金曜日, 5月 23, 2025
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これはUSB Type-C時代の“最適解”かも? 4台同時充電、最大140W出力のアンカー新作タッチパネル付き充電器を試してみた(1/2 ページ)


 ノートPC、スマートフォン、タブレット、ワイヤレスイヤホンなど、最近では大半がUSB Type-Cで充電する時代になりました。それに伴って、USB充電器にも「高出力」「多ポート」といった、より実用的で持ち運びやすいスペックが求められるようになっています。

 そんなニーズに応えてAnkerから登場したのが、「Anker Charger(140W, 4 Ports)with USB-C & USB-C ケーブル」。最大140Wの高出力を実現しつつ、4台のデバイスを同時に急速充電できるという頼もしさを備えています。


4ポート接続時は各ポートの上限をもとに、各デバイスに最適な出力に調整

 今回は実機を試す機会を得たので、製品の特徴や使い勝手を詳しくレビューしていきます。

 「Anker Charger(140W, 4 Ports)with USB-C & USB-C ケーブル」は、2025年5月に発売された高出力対応のマルチポート充電器です。付属品は、本体のほか最大240W出力に対応したUSB Type-Cケーブルが同梱されています。

 長さはおよそ1.5メートルで、ナイロン編み込み仕様で耐久性も高く、ノートPCなど高出力機器との組み合わせにも安心して使えます。

Anker 140W充電器と黒いUSB-Cケーブルのセット。白背景で、ケーブルは左、充電器は右に配置。
充電器本体のほか、240W出力対応のUSB Type-Cケーブルが付属します

 本体は約69ミリ四方、厚さは約36ミリとコンパクトなキューブ型デザインで、重量は約275グラム。手のひらに収まるサイズ感ながら、最大140Wの高出力に対応しています。

Anker 140W充電器と黒いiPhoneが並べて置かれ、サイズ比較がされている。白背景。
iPhoneと比較しても小型なのが分かります

 前面にはタッチ操作に対応したディスプレイを搭載していて、接続された各デバイスの出力状況や充電器本体の温度などがリアルタイムで表示されます。プラグは折りたたみ式で、持ち運びや収納にも便利です。

黒いAnker充電器のディスプレイに「温度感知システム」「高パフォーマンス」と表示されている様子。背景には白い電源タップが映っている。
ディスプレイには出力情報や充電器のステータスが表示されます

 本製品の魅力の一つは、接続台数やポートの組み合わせに応じて出力が自動で最適化される点。単ポート使用時は、USB-C1またはC2から最大140Wまでの出力が可能で、MacBook Proなどの大容量ノートPCをフルスピードで充電できます。

黒い筐体のUSB急速充電器のポート部分を正面から撮影した画像。上から順に「140W USB-C1」「140W USB-C2」「40W USB-C3」「30W USB-A1」のポートが青色で表示されている。
各ポートには番号が振ってあり、複数デバイスを充電する際は優先順位の参考になります

 ポート部分には「140W USB-C1」「140W USB-C2」「40W USB-C3」「30W USB-A1」と番号が振ってあり、複数デバイスを充電する際は優先順位の参考になります。

 2ポート同時使用では、例えばUSB-C1とC2を併用した場合、それぞれ最大70Wずつ。USB-C1(またはC2)とUSB-C3の組み合わせでは100W+40W、USB-C1とUSB-Aでは100W+33Wの出力が可能です。

 3ポート使用時は、USB-C1+C2+C3の場合で約65W+45W+30W、USB-C1+C3+Aでは100W+12W+12Wといった形で合計140W以内に自動配分されます。

 4ポート同時使用時は、USB-C1が約65W、C2が約45W、残り2ポートがそれぞれ約12W前後となり、トータル出力は134W程度までとなります。

 使い方に応じて充電器側が柔軟に出力を振り分けてくれるので、イヤフォンから高出力のノートPCまで、幅広いデバイスをこれ1台で効率よく充電できる仕組みです。

 数日間試して印象的だったのは、やはり単一ポート使用時に最大140Wの高出力が得られる点です。MacBook ProなどのハイエンドなノートPCであっても速度の低下を心配せずに充電できるのはやはり便利。高負荷な作業を行っている途中でもバッテリーがしっかり回復し安心感がありました。

Ankerの急速充電器が電源タップに接続され、表示画面に「56W」の出力が表示されている。
単一ポート最大140W出力で、たいていのデバイスは高速充電できる

 4ポートすべてを使用する場面でも、ポートの優先順位に注意して接続すれば、ノートPC 2台とスマートフォン2台を、それぞれ適切な速度で効率よく充電可能できます。合計出力の自動制御がしっかりしているため、デバイスの接続順などは気にせずに使えます。

 また、心配されがちな発熱についても安心感がありました。4ポートすべてを使って長時間充電しても、本体はほんのり温かくなる程度で、過度に熱を持つようなことはありませんでした。

Anker充電器のディスプレイに、各ポートの出力(C1 65W、C2 37W、C3 12W、A 8W)と合計出力「122W / 140W」が表示されている。
4ポート接続時は各ポートの上限をもとに、各デバイスに最適な出力に調整

 一点だけ注意したいのは、USBポートの向きです。本体の印字に従って壁コンセントに接続すると、USBポートが下向きになる構造のため、設置場所によってはケーブルの抜き差しがしづらく感じることもあります。上下逆さに挿せばポートは上向きになりますが、その場合は重心がやや不安定になる点には注意が必要です。使用環境によっては、延長コードや電源タップと組み合わせて使うと快適です。

壁のコンセントに差し込まれたAnkerの急速充電器。側面には「140W」と表示され、正面のディスプレイには青い円形インジケーターと「0W」と出力が表示されている。
壁のコンセントに接続するとUSBが下向きになる。上下逆にすればUSBは上向きになるが、コンセントから抜け落ちるリスクが少し上がる点は気をつけたい

 今回紹介した「Anker Charger(140W, 4 Ports)with USB-C & USB-C ケーブル」は、ハイパワーかつスマートな出力制御が魅力のUSB急速充電器です。

 140Wという高出力ながら、手のひらサイズのボディに4ポートを搭載し、ディスプレイで各ポートの出力状況まで可視化できるのは便利。出張や旅行など、荷物を減らしたいシーンにもピッタリの一品です。

 価格は1万2990円(2025年5月時点)。USB充電器としてはやや高価な部類ですが、性能・安全性・使いやすさの3拍子がそろった“全部入り”の1台として、PCやスマホを日常的に使う人には強くおすすめできる製品です。

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編集部の感想:
この新作充電器は、4台同時の急速充電が可能な上に、コンパクトなデザインとタッチパネル式のディスプレイを搭載しているのが魅力的です。USB Type-C対応デバイスが増える中で、140Wという高出力は非常に実用的で、特にノートPCユーザーには嬉しいポイントです。複数デバイスを効率よく充電できるため、出張や旅行にも最適そうです。

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