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この春から、新たにZ世代の部下が加わったという管理職の方も多いことでしょう。Z世代はプライベートを重視する傾向にあり、仕事優先の上司世代には理解できない行動を取るケースも少なくないようです。思わずビシっと注意したくなる場面で会っても、伝え方を工夫しないと「うちの上司、イケてない…」とネガティブに受け取られてしまう可能性があり、注意が必要です。そこで、日本、中国とも100万部超、世界でシリーズ累計259万部突破のベストセラー『伝え方が9割』の著者、佐々木圭一さんに、Z世代への上手な「伝え方」を教えてもらいました。(構成/伊藤理子)

休暇の申請は1ヵ月前にして!
仕事に邁進してきた昭和世代は、「有給なんてまともに取った記憶がない」という人も多いことでしょう。しかし、Z世代の若者は、仕事よりもプライベートを優先し、有給休暇も積極的に取得する傾向があります。夏季休暇や年末年始休暇のタイミングではない時にまとまった休暇を取り、海外旅行に行く…なんて人もいるようです。
有休取得は社員の権利であり、取ること自体は何ら問題ありません。ただ、病気などやむを得ない理由ならともかく、「来週から1週間休みます」などと直前に言われてしまうと、急きょ周りがフォローしなければならず、皆に迷惑がかかります。仕事の分担や調整を行うためにも、なるべく早めに休暇を申請してもらいたいと思うのは当然です。
ただ、ストレートに「直前はだめだよ!休暇の申請はせめて1ヵ月前にして!」などと伝えるのは、あまりお勧めできません。「そんなこと就業規則に書いてないのに…そもそもそんなに前に予定を決められない」などと思われてしまうかもしれません。
場合によっては、「有休を取るのは自由であるはずなのに、融通の利かない上司だ」などとネガティブな印象を持たれ、関係性が悪くなってしまう可能性すらあります。
部下の気持ちを損ねることなく、前向きにやる気を引き出す伝え方
では、何と伝えればいいのか。例えばこのような伝え方が考えられます。
◎「休暇の申請は早めにしてもらえると助かるんだけど、1ヵ月前に口頭で伝えるのと、メールで伝えるのだと、どちらがやりやすい?」
これは、伝え方の技術「選択の自由」を使った伝え方です。人は、AかBと選択肢を与えられると、ついどちらかを選びたくなります。「1ヵ月前の申請」を大前提としたうえで、「口頭か、それともメールか」と選択肢を提示すると、「じゃあメールで」などと、ごく自然にどちらかを選んでくれるでしょう。
こちらとしては、直前ではなく1ヵ月前に申請してもらえればOKなので、どちらが選ばれようが目的は達成できます。部下の気持ちを損ねることなく、前向きに「今度休暇を取るときには、なるべく早くメールで申請しよう」と思ってもらえるようになるでしょう。
昭和世代の上司にとっては、Z世代の考えや行動はなかなか理解しづらい部分もあります。ただ、それはZ世代にとっても同様です。上司からすれば普通に依頼したつもりでも、意図がうまく理解できず、「批判されている、嫌われている」と受け取られてしまうかもしれません。
伝え方の技術を使って伝えれば、このような世代間のギャップを埋めやすくなり、部下に気持ちよく動いてもらうことも可能です。特にこの「選択の自由」は活用範囲が広く、難易度が高めの依頼や要望であってもどちらかを自主的に選んでもらいやすくなるので、ぜひ覚えておいてほしい技術です。