土曜日, 5月 17, 2025
ホームニュースライフニュースひとまず安心? MicrosoftがWindows 10のOfficeアプリのサポートを「2028年まで延長」 |

ひとまず安心? MicrosoftがWindows 10のOfficeアプリのサポートを「2028年まで延長」 |


Windows 11へのアップグレードが難しい、あるいは今はしたくないと感じている人に朗報です。

Microsoftは、PowerPoint、Excel、WordをはじめとするOfficeアプリ(現在は「Microsoft 365」)のWindows 10上でのサポートを2028年まで延長すると発表したのです。

Windows 10のサポート終了が3年先に。でも、なぜ?

Microsoftは以前から、Windows 10のサポートを2025年10月14日(火)に終了すると告知していました。これにより、セキュリティ更新や技術サポートが提供されなくなる予定だったのです。

しかし、今回の発表によって、Windows 10上で動作するMicrosoft 365アプリのサポートが、さらに3年間延長され、2028年10月10日(火)まで継続されることになりました。

この情報は、Microsoftが更新したドキュメントに基づいており、米メディア「The Verge」が報じました。

これまでは「Windows 10のサポート終了と同時にOfficeアプリのサポートも打ち切られるのでは?」という懸念もありましたが、今回の発表でそれが解消された形です。

Microsoftはこの延長措置について、「Windows 11への移行中もセキュリティを維持するため」と説明しています。

つまり、最終的にはWindows 11へのアップグレードを推奨しているものの、移行期間中のユーザーへの配慮という意味合いが強いようです。

延長サポートには注意点も

とはいえ、いくつか注意すべき点もあります。

たとえOfficeアプリ(Microsoft 365)が2028年までサポートされるとしても、サポートが終了したOS(Windows 10)上でこれらを使い続けることは推奨されません

2025年10月以降もWindows 10を使用する場合は、「拡張セキュリティ更新プログラム(Extended Security Updates, ESU)」の購入が必要です。これにより、ハッカーやウイルスからPCを守るためのセキュリティパッチを受け取れます。

一般家庭向けのESUの料金は年間30ドル(約4,600円)です(為替レートによって変動する可能性があります)。

新機能の追加は行われませんが、少なくとも重大なセキュリティ脅威に対する対策は施されるため、Microsoft 365を引き続き安心して使用することができます。

なお、WordやExcelなどのOfficeアプリそのものの延長サポートについては、追加費用はかからず、すでに支払っているMicrosoft 365の料金内で利用できます。

Microsoftの本音:できるだけ早くWindows 11へ

Windows 11は2021年10月にリリースされましたが、いまだに世界中のPCの60%以上がWindows 10を使用していると考えられています(日本国内でも、多くの自治体や中小企業ではWindows 10が引き続き使われているケースが見られます)

もちろん、Microsoftとしては全ユーザーができるだけ早くWindows 11へ移行してほしいと考えています。もし現在のPCがWindows 11のシステム要件を満たしていない場合、新しいWindows 11搭載PCの購入が推奨されています。

これは一般家庭よりも、数十台〜数百台のPCを抱える企業にとって大きな負担になるのは間違いありません。

Windows 10ユーザーへのサポートには制限も

2025年10月以降、Microsoftが提供するサポートにも制限が出てくる点に注意が必要です。

もしあなたがWindows 10上でMicrosoft 365(Office)アプリの技術的な問題についてサポートを依頼したとしても、その問題がWindows 11では再現されない場合、Microsoftは「OSのアップグレード」を推奨するのみになる可能性があります。

Microsoftは次のように述べています。

お客様がWindows 11に移行できない場合、サポートチームはトラブルシューティングの支援は行いますが、技術的な回避策の提供には制限があるか、利用できない場合があります

つまり、Windows 10上での不具合やトラブルに対しては、十分な対応が受けられない可能性があるということです。

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Source: Microsoft



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編集部の感想:
MicrosoftがWindows 10のOfficeアプリのサポートを2028年まで延長したことは、ユーザーにとって安心材料となります。これにより、急な移行を強いられることなく、セキュリティを保ちながら利用を続けられるのは喜ばしいニュースです。しかし、Windows 10のサポート終了後はセキュリティ面での制限があるため、早めのアップグレードを検討する必要があります。

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