火曜日, 5月 20, 2025
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にぎり飯専門店の「おにまる」が深センに出店、香港メディアも熱い注目

香港メディアの香港01は17日付で、にぎり飯専門店の「ごちそう 焼きむすび おにまる」が広東省深セン市に出店したことを紹介する記事を発表した。主要メニューやにぎり飯づくりの過程の写真まで紹介する熱の入れようだ。
記事は「おにまる」の深セン店について、「日本の職人が常駐しており、毎日『おにぎりチーム』を率いて忙しく立ち働く様子が見らる。出来たてのおにぎりが次々に運ばれてくる光景は食欲をそそる」などと紹介した。
使われている米にも注目し、「越宝玉(こしほうぎょく)」と「おぼろづき」との品種をブレンドしていると説明。「越宝玉」の特徴は、「おにぎり作りに最適な粒立ちのよい米で手握りでもあぶりでも、粒がしっかりしている」、「おぼろづき」については粘り気があり、香りと甘みが強く、2種類をブレンドすることで、より豊かな食感と風味が楽しめる」と紹介した。
また、「あぶりうなぎと生七味」や「はちみつ漬けかつお梅」「あぶり塩ハラス」など、同店の代表的商品6種を紹介した。例えば「あぶりうなぎと生七味」では「大ぶりで新鮮な焼きうなぎが目を引く。タレを塗ってあぶられたうなぎは柔らかく口当たりがよく、まるでミニうな重を食べているような味わい」と紹介するなど、いずれも食欲をそそる書きぶりだ。
香港では日本旅行や日本食への人気が極めて高い。日本政府観光局(JINTO)のまとめによると、2024年通年で日本を訪問した香港人は延べ268万3391人に達した。香港の同年の人口は約753万4000人だったので、同年には老若男女をすべて含めて香港人の2.8人に一人が日本を訪れた計算になる。同様に算出した数字で、台湾人は3.9人に一人が、韓国人は5.9人に一人が、中国大陸人は202人に一人が日本を訪れているのと比べても、香港では「日本旅行熱」が極めて旺盛であることが分かる。
また、日本の農林水産省のまとめによると、24年通年の日本から香港への農林水産物および食品の輸出額は2210億円で、人口がはるかに大きい中国大陸部の1681億円を大きく上回った。香港人の日本食の「愛好の度合い」は極めて高く、香港ではラーメンやすしなどの店舗も増え、にぎり飯専門店も存在する。
加えて、香港居住者にとって深センならば日帰り旅行も十分に可能で、実際に深センその他の広東省内を旅行する人は多い。香港メディアにとって、すぐ近くの深センでにぎり飯専門店が開業することは、大きな関心事と言える。
なお、香港01は「ごちそう 焼きむすび おにまる」を「京都に本店を置く名店」と紹介したが、「おにまる」を展開しているのは、愛知県名古屋市に本社を置く株式会社マリノだ。「おにまる」は24年6月に台湾の台北市内に海外1号店を開店したが、その際に店名を「京都御握丸(おにまる)台北長春店」とし、深センでの店名も「京都·御握丸 ONIMARU」と京都の地名を使ったことからの誤解と考えられる。(翻訳・編集/如月隼人)

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編集部の感想:
にぎり飯専門店「おにまる」の深セン出店は日本食の人気を象徴するもので、特に香港メディアの注目を集めていることが興味深いです。移動が容易な深センでの出店は、香港人にとって新たな食文化の楽しみを提供する良い機会になります。また、お米や具材への丁寧なこだわりが感じられ、高品質な日本食を愛する人々に喜ばれるでしょう。

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