唐突ですが、Chromebookを買いました。モデルは、ASUSの「ASUS Chromebook Plus CX34(CX3402)」。製品名のとおり、厳密な意味では、性能的にやや上位の「Chromebook Plus」に属する製品です。発売・発表は2024年2月で、そのちょうど1年後に購入した格好になります。価格は、Amazonのセールで約7万円でした。

「ASUS Chromebook Plus CX34(CX3402)」を買いました

 購入の理由ですが、端的に申せば「ついカッとなって」でした。確定申告疲れでストレスが溜まっていて、散財したい意欲が高まっていたところでちょうどセール価格が目に止まった。たぶん所得税還付もありそうだし、まぁいっか! ……という具合です。我ながら、皮算用が過ぎて笑えます。

 とは申したものの、一度Chromebookを使ってみたいという欲はありました。教育関係の記事でChromebookをよく見かける以上、後学のために一度自腹で買って試しておけば役に立つだろう、と。

 そして、普段Pixel(Android)スマートフォンを使っていると、設定画面にはChromebookとの連携を伺わせる項目がありました。これがどんな動作するかも、興味の対象でした。

Pixelスマートフォンの本体設定には、このようにChromebook関連の項目があります

 実際、手元に届いた商品を開梱しますと、いやぁ楽しいのなんの。以前、Macに初挑戦したときはWindowsとの違いにえらく苦労したのですが、なぜかChromebook――というかChrome OS――は自然と使えています。日本語入力の切り替えが1つのキーによるトグルだからかな?

 でも、冷静に分析しますと、ChromebookはWindowsともかなり違います。少なくともCX34は、Caps LockキーとDeleteキーがありません。Caps Lockが本来あるであろう場所には、二重丸が刻印されたキーがあり、これは「ランチャーキー」と呼ぶそう。Windowsキー(スタートキー)的な動作をします。そしてDeleteキーに相当する操作をしたいときは、ランチャー+Backspaceを押します。し、新鮮すぎる……。

英語やひらがなの配列はWindows機と大差ありませんが、Caps Lockがないのには腰を抜かしました。写真中央、二重丸アイコンが表示されているキー(ランチャーキー)がありますが、ようはWindowsキー。メチャクチャ出番が多いキーです

 そして肝心のスマホ連携はどうでしょう。まず注意点として、Chromebookのスマホ連携機能は、Androidスマートフォン全般との接続が想定されていて、Pixelシリーズだけの専売特許ではありません。

 それぞれの端末でBluetoothをオンにしておくと、Chromebook側の本体設定アプリの接続一覧に候補端末が並ぶので、選択の上、そのスマホ側の画面ロック解除PINを入力すれば、それで完了です。

連携設定はChromebook側から実行

連携端末をプルダウンメニューから指定して、該当端末のPINを入力すれば設定完了です

 一度設定しておけば、あとの連携は基本的に自動。Chromebookの電源を入れなおせば、スマホとは自動的に再接続されるので、かなり実用的です。そしてChromebookの画面右下には「スマートフォンハブ」なるものが表示され、ここからスマホの一部機能をリモート操作できます。

設定が完了し、スマホと接続できていると画面右下に「スマートフォンハブ」が表示され、さまざまな連携機能が使えます

 最も目を惹く機能は、アプリのストリーミングでしょう。スマホ側のアプリをChromebookで操作できます(スマホは画面オフのまま)。ゲームアプリなどはなかなか正常に動作しないようですが、SNSやEC関連のものであれば、Chromebook側のタッチパッド、あるいは画面タッチで操作可能です。

 個人的には、スマートフォン側のテザリングのオン/オフをリモート操作する機能に期待していたのですが、いまのところ筆者の環境では上手く機能していません。なにか設定ミスがないか、もうちょっと検証したいと思います。これが問題なく動作すれば、例えばカバンにいれたままのスマホを、テザリングのためだけに取り出すような手間がなくなるはず。

 という訳で、ChromebookはOS&ハードウェアとしての作り込みはもちろんのこと、Androidスマホとの連携面でもなかなかの独自性を打ち出せており、触っていてとても楽しいです。ソフトウェアアップデートも頻繁で、これからの発展も楽しみ。本連載でも折につけて触れていくつもりなので、よろしくお願いします。

スマホアプリをChromebook側で実行し、操作もできます。用途はさておきますが、ABEMAの動画を再生し、音声をChromebook側で聞けることは確認しました



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