木曜日, 6月 5, 2025
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たまに観る映画レビュー『侍タイムスリッパー』SHIONの徒然チャット

🧠 あらすじと概要:

映画『侍タイムスリッパー』のあらすじ

『侍タイムスリッパー』は、幕末の志士が突然現代にタイムスリップする物語です。彼は自身の武術のスキルを活かし、現代の映画で侍役として奮闘します。彼の純粋な思いや、その中で直面する現代社会とのギャップが描かれ、コメディとしての楽しさの中に深いメッセージが込められています。主人公は、現代の生活や文化に驚き、戸惑いながらも成長していく姿が特徴的です。

記事の要約

この記事は、休職中に『侍タイムスリッパー』を観た感想を述べています。コメディ作品であるこの映画は、幕末の侍が現代にタイムスリップしつつ、真剣なメッセージが込められていることに気づき、感銘を受けたと語っています。主人公の純粋さや、現代文化への感動のシーンが印象に残り、コメディに隠された真剣なテーマ(自国や周囲の人々のために生きること)に共感を示しています。

また、タイムスリップのユニークな設定や、主人公が現代人に変わっていく過程がコミカル且つ魅力的であることも触れています。映画を通じて、自己回復の意欲を再燃させられる体験をしたことを述べ、主演の山口馬木也のカッコ良さにも触れています。

たまに観る映画レビュー『侍タイムスリッパー』SHIONの徒然チャット

休職中で、寝込むほどではないけれど、これをしよう!って意欲はさすがに湧いてこないなので(だから休職なんでしょうが)、久しぶりにAmazonPrimeで映画を観ることにしました。

やっぱり、こんな時は気持ちが晴れるものがいいよね~?と映画のリストを眺めていたら、以前に予告編を見て気になっていた『侍タイムスリッパー』を発見。コメディっぽいから今日観るのにぴったり~、ということで鑑賞しました。

幕末の侍が突然、現代にタイムスリップ。その、本物の筋金入りの武術のスキル(今風に表現するなら…)を活かして、侍映画の伐られ役として活躍っていう、設定はいかにもコメディ。なので、その面白さを期待して観たのですが、確かに面白かったです。

コメディって、実はそんなに観てないのですが、観てない経験に基づいて言わせていただくと、ただ面白いだけじゃなくて、面白さの中に観る人に対する、時代に対する真剣なメッセージが織り込まれていたりするのですよね? この映画もそう感じました。

主人公は、幕末の志士なので、国のために、藩のために、命を捨てる覚悟で、自分も捨てて戦ってきた人。この世擦れもないから(当然?)、純粋でまっすぐで一生懸命。時代劇の伐られ役も、「それしか今の時代で自分が人様の役に立てることはないから」ってどこまでも殊勝。ちょっと見習った方がいいんじゃない?なんて心の声が聞こえてきたような…。

殊勝といえば、本物の武士で、しかも自分の時代ではそれなりの剣の達人だったようなのに、殺陣の師匠に弟子入りする設定はちょっとびっくり。だってどちらが本物って、それは侍でしょう? でもその弟子入りの時もどこまでも謙遜で、それはやっぱり生きた時代の精神や育ちのせい??? 

主人公のお侍が居候しているお寺で、おやつに”苺のショートケーキ”を出されて、一口食べてその美味しさに感動して、「これが普通に誰でもが食べられるほどにこの国は豊かになったのか!」と号泣するシーンが印象的でした。確かに、あの時代の食べるにも窮するくらいの多くの庶民からしたら、そういう感想を持つんだろうなあって。もっとも、たった今の日本は、そうも言ってられない現実が、哀しくて悩ましいところですが。

最後の、びっくりな展開はネタバレなので詳細は控えますが、ラストの、真剣で殺陣を撮影するシーンはコメディどころじゃなくて、劇中劇とわかって観ているのに思わず目を伏せたくなる大迫力。それは、それだけ役者がうまいってことなんでしょうねえ。息を詰めて見入ってしまいました。で、最終的にはほっとする落ちなの、心底よかった…(笑)。

現代に紛れ込んだ幕末の志士の、不器用でまっすぐなほのかな恋心も、今の時代に新鮮で、ほのぼのさせられます❤

それと、タイムスリップという設定自体が人間の空想だから、どうにでも想像力を働かせられるところなんだけど、それにしても、タイムスリップ直前のその場に居合わせた3人が、時差で現代の同じ場所(京都の時代劇撮影所)にスリップしてきた、という発想が漫画チックで斬新で素敵で秀逸!

コメディに込められた真剣なメッセージは、自分の国や周りの人のために真剣に生きよう、自分ができることをしようってことかなって私は感じました。もちろん、自国に限らず、この混迷極まる世界のためにも、ですが。

休職なんかしていると、ついつい、自分がたいへん…という思考に陥りがちですが、しっかり回復して、私も私のできることでまた社会なり周囲にお役に立てることをしたいなって思えました。元気をもらえる映画です。

主演の山口馬木也さんの侍姿は文句なしにカッコイイです。でも、現代に迷い込んだ幕末の志士が、だんだん現代人風に変身を遂げ、売れっ子になった頃にはそれなりにお洒落な俳優さんっぽくなっていたところも、コミカルなんだけど、素敵でした♪



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