日曜日, 6月 8, 2025
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おすすめ映画『十二人の怒れる男』| これが脚本が良い映画というやつかなかもと

🧠 あらすじと概要:

映画『十二人の怒れる男』のあらすじと要約

あらすじ:
『十二人の怒れる男』は、一人の少年が殺人の容疑をかけられ、陪審員12人がその有罪か無罪を決定するための密室で繰り広げられる物語です。最初は全員が有罪に投票しますが、一人の陪審員が無罪を主張することで、議論が始まります。証拠をもとにした討論が進む中で、各陪審員の個性やバックグラウンドが浮き彫りになり、緊迫した情勢の中、真実に迫っていく様子が描かれます。

要約:
本作は、90分間ほぼ同じ空間で展開されるワンシュチュエーション映画であり、会話劇が中心となっています。観客は、主人公の奮闘を通じて、証拠の重圧から少しずつ解放される様を感じ取れるでしょう。巧妙に練られた会話劇は、後の展開に影響を与える重要な要素を含んでおり、脚本の素晴らしさを実感させます。さらに、背景やカメラワークを通じてキャラクターの位置関係や優劣が表現されており、視覚的な楽しみもあります。静かに過ごしたいときにぴったりの映画です。

おすすめ映画『十二人の怒れる男』| これが脚本が良い映画というやつかなかもと

90分間、ほとんど同じ登場人物と同じ空間で物語が進んでいく。いわゆるワンシュチュエーション映画。そしてさらに会話劇。

「こんな縛りで飽きないで見れるか?」と見る前は疑ってたけど、ほんとすいませんでした。
この映画は縛られたままで余裕でぶん殴ってくる。

この縛りを伝えたうえで誰に紹介しても、最後まで楽しんでもらえる自信がある。

まず設定としては、殺人の容疑がある少年が有罪かどうかを12人の陪審員が投票するんだけど、1人だけが無罪を主張して残りは全員有罪。ここからどうやってみんなを説得していくかという話。

「こんなの絶対ひっくり返らないでしょ!」っていうぐらい証拠が集まった状況から、会話だけで空気を変えていく。

目の前に立ちはだかる大きなものを徐々に崩していく感覚、心地良さが味わえる。あとは絶望的な状況でも声を上げて屈しない主人公の言動から、勇気をもらえる映画だと思った。

ハマったポイント①

なんといっても一番わかりやすいポイントは考え込まれた会話劇。途中でさらっと出た言葉が、後から形勢逆転するための重要なパンチラインとして出てきたりする。

この映画を見て、「あ、これが脚本が良い映画というやつか」と勉強になる。

日本語訳だとめちゃくちゃ伝わるけど、オリジナルはどうなってんのとすら思った。

ハマったポイント②

あとはマニアックな視点でいうと、背景、服装、カメラワークなど、視覚的にも立場や優劣の移り変わりを表している。

会話はもちろん、それ以外でも観客に訴えかけるポイントが散りばめられていて、映画的要素が詰め込まれている。

それでいて全体的な印象はシンプルに感じるから、上品でおしゃれだな~と思う。

95分でサラっと見れるし見疲れもしないから、静かに過ごしたい夜や休日にみなさまぜひ。



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