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概要
この記事は、音楽活動における新しいチャートルール「リカレントルール」について取り上げ、その影響と意義について言及しています。特に、Mrs. GREEN APPLE(ミセス)の影響力が強い中でこのルールが導入されたことに対して、筆者は懸念を示しています。リスナーの自然な選択が反映されないランキングになることへの批判が中心です。
要約
- 音楽ランキングの重要性: 筆者は音楽活動においてランキングを意識している。
- リカレントルールの導入: Billboard JAPANが特定の長期間チャートインした楽曲のストリーミングポイントを減算する新ルールを発表。
- 適用基準:
- JAPAN Hot 100: 52週以上のチャートイン。
- Hot Albums: 26週以上のチャートイン。
- 目的: ランキング常連の曲を減らし、新曲にチャンスを提供するための調整。
- ミセスの影響: 笑えない気持ちになり、ミセス対策ではないかとの懸念。
- 人為的干渉への反対: 自然なリスナーの好みが反映されたランキングを維持するべき、との意見。
- レトロなチャートの思い出: CD時代の不思議なチャートに関連する思考を振り返る。
あなたは音楽活動をしていて、各種音楽ランキングを意識していますか?僕はもともと数字が好きというのもありますが、仕事柄、ランキングはよくチェックしています。
Billboard JAPANが「リカレントルール」を導入
Billboard JAPANは、6月4日発表分の総合ソングチャート<JAPAN Hot 100>および総合アルバムチャート<Hot Albums>より、新たに「リカレントルール」を導入することを2025年6月2日に発表しました。
🎧 リカレントルールとは?
Billboard JAPANが導入する新しいルールで、長期間チャートインしている曲やアルバムのストリーミングポイントを一部減らすというもの。
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対象となる楽曲:
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「JAPAN Hot 100」:通算52週以上チャートインした楽曲
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「Hot Albums」:通算26週以上チャートインしたアルバム
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適用内容:
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対象楽曲のストリーミングポイントを一定の割合で減算
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※要するに、ランキング常連曲を少し後ろに下げて、新曲や初登場の曲にも上位に入るチャンスを与えよう、という調整です。
恐らくミセスのランキング席巻が影響
正直、このニュースがXのタイムラインに流れてきたとき、ちょっと嫌な気持ちになりました。
「これって、Mrs. GREEN APPLE(ミセス)対策なんじゃない?」と感じました。というのも、最近のチャートではミセスがTOP50の中で1/3を占めるような状態が続いていて、あまりにも強すぎる存在になっているからです。
Billboard JAPANの公式ページには「マーケットの動向を注視しながら、必要に応じて減算率などのバランス調整を行う」と書かれていましたが、それってつまり、管理側の理想を反映した“操作されたランキング”になってしまいますよね?純粋にリスナーが選んだランキングとは言えなくなる気がします。
しかもその文言からは、「一度調整してもまだ偏りが続けば、さらに調整する可能性がある」と読めてしまいます。これはさすがにシラけました。
※ちなみに僕はミセスのファンではありません。
個人的な意見ですが、サブスクやYouTubeのようなプラットフォームが登場したからこそ、今のようなランキングが生まれていると思います。これはリスナーの“今”の関心がそのまま反映された結果です。そこに人為的な手を加えてほしくはない。
外部から調整が入ってしまえば、リスナーの熱量が高い曲ではなく、「あれ?なんでこの曲がここに?」というような、“違和感のあるチャート”が生まれてしまう。せめて、SpotifyやApple Musicなど他のサブスクのチャートは今の自然な仕組みのままでいてほしい。
個人的にはミセスがチャートを席巻していても、それでいいと思う。むしろ、その背中を追いかけるアーティストや曲が登場することのほうが面白いし、それがまた違った音楽の楽しみ方だと思います。
CDの時代を知っている世代なら思い出せると思います。当時のチャートを見て「この曲がこの順位?」「なんでこの曲が下なの?」と不思議に思ったこと、ありませんでしたか?
今になって振り返れば、あの頃のチャートには見えない“力”が働いていたんじゃないかとすら思います。
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