよりはるかに高い数字です。

また、特にはしかが危険視されている理由に、その感染力の高さがあります。感染症患者1人が免疫を持たない集団に加わった場合に直接感染させる人数の期待値を示す基本再生産数は、はしかの場合「12~18」とされています。一般に感染力が高いとされ、頻繁に職場や学校などで流行が報告されるインフルエンザや新型コロナウイルス感染症(COVID-19)でさえ、基本再生数が「1~4」であることを考えると、はしかの感染力がどれほど高いのかがよくわかります。

はしかが人から人に感染するのを防ぐには、人口の少なくとも95%が予防接種を受ける必要があります。しかし、近年は世界的にワクチン接種率が低下しており、2024年にましん・流行性耳下腺炎(おたふく風邪)風疹のワクチンをまとめた新三種混合ワクチン(MMRワクチン)を2回接種したイングランドの5歳児の割合は、たったの84%にとどまったと報告されています


今回、スタンフォード大学やベイラー医科大学などの研究チームは、ワクチン接種率の増減がはしかなどの流行に及ぼす影響を調べるため、シミュレーションモデルを用いた研究を行いました。シミュレーションモデルはアメリカの50州とコロンビア特別区を対象としており、今後25年間にわたって小児期のワクチン接種率が異なるシナリオを評価したとのこと。

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