バンダイ トイ事業部は本日(2025年5月21日),バンダイナムコ未来研究所内のMIRAIKEN studioにて「たまごっち新作発表会」を実施した。
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「たまごっち」は,1996年に発売され,シリーズ累計出荷数9810万個(2025年3月時点)を誇る大人気玩具だ。
3つのボタンがついた小さい卵型デバイスのなかで,さまざまに進化する生物“たまごっち”を育てるというもので,初代の発売当時に女子高校生を中心として人気に火が付き,爆発的に流行した。
1996年から現在までの約30年,新作だけでなくさまざまなメディアミックス展開が行われ,根強いファンを持つコンテンツとなっている。
今回の新作発表会では最新作の「Tamagotchi Paradise」が7月12日に発売することが発表された。価格は6380円(税込)。本稿では,発表会でアナウンスされた新機能を紹介しよう。
発表会はお笑いタレントの陣内智則さんが司会を務め,しなこさん,竹下☆ぱらだいす(あぃりDXさん,しんぢくんさん,だーごさん)の4名が「たまごっちラボ」の“特別研究員”として登場した。
まずは,バンダイ チーフたまごっちオフィサーの辻 太郎氏がVTRで登場し,新作リリースの背景などについて語った。
「Tamagotchi Paradise」は,お世話に喜びや育成の楽しさを提案し,命の尊さを伝えるコンテンツとして開発され,アルファ世代の子供と親,そしてあらゆる人々に,デジタルペットという枠を越えて愛される存在になることを目指しているという。
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2023年の夏に企画をスタートしてから商品企画に1年,設計開発に1年,合計2年の開発期間を費やしているそうだ。
本作は「生物多様性」をヒントにゲームを組み立てていったそうで,これまでの商品よりさらにスケールが大きく,“いのち”への思いが込められたものになっているようだ。
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次に登壇したのは,バンダイ たまごっち企画開発担当の青柳知里氏だ。大きな「Tamagotchi Paradise」のモックも登場し,青柳氏から実演を交えたクイズ形式での解説が行われた。
「たまごっち」シリーズといえば,これまでは3つのボタンを使って操作するのが基本だったが,「Tamagotchi Paradise」には,新機能として「ズームダイヤル」が搭載されている。
ズームダイヤルは本体の右上に搭載されており,これを回すことによって視点を4段階に切り替えながらお世話を楽しめる。ズームの段階は,たまごっちの「細胞」にまでフォーカスした視点から「宇宙」にまで引いた視点まで存在し,50種類以上のバリエーション豊かなお世話が実装されているとのこと。
また12種族,50以上のたまごっちは,ブリードによって5万種類以上の姿に変化するほか,デバイス同志をドッキングすることで,何が起こるか分からない「ツーしん」を楽しめることなども明かされた。
さらなる進化を遂げた「たまごっち」の驚くべき姿に,10個以上のたまごっちを持っているというしなこさんも驚きの声を上げていた。
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従来の「たまごっち」の概念を越える機能が満載の「Tamagotchi Paradise」。7月12日の発売に備え,詳しい情報を公式サイトなどでチェックしよう。
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「Tamagotchi Paradise」公式サイト
🧠 編集部の感想:
最新作「Tamagotchi Paradise」の発表は、たまごっちの進化を感じさせる魅力的な内容です。ズーム機能による視点の切り替えは、育成の楽しさを大いに表現し、プレイヤーを飽きさせない工夫がされています。デジタルペットの新たな可能性を感じさせる、期待感の高まるニュースです。
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