ぐっすり眠ってスッキリ目覚める「理想の睡眠」を手に入れる3つの習慣〈再配信〉 – 生活習慣病リスクを総点検

寝る時にひつじを数える習慣は英語圏が発祥（写真はイメージです）　Photo:PIXTA

読者の反響が大きかった記事を再配信します。（記事初出時の公開日：2023年10月9日）

ビジネスパーソンにとって、睡眠はパフォーマンス向上のための重要な要素。日中に溜まった心身の疲労を回復させるなど、健康面において大きな役割を果たします。「ぐっすり眠ってスッキリ目覚める」そんな理想の睡眠を手に入れるため、毎日の習慣を見直してみませんか。（取材・文／コスメライター　Moca）

質の高い睡眠の
見分け方とは？

　健康のためにはただ眠ればいいというわけではなく、“質の良い睡眠”が欠かせません。そもそも質の高い睡眠とは、具体的にどんな睡眠のことを指すのでしょうか。看護師を経て、現在は睡眠と美容に関連した施術提供を行うサロンオーナーである越智久留美さんから、「良質な睡眠をとるための極意」を教えてもらいました。

「キーワードは、メラトニンです。脳の松果体（しょうかたい）から分泌されるメラトニンというホルモンがしっかりと出ている睡眠が、質の高い睡眠だと言えます。しかしながら、メラトニンがしっかり分泌がされているかどうかは目に見えません」

　夜中に目が覚めない、夢を見ない、朝起きた時にぐっすり眠れたと感じてスッキリ目覚められることなどが、メラトニンがしっかり分泌されているかどうか、つまり睡眠の質を判断する基準になるとのこと。

「メラトニンの分泌量は思春期をピークに、30代でピーク時の30％、40代では15％になります。さらに60歳を過ぎると計測不能な量にまで減少してしまうため、年齢を重ねると一般的に睡眠の質は低下するといわれているんです」