月曜日, 5月 19, 2025
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すぐお湯出る! ティファールの瞬間湯沸かしケトルが画期的【家電ミニレビュー】


ティファールの“瞬間湯沸かしケトル”が便利でした

ティファールの瞬間湯沸かしケトル「ヴィテス 2.0L BR3508J0」は、給湯ボタンを押すだけで瞬時にお湯が沸き上がる画期的な家電製品です。待ち時間なく使えて、必要な分だけお湯を沸かすため、多く沸かし過ぎて余るようなムダも防げます。

2025年4月の発売で、直販価格は19,900円。電気ケトルや電気ポットの単体価格に比べると高めですが、それぞれのよいところを兼ね備えているのなら、非常に便利そうですよね。電力高騰が進む昨今、給湯ポット派の筆者にとってはかなり気になるアイテム。

今回お借りできましたので、実際に使ってみた感想を給湯ポットや電気ケトルとの使い勝手の比較を交えながら、率直にお伝えします。

大容量2L、安全機能を多数搭載

本体サイズは約130×320×305mm(幅×奥行き×高さ)、重さは約1,890g、定格消費電力は1,300W、電源コードの長さは約1.3m

容量は2Lと大容量で、カップラーメン(約300〜500ml)を複数人分、一度に作る用途や調理用のお湯を用意するのにも適しています。

本体は幅約13cmのスリム設計で狭いスペースにも置きやすい仕様。奥行きと高さが約30cm程度とやや広めで、置きっぱなしにするような使い方に適しているでしょう。カップスープやコーヒーなどお湯を少量しか使わない用途がメインの場合は、少しサイズが大きく感じられるかもしれません。

2Lペットボトルとの比較

安全性への配慮がかなり充実しているのも特徴。蒸気レス設計、自動給湯ロック機能で誤作動を防止し、お子様のやけど防止にも配慮されています。また、必要分だけ加熱することにより、万が一の転倒時のやけどリスクも軽減。熱湯を使用する家電として、お子様やペットのいるご家庭でも安心して使える設計となっています。

タッチパネル式で、操作は簡単。使い方は、給湯ポットに水を入れ、「電源・ロック」ボタンを長押しして解除し、お好みの湯量と温度を選択して給湯ボタンを押すだけ。湯量は4段階または手動調整、温度は6段階から選べます。

タンクが取り外せるので水道から直接給水できて便利。タンクに付いている取っ手はかなり大きめで、持ち運びもしやすかったです。

Minライン(600ml)以上、Maxライン(2,000ml)以下の水を入れる必要がある

温度は6段階(70・75・80・85・90・95℃)、湯量は4段階(150・250・350・500ml)または手動調整から選択可能。ボタンを押すごとに切り替わる

30秒以上操作がないと自動でロック状態になります。安全性が高いのはうれしい一方で、使う度にボタンを数秒間長押しして解除する作業はやや面倒。お湯は毎日使うだけに、ちょっと待つ工程が毎回発生するのは、使い勝手の面では気になる点でした。

本当に瞬時にお湯が出る、湯量調整機能は便利

本機は、内蔵フィルムヒーターによるスピードヒートテクノロジーを搭載し、瞬時に水を温めることができます。通常のケトルであれば3分以内の沸騰でも早い方ですが、本機はボタンを押すと本当にすぐにお湯が出てきて驚きました。

給湯中に給湯ボタンを押せば給湯を止められる

給湯開始時は、ヒーターが温まるまでの数秒間、設定温度より低い温度のお湯が出ます。実際に検証したところ、95℃設定で150mlのお湯を保温済みのカップに注いだ場合、1回目は約74.8℃、2回目は85.9℃でした。理想的な温度のお湯を使用したい場合は、最初に少量のお湯を出してヒーターを温める必要があるため、若干手間がかかります。

ただ、検証前は温度差をあまり意識せずに使っていましたが、インスタントラーメンやカップスープを作った際に、とくに温度が低いと感じることはありませんでした。お湯を多めに注ぐ場合は、後半に出るお湯が十分に温まって温度が均一化されやすくなるため、用途によってはそこまで気にならなそうです。

あらかじめ熱湯で保温しておいた真空断熱カップを使用し検証

湯量を調整できる機能は便利でした。カップスープなどのインスタント食品にはメーカー推奨量が記載されていますが、これまで目分量で注いでいたのと比べ、適切な量を注ぎやすくなりました。

お味噌汁は160ml、コーヒーだと140mlだったりして、設定の150mlと完全に一致しないときもありますが、適量の目安として注げる点が使いやすいです。なお、湯量を手動調整に設定するか、湯量設定時でも給湯中に給湯ボタンを押せば、好きな量でストップすることができます。

お湯の出る勢いは控え目

お湯の出るスピードは、手持ちの給湯ポットと比べると遅めでした。お湯がちょろちょろと出るため、500mlを注ぐのに約2分20秒かかりました。

トレイを外して鍋を置くこともできますが、飛び散りが気になる方や、スペース的に鍋を置けない場合は、しばらく鍋を持ち続けることになります。だいぶ腕も疲れますし、忍耐力も必要になるでしょう。大容量のため調理用に適していると思っていただけに、これは意外でした。

トレイを外してお湯を注いでいる様子

大きめのカップラーメンはトレイにのらない場合も

一方で、お湯がゆっくりと注がれるため、ドリップバッグコーヒーを入れる際に溢れる心配が少ないのはメリットに感じました。トレイの高さを4段階調整できるので、給湯ポットで注ぐときのように手でカップを持つ必要もありません。小さいカップラーメンも、跳ねずにお湯を注ぐことができました。

ドリップバッグに湯を注ぐ様子

カップラーメンにお湯を注いでいる様子

使い終わったあとのお手入れは、排水して乾かすだけでOK。給湯ポットの場合は、長時間お湯を内部に貯めておくため水垢がたまりやすく、放置すると頑固に付着して除去が困難になります。クエン酸による内部洗浄も数時間の浸け置きが必要で手間がかかります。

本機も水垢が付着したら洗浄は必要ですが(約200回の給湯でお手入れランプが点灯)、常時水を入れておく必要がないため、通常の使用では給湯ポットほど水垢の問題に悩まされることはないでしょう。

本機を使ってみた感想をまとめると以下の通りです。

<とくによかった点>

  • 保温不要ですぐにお湯が出る
  • お手入れが簡単
  • 安全性が高い
  • 湯温と湯量の調整ができる

<気になった点>

  • ある程度の設置スペースが必要(給湯ポット代わりに使うなら気にならなそう)
  • お湯が出るスピードがやや遅い
  • 給湯する際に長押ししてロック解除するのがやや面倒

本当に保温なしですぐにお湯が出て、給湯ポットと非常に近い感覚で使える画期的な家電でした。

ロック解除の手間やお湯の出る速度が使い勝手の面では気になりましたが、瞬時にお湯が使える恩恵はあまりに大きく、2Lという大容量ながら、設置スペースに余裕があれば、カップスープ、コーヒー、紅茶など少量のお湯を使う用途にも適していると思いました。





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🧠 編集部の感想:
ティファールの瞬間湯沸かしケトルは、すぐにお湯が使えるのがとても便利ですね。給湯のムダを省ける機能も、日々の生活に役立つと思います。ただ、ロック解除が手間に感じるかもしれませんが、それを上回る利便性があるのは魅力的です。

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