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概要
この記事は、不動産業界での経験を持つ安田さんが、特定の不動産取引に関する報告と自身の見解を述べています。他社との信頼の問題や不正受給の事例を振り返りつつ、自身のキャリアを通じての学びと誠実な仕事への決意を表明しています。
要約の箇条書き
- 大きな建物の取引に関する不動産会社からの資料請求があった。
- 情報提供後、顧客が所有者を直接訪問していたことを所有者から知らされる。
- 過去に契約合意のあった案件で不正受給が発覚し、取引を中止した事例を紹介。
- 不動産業界は専門知識と経験が必要であり、賃貸仲介企業が関与することが多いと指摘。
- 東京での不動産開発と独立の過程を経験しながら、自らの成長を振り返る。
- お客様の信頼を最優先にした誠実な業務を続ける決意を表明。
- 「ブラック企業」での経験も含めた貴重な学びを感謝。
昨日、大きな建物の取引に関して、何度か資料請求をいただいていた不動産会社様についてのご報告です。情報提供を行った後、そのお客様が私たちに内緒で直接所有者様のもとを訪問されていたことを、所有者様からご連絡いただきました。少し不思議な状況です。何か行き違いがあったのか、それとも両方の仲介目的か、あるいは建築会社からフィービジネスの依頼がかかっていたのか…。いずれにしても、とても残念な気持ちです。以前にも、市街化調整区域の契約合意書を交わし、開発許可まで取得していた案件で、買主側の会社が1億円を超えるコロナ給付金の不正受給を行っていたとの内々の情報が入り、急遽取引を中止したことがありました。私はこれまで、スターバックスや美容院、建築事務所といったテナント開発にも携わってきましたが、やはりそれらはいずれも、しっかりとした建築会社様との取り組みでした。正直なところ、今回のような事案に関与してくる会社様は、ほとんどが賃貸仲介を主軸とされている企業です。もちろん、大きな土地や建物の取引を目指す気持ちは理解できますが、不動産は分野ごとに高度な知識と経験が求められる非常に難しい仕事です。私が、戸建てデベロッパーからスタートし、東京での不動産開発、その後積水ハウスで経験を積み、独立して今こうして事業を続けられているのも、すべては地域の地主様や一般のお客様、つまりコンシューマーの皆様のおかげです。常に「自分が誰のために仕事をしているのか」を忘れずに、これからも努力を重ねてまいります。ふと、今回の出来事で思い出しました。私はFラン大学、就職氷河期の中、新聞配達をしながら最初に入社した、いわゆる僕を鍛えてくれた“ブラック企業”に始まり(笑)、その後東京のデベロッパーに転職し、民事再生で倒産。そして積水ハウスへの転職。不動産業界で26年間の経験を積み、ようやく今、独立して前を向いて歩んでいます。若い頃は、中途入社で冷たい視線を受けたこともありました。でも今では、そうした経験もすべてが力になっています。これからも、業界の悪しき慣習には流されず、お客様の信頼を第一に、誠実な仕事をしていきたいと考えています。
逆に、良い勉強をさせていただき、ありがとうございました。
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