Apple Pencil(USB-C)
¥13,242 (2025年4月25日 13:08 GMT +09:00 時点 - 詳細はこちら価格および発送可能時期は表示された日付/時刻の時点のものであり、変更される場合があります。本商品の購入においては、購入の時点で当該の Amazon サイトに表示されている価格および発送可能時期の情報が適用されます。)
唐突ですが、Chromebookを買いました。モデルは、ASUSの「ASUS Chromebook Plus CX34(CX3402)」。製品名のとおり、厳密な意味では、性能的にやや上位の「Chromebook Plus」に属する製品です。発売・発表は2024年2月で、そのちょうど1年後に購入した格好になります。価格は、Amazonのセールで約7万円でした。
購入の理由ですが、端的に申せば「ついカッとなって」でした。確定申告疲れでストレスが溜まっていて、散財したい意欲が高まっていたところでちょうどセール価格が目に止まった。たぶん所得税還付もありそうだし、まぁいっか! ……という具合です。我ながら、皮算用が過ぎて笑えます。
とは申したものの、一度Chromebookを使ってみたいという欲はありました。教育関係の記事でChromebookをよく見かける以上、後学のために一度自腹で買って試しておけば役に立つだろう、と。
そして、普段Pixel(Android)スマートフォンを使っていると、設定画面にはChromebookとの連携を伺わせる項目がありました。これがどんな動作するかも、興味の対象でした。
実際、手元に届いた商品を開梱しますと、いやぁ楽しいのなんの。以前、Macに初挑戦したときはWindowsとの違いにえらく苦労したのですが、なぜかChromebook――というかChrome OS――は自然と使えています。日本語入力の切り替えが1つのキーによるトグルだからかな?
でも、冷静に分析しますと、ChromebookはWindowsともかなり違います。少なくともCX34は、Caps LockキーとDeleteキーがありません。Caps Lockが本来あるであろう場所には、二重丸が刻印されたキーがあり、これは「ランチャーキー」と呼ぶそう。Windowsキー(スタートキー)的な動作をします。そしてDeleteキーに相当する操作をしたいときは、ランチャー+Backspaceを押します。し、新鮮すぎる……。
そして肝心のスマホ連携はどうでしょう。まず注意点として、Chromebookのスマホ連携機能は、Androidスマートフォン全般との接続が想定されていて、Pixelシリーズだけの専売特許ではありません。
それぞれの端末でBluetoothをオンにしておくと、Chromebook側の本体設定アプリの接続一覧に候補端末が並ぶので、選択の上、そのスマホ側の画面ロック解除PINを入力すれば、それで完了です。
一度設定しておけば、あとの連携は基本的に自動。Chromebookの電源を入れなおせば、スマホとは自動的に再接続されるので、かなり実用的です。そしてChromebookの画面右下には「スマートフォンハブ」なるものが表示され、ここからスマホの一部機能をリモート操作できます。
最も目を惹く機能は、アプリのストリーミングでしょう。スマホ側のアプリをChromebookで操作できます(スマホは画面オフのまま)。ゲームアプリなどはなかなか正常に動作しないようですが、SNSやEC関連のものであれば、Chromebook側のタッチパッド、あるいは画面タッチで操作可能です。
個人的には、スマートフォン側のテザリングのオン/オフをリモート操作する機能に期待していたのですが、いまのところ筆者の環境では上手く機能していません。なにか設定ミスがないか、もうちょっと検証したいと思います。これが問題なく動作すれば、例えばカバンにいれたままのスマホを、テザリングのためだけに取り出すような手間がなくなるはず。
という訳で、ChromebookはOS&ハードウェアとしての作り込みはもちろんのこと、Androidスマホとの連携面でもなかなかの独自性を打ち出せており、触っていてとても楽しいです。ソフトウェアアップデートも頻繁で、これからの発展も楽しみ。本連載でも折につけて触れていくつもりなので、よろしくお願いします。