とにかく見た目がカッコイイ「Sigma BF」はどんな写真を撮影できるカメラなのか?実際に外に持ち出していろいろ撮影してみた作例まとめ - GIGAZINE


シグマがフルサイズセンサーを搭載したミラーレスカメラ「Sigma BF」を2025年4月24日(木)に発売しました。Sigma BFは金属の塊っぽさ全開の独特な外観を特徴とするカメラで、メモリーカードスロットを搭載せず230GBの内蔵ストレージを搭載していたり、ボタンの数が極端に少なかったりと面白いスペックを備えています。そんなSigma BFを外に持ち出していろいろ撮影してみました。

BF | カメラ | 製品 | Sigma
https://www.sigma-global.com/jp/cameras/bf/

Sigma BFのボディは「アルミニウムインゴットから7時間かけて削り出す」というとんでもない製法で作られています。以下の記事ではSigma BFの外観をさまざまな角度から撮影して詳細を確認しています。

シグマ製レンズ交換カメラ「Sigma BF」外観レビュー、金属の塊っぽさが全開で「感圧式ハップティックボタン」「内蔵ストレージ230GB」など異質のミラーレス – GIGAZINE


◆実際に撮影した作例写真
Sigma BFはLマウントのレンズを装着可能。今回は単焦点レンズ「35mm F2 DG」と「90mm F2.8 DG」を装着していろいろ撮影してみました。なお、記事中の作例写真にはサイズ縮小以外の編集を施しておらず、各画像をクリックすると原寸大のオリジナル画像を確認できます。


商店街を撮影。解像度は6016×4012ピクセルで、画素数は2413万6192です。

「使用レンズ:35mm F2 DG」「シャッター速度:1/1600秒」「F値:4」「ISO感度:400」「ファイルサイズ:13.6MB」

ネパール食堂バルピパルの店先で売られていた野菜。

「使用レンズ:35mm F2 DG」「シャッター速度:1/250秒」「F値:7.1」「ISO感度:400」「ファイルサイズ:12.2MB」

看板メニューのダルバート。絞りを浅くして立体感を出してみました。35mm F2 DGの最短距離は27cmで、イスに座った状態でもご飯にバッチリピントを合わせられます。

「使用レンズ:35mm F2 DG」「シャッター速度:1/125秒」「F値:4」「ISO感度:800」「ファイルサイズ:10.5MB」

米にピントを合わせる場合、これくらいの距離まで被写体に近づけます。


ピントが合う限界の距離まで近づいて付け合わせの野菜を撮影。ISO感度は4000まで上がっていますが、気になるようなノイズは発生していません。

「使用レンズ:35mm F2 DG」「シャッター速度:1/125秒」「F値:7.1」「ISO感度:4000」「ファイルサイズ:13.1MB」

ダル(豆のスープ)も撮影。オートホワイトバランスでも肉眼に近い色味で記録できました。

「使用レンズ:35mm F2 DG」「シャッター速度:1/125秒」「F値:7.1」「ISO感度:3200」「ファイルサイズ:11.7MB」

商店街を歩きながら見つけた手作り看板。

「使用レンズ:35mm F2 DG」「シャッター速度:1/160秒」「F値:7.1」「ISO感度:400」「ファイルサイズ:10.0MB」

手入れされた花。

「使用レンズ:35mm F2 DG」「シャッター速度:1/500秒」「F値:7.1」「ISO感度:400」「ファイルサイズ:12.9MB」

飛び出し注意。

「使用レンズ:35mm F2 DG」「シャッター速度:1/2000秒」「F値:4」「ISO感度:400」「ファイルサイズ:9.3MB」

これは交通弱者用押ボタンです。

「使用レンズ:35mm F2 DG」「シャッター速度:1/1600秒」「F値:4」「ISO感度:400」「ファイルサイズ:8.4MB」

川沿いの散歩道まで移動してきました。

「使用レンズ:35mm F2 DG」「シャッター速度:1/400秒」「F値:7.1」「ISO感度:400」「ファイルサイズ:16.5MB」

ハトにエサを与えるのはNG。

「使用レンズ:35mm F2 DG」「シャッター速度:1/1500秒」「F値:4」「ISO感度:400」「ファイルサイズ:9.1MB」

カモが泳いでいます。

「使用レンズ:90mm F2.8 DG」「シャッター速度:1/1600秒」「F値:4」「ISO感度:400」「ファイルサイズ:14.9MB」

近づいたら飛んで行ってしまいました。

「使用レンズ:90mm F2.8 DG」「シャッター速度:1/1000秒」「F値:4」「ISO感度:400」「ファイルサイズ:17.1MB」

ジョギングコースのスタート地点。

「使用レンズ:90mm F2.8 DG」「シャッター速度:1/1600秒」「F値:4」「ISO感度:400」「ファイルサイズ:11.8MB」

堤防の上に作られた道路。

「使用レンズ:35mm F2 DG」「シャッター速度:1/800秒」「F値:4」「ISO感度:400」「ファイルサイズ:18.2MB」

花に近づいて撮影。

「使用レンズ:35mm F2 DG」「シャッター速度:1/400秒」「F値:4」「ISO感度:400」「ファイルサイズ:8.2MB」

Sigma BFに35mm F2 DGを装着して、夜間に車道を撮影。まず、肉眼と同じくらいの明るさで撮影するとこんな感じ。

「使用レンズ:35mm F2 DG」「シャッター速度:1/40秒」「F値:4」「ISO感度640」「ファイルサイズ:8.0MB」

続いて、ISO感度を10000にまで上げて明るく撮影。原寸大画像を等倍で見るとノイズが出ているのが分かりますが、縮小状態なら気にならないレベルです。

「使用レンズ:35mm F2 DG」「シャッター速度:1/40秒」「F値:4」「ISO感度10000」「ファイルサイズ:15.0MB」

90mm F2.8 DGに付け替えて赤信号を撮影。

「使用レンズ:90mm F2.8 DG」「シャッター速度:1/80秒」「F値:4」「ISO感度:1600」「ファイルサイズ:10.1MB」

ISO感度を10000に上げるとこんな感じ。Sigma BFには静止画用の手ブレ補正機能が搭載されておらず、90mm F2.8 DGにも手ブレ補正機能は備わっていません。それでも、ISO感度を上げた際のノイズ発生が抑えられているため、夜間でも明るい写真をブレずに撮影可能です。

「使用レンズ:90mm F2.8 DG」「シャッター速度:1/125秒」「F値:4」「ISO感度:10000」「ファイルサイズ:12.2MB」

◆気になるポイント
Sigma BFはストラップを取り付けられる穴が右側にしか設けられておらず、首から提げるタイプのストラップを取り付けることができません。このため、右手首に付けるタイプのストラップを用意する必要あり。「カメラを首からぶら下げて両手をフリーにした状態で散歩する」ということができないのはマイナスポイントです。なお、今回はPeak Designの「カフ」というストラップを使いました。


また、メモリーカードスロットを搭載しておらず「内蔵ストレージに写真を保存して、USB Type-Cポート経由でPCなどにファイルを転送する」という仕組みを採用しているため、「メモリーカードを入れ忘れた!」というありがちなミスを防げます。一方で「旅行1日目と2日目でメモリーカードを分ける」といった使い方はできないので、Sigma BFの流儀に慣れる必要があります。


◆まとめ
Sigma BFはファインダーやメモリーカードをスロットがなかったり電源がレバーではなくボタン式だったりと独特の仕様を備えたカメラですが、「露出やホワイトバランスを調整し、ピントを合わせて写真を撮影する」という基本的な部分は高性能にまとまっており、フルサイズセンサーの余裕ある描写を存分に楽しめます。「首から提げるタイプのストラップを装着できない」とか「グリップがないため片手で持つ際に握力を求められる」といった細かいマイナスポイントはありますが、他のカメラとはまったく異なる唯一無二のデザイン性を備えているため、この外観にビビッときた人は買って後悔することはないでしょう。


Sigma BFは2025年4月24日に発売済みで、公式オンラインショップでの価格は税込38万5000円です。記事作成時点ではカメラ店や家電量販店などで予約販売が実施されており、Amazon.co.jpでは税込35万円、マップカメラ楽天市場店では税込34万9679円で予約可能です。

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