🧠 概要:
概要
この記事では、なぜ特定の商品が売れるのかについて、人々の「本音」にアプローチする方法を紹介しています。著者のトンガリさんは、マーケティングやブランディングにおいて、表面的な欲求だけでなく、消費者の深い感情や過去の経験を理解することが重要だと強調しています。本音を見つけ出すための具体的な3つの方法を提示し、それらをマーケティングに活かす提案を行っています。
要約の箇条書き
- 表面的な欲求の落とし穴: 多くの人が表面的な欲求に基づいて商品を作っている。
- 本音と建前の違い: お客様の本音は、心の傷や言えない焦りに根ざしている。
- 本音を見つける3つの方法:
- 過去の自分をターゲットに: 自分の過去の悩みを思い出すことで、他の人の気持ちを理解。
- 検索キーワードの分析: 検索キーワードは消費者の内面的声を反映している。
- リアルな会話の観察: クライアントとの何気ない会話から本音を見つける。
- 言葉にすることの重要性: 本音を見つけたら、それを顧客の言葉で表現することが大切。
- ニッチ戦略の始まり: ニッチ戦略は本音掘りから始まり、共感を生むことが有効なポジショニングにつながる。
「ペルソナ設計」「市場調査」「アンケート分析」
マーケティングやブランディングを学んでいると、よく目にしますよね?
でも、こう思ったことはありませんか?
「結局、みんな似たようなこと言ってない?」
「本当のお客さんの気持ちって、どうやって知ればいいの?」
結論から言うと、お客様の「本音」にたどり着ける人は、ほんの一握り。
ほとんどの人が表面的な欲求だけで商品を作り、発信しています。
今回は、「ニッチなビジネスほど効いてくる」本音の見つけ方について、実際の例も交えてご紹介します。
1本音と建前はまるで別物
たとえば、ダイエット中の人に「なんで痩せたいの?」と聞くと、よく返ってくるのは…
これ、全部「建前」です。私はトレーニングキムの経営もしていましたので、体験会では大抵このような話しなります。しかし、関係性ができると本音が見えてきます笑・昔、元カレに「太ってる女は無理」と言われた・ママ友に笑われた気がした・インスタのいいねが激減した
・ガチで狙いたいキャバクラのお姉ちゃんに出会った
つまり、「心が傷ついた過去」や「誰にも言えない焦り」。「欲求を満たしたい」という行動の根っこにあります。これが本音です。
そして、この「人に言えないホンネ」を言語化できた人だけが、共感を生み、選ばれます。
2.本音を掘り当てる3つの方法ツール
では、どうやってその本音を見つければいいのか?
ここでは簡単にできるおすすめの3ステップをご紹介します。
① 自分の過去を「ターゲット候補」にしてみる
もしあなたが、自分の過去の悩みを解決する商品・サービスを扱っているなら、まずやるべきはこれです。
自分が悩んでいた頃を思い出してみてください。
-
誰にも言えなかった不安は?
-
自分を責めた夜は?
-
SNSで誰を羨ましく思っていた?
そのときの本音を細く書き出すことで、「他の誰かの今の気持ち」が見えてきます。「過去の自分」は最高のターゲットになりえます。
② “検索キーワード”はお客様の脳内ボイス
次におすすめなのが、「検索キーワード」を見ること。
たとえば「副業」で検索するとき、「副業 簡単」「副業 ばれない」「副業 やめたい」などの関連ワードが出ます。
これ、全部お客様の頭の中のつぶやきなんです。
AmazonレビューやYahoo!知恵袋、Twitterの検索欄なども「宝の山」
・どう検索したか?・何に悩んでいたか?
・どんな感情で書き込んだか?
を想像しながら見ると、マーケティング教科書よりリアルな「人間の欲求データ」が手に入ります。
③ リアルな会話を観察・メモする
セッション・体験談・クライアントとの雑談。
「サービス外の何気ない会話」こそ、本音がポロっと出ます。
たとえば、相談の冒頭で「別に大きな悩みじゃないんですけど…」と言いながら、本気で困っていたり、
「これって私だけですかね…」と前置きしてから出てくるワードは、まさに本音の源泉。
メモ魔になって、クライアントの「何気ないひと言」を記録していきましょう。
3.お客様の言葉で世界をつくる
本音を見つけたら、それをそのまま「お客様の言葉」で伝えることがとても大事。
たとえば…
-
NG例:「あなたに最適なパーソナルジム」
-
OK例:「痩せたら元カレ見返してやる!って思ったあなたへ」
こういった心の声に寄り添ったキャッチコピーをつくると、驚くほど反応が変わってきます。
4.まとめ:ニッチ戦略は「本音掘り」から始まる
ニッチ戦略やポジショニングを考えるとき、多くの人が「差別化」や「USP(独自の強み)」ばかりに目を向けがち。
でも実は、「誰も拾ってない本音を代弁すること」こそが、最強のポジショニングにつながります。
誰もが気づいていない「不」に名前をつけ、それを言葉にして届ける。
この力こそが、マーケティングの根幹であり共感の起点なのです。
▶️ ニッチの見つけ方にもっと深く触れた記事はこちら
内容が面白いと思ったら、いいね!フォローお願いします。
\ もっと深く学びたいあなたへ /
公式LINEでは、ポジショニングやニッチ戦略に関する最新情報や、コンセプト設計のヒントを発信しています。
▼登録はこちらから
👉 https://lin.ee/yjlo2Ij
Views: 0