2025-08-20
ニュース
生きものと目があった瞬間の「見たら見られた」をテーマに木版画を制作している、絵本作家のたけがみたえ(竹上 妙)さん。2017年『マンボウひまな日』で絵本デビューしたのち、『みたら みられた』、『あめちゃん』『きょうは泣き虫』、『うみのあじ』『わたしは かわいい マヌルネコ』など、多数の絵本が手がけられています。
本作で描かれるのは、動物や植物など、自然界に生きるものたちの「どきどき」です。にわとりは朝いちばんに大きな声を出して、さなぎはもうすぐ蝶になる時をひかえて、桜は強い風にふかれて、どきどきしています。
ほかにも、動物園やサバンナ、海の中など、あらゆる場所が舞台となり、生きものや自然の「どきどき」が描かれています。
「うみは どきどきしてる しずむ ゆうひに どきどきしてる」
木版画の迫力ある絵がギャラリーでも好評
見開きいっぱいに広がる色鮮やかな絵は、木版画です。生きものたちの力強い表情や、重なりあう色の風合いが表現されています。視点がうんと近寄ったり、遠く離れたりするのも特徴で、読者をその生きものの世界に引き込む構成となっています。
東京・西荻窪のギャラリー「URESICA」で開催中の本作の原画展では、7月31日から現在までに、180冊が販売されています。8月11日に終了予定でしたが、好評につき会期が延長されました。
たけがみたえ『どきどきしてる』絵本原画展
本作についてのインタビューが公開中
たけがみさんが本作について語ったインタビュー記事が、偕成社のウェブマガジンサイト「Kaisei web」にて公開されています。
◉生きものたちの「どきどき」の瞬間を力強い木版画でおさめた絵本『どきどきしてる』たけがみたえさんインタビュー
https://kaiseiweb.kaishisha.co.jp/t/ath/ath2508/
“自分らしい、しっくりくるテーマはなんだろうって考えていて、ある日おもいついたのが「どきどきしてる」でした”(記事本文より)
見るものを魅了してやまない、やさしくてまっすぐな生きもの讃歌として注目されています。
著者情報
- 作:たけがみたえ
- 1986年東京都生まれ
- 和光大学表現学部芸術学科卒業
- 生き物と目があった瞬間の「見たら見られた」をテーマに木版画を制作
- 2017年『マンボウひまな日』で絵本デビュー
- 主な作品:『みたら みられた』、『あめちゃん』『きょうは泣き虫』、『うみのあじ』『わたしは かわいい マヌルネコ』、『きこえないこえ』(作:内田麟太郎)など
書籍情報
- Minima編集部
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編集部の感想:
たけがみたえさんの新作絵本『どきどきしてる』は、生きものたちの感情を豊かに表現していて、心が温まります。木版画の迫力あるビジュアルが、自然の美しさと生命の瞬間を見事に捉えています。ぜひ手に取って、彼女の世界に浸りたいです。
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