🧠 攻略概要:
概要
この記事では、ゲーム『Thronefall』における収入施設の最適な購入タイミングと順番を、数学的根拠をもとに解説しています。特に、「家」「製粉所と畑」「港」「金鉱」の4種類の施設の収益特性を比較し、最も効率的な収益の最大化方法を示しています。
要約ポイント
-
施設の種類と特徴
- 家: 安価で安定した収益。
- 製粉所と畑: 家の上位互換。
- 港: 徐々に収益が増加。
- 金鉱: 収益が尻すぼみ。
-
収益比較
- 表を使用して各施設の収益状況を示す。
- 家は最初の投資に対する回収が遅いが、継続的に安定した収益を提供。
-
購入の優先順位
- 基本的な購入順は「金鉱」→「製粉所と畑」→「家」。
- 港は短期的利益には適さない。
-
資金価値の変化
- 初日と最終日の1Gの価値は異なる。
- 経験に基づいた補正値(1.15倍の増加)を導入。
-
収益最大化モデル
- 購入タイミングによる収益の違いをシミュレーション。
- 初日に金鉱を購入するのが最も収益を上げやすいと確認。
- 結論
- 早い段階での投資が中長期的な収益最大化につながる。
- 初日は金鉱や製粉所と畑を優先的に購入するのが良い。
この記事は、特定の状況における施設の価値を再評価する材料を提供し、プレイヤーに効率的な収益の最大化手段を考察させる内容となっています。
『Thronefall』には主に4種類の収入施設がある。
家: 安さと量、そして安定感が特徴。
製粉所と畑: 性能は家の上位互換。強化による伸びしろがある。
港: 尻上がりに収益が上がる。強化による伸びしろがある。
金鉱: 尻すぼみに収益が下がる。
この記事では、これら4種の施設を購入する適切なタイミングと順番について、数学的根拠も示しながら解説していく。
各施設の収益
以下の表は、「各施設を購入およびレベルアップをしてから何日後に何G得るか」を示したものだ。
・《家》は2Gで購入でき、1日に2G得る。そのため1日目は-2G、3日目には0G、10日目には7Gを得たことになる。・《製粉所と畑》はセットで考える。 ・レベルアップはレベルアップにかかった費用とレベルアップによって増え た収益のみを計上している。・赤は《家》と比べて得をしている、青は損をしている。
・《港》のレベルアップは、レベルアップした日に同じGで《家》を購入した場合と比較している。例えば7日目にレベルアップした場合、《港Lv2》の【-7】(表の一番下の行)と《家》の比較用の1日目【ー7】を比べ、そのまま右へ順番に比較していく。
さて、レベルアップについてはややこしくなるためひとまず考えないこととする。
その上で、上の表から読み取れることとして、
・《製粉所と畑》は《家》の上位互換・7日目までは《金鉱》が最も収益が多い・残り日数が10日以上の場合、《金鉱》よりも《家》の方が最終的な収益が多い・残り日数が6日以上の場合、《家》よりも《港》の方が最終的な収益が多い・全てを初日に購入した場合、最終的な収益が最も多いのは《港》
・《港》は残り4日以下の場合は購入しない方が良い
といったことが挙げられる。
つまり、
まずは《港》から購入し、次に《製粉所と畑》、余ったGで《家》を購入し、残り7日のところで《金鉱》を購入する。
という手順で施設を購入するのが最も多くGを稼げる方法のように思える。
しかし、これは大きな間違いなのだ。
1Gの価値は日々下がっていく
このゲームでは、初日は10G程度しか持っていないが、施設を建設し敵を倒していくことで次第に所持Gが増えていき、最終日には100G以上持っていることもある。 そのことを考えると、「初日の1Gと最終日の1Gではその価値が大きく異なる」ということが直感的に理解できるだろう。
ここからはその事実を踏まえて各施設の収益に補正をかけ、それぞれの施設の価値を見直していく。
1.毎日限界まで家を購入する場合
まずは少々極端な実験だが、毎日その日の所持Gを全て使って家を購入した場合の各日の所持Gを考える。そして1日目の所持Gを各日の所持Gで割ることで1Gの価値を算出する。 表ではまず10Gから始めて家を5軒購入している。そして、15日目には約1000Gを稼ぎ、家を約1500軒所有している。1Gの価値は0.01にまで低下した。
この実験の後半部分は明らかに現実離れしているが、特筆すべきは2日目と3日目の1Gの価値が1日目よりも高くなっている点だ。これは家の購入金額2Gを、その家のもたらす収益が超えるのが4日目以降だということからくるものだ。
確かに、実際のプレイでも2日目と3日目は1日目よりも所持G少ない印象がある。
2.毎日1.15倍の補正をかける場合
今度は私の実体験をもとに、良い具合の補正をかけてみる。ここでは毎日所持金が1.15倍に増えるという設定で1Gの価値を算出する。
注意してもらいたいのは、1.15倍という数字はあくまで私の体感に基づくもので根拠には乏しいということだ。1.1倍では少なく、1.2倍では多いと感じたためその中間とした。
また、この補正には主要4施設以外の収益(敵、神殿、パークなど)に加えて防衛費も含まれている。最終的に何G持っているかだけで設定したかなり大雑把な数字だ。
さて、この実験2では実験1と比べて中盤以降かなり現実に近い数値になったと感じる。しかし、実験1でも述べたように、実際は2日目と3日目は1日目よりも所持G少ない印象だ。
そこで、ここでもやはり私の主観で、5日目まで実験1の補正を採用し、6日目以降は実験2の補正を採用した複合補正を使い、それぞれの施設の価値を見直していく。
補正された各施設の収益
以下の表は、「各施設を購入してから何日後に何G得るか」に上記の複合補正加えたものだ。
さて、こうして表を使って補正をかけた数字を提示したが、一つ一つの数字には大した意味はない。なぜなら補正が根拠のない主観によるものだからだ。
この表から読み取れることとしては、
・補正無しと比べて《金鉱》の価値が上方修正されている・特に1日目の《金鉱》の価値が大幅に上昇している
・補正無しと比べて《港》の価値が下方修正されている
ということくらいだ。 それでも、《港》の神通力が弱まり、序盤の《金鉱》が最後まで良い影響を残すという考察は、前章の結論と真っ向から対立するものだ。
次はこの考察を踏まえて、より実践的な実験を行う。
収益最大化モデル
1.製粉所1(畑2)、港1、金鉱1の場合
まずは《製粉所と畑》《港》《金鉱》がそれぞれ1つずつあり、《家》が無制限に購入できる場合、どういう順番で購入すれば10日目に最も所持金が多くなるかを検証する。
すると、1日目に《金鉱》を購入するのが圧倒的に良いという結果となった。これは、青で強調されているが、2日目と3日目の所持金が他と比べて多いことで他の施設を3日目までに全て購入できたことが理由だ。 1日目に《港》を購入した場合、反対に、2日目と3日目に所持金が少ないため新たな投資ができず、最終的な収益が伸び悩むという結果となった。
これは、「《港》による後半の伸びは、前半のロスを穴埋めするには足りない」ことを意味する。
なお、この実験は10日目で切りあげているが、それはこれ以上差が縮まらない段階まで到達しているためであり、15日目まで続けても順位は変わらない。
また、細かいデータは省略するが、「施設が各2の場合」や「1日目の所持金が10Gの場合」、「家が10棟に制限された場合」なども同様に検証したが、全ての場合で「なるべく早くに《金鉱》を購入すること」が10日目の収益が最大になるための条件だった。
したがって、隙だらけの帰納法ではあるが、前章で提示した複合補正がそれなりに現実に即しているものだということが示された。
とにかく2日目と3日目に多くGを持っていることが短期的にも中長期的にもよいということだ。
2.レベルアップを考慮した場合
次に《製粉所と畑》《港》《金鉱》がそれぞれ1つずつあり、《家》が20棟に制限され、さらに施設のレベルアップができる場合、どういう順番で購入すれば12日目に最も所持金が多くなるかを検証する。 なお、《家》の購入と《家》のレベルアップは収支の面では同じことのため、10棟でレベルアップありという解釈でも結果に影響はない。 また、レベル2の解放は4日目、レベル3の解放は7日目に設定した。
表については一応画像を挿入するが、飛ばしてもらって構わない。
レベルアップが加わったことで複雑化したが、今回もやはり1日目に《金鉱》を購入するのが良く、《港》を購入するのは良くないという結果となった。また、敢えて不合理な選択(レベルアップをしない、家だけ買い続けるなど)をしない限り3日目以降は何をやっても近しい値に収束するということもわかった。
繰り返しになるが、とにかく2日目と3日目に多くGを持っていることが短期的にも中長期的にもよいという先の結論が補強される形となった。
まとめ
さて、やや乱暴な論になってしまったが、ここでひとまずの結論を出させていただく。
結論:2日目と3日目に多くGを持ち、早い段階で様々な投資を行うことで中長期的な所持Gを最大化することができる。そのため、1日目には《金鉱》や、発動できるのであれば《神殿》、倒せるのであれば《召喚の円環》を購入するのが良い。また、1日目に関しては《港》よりも《製粉所と畑》を優先するのが良い。
今回の検証は防衛施設の出費や敵からの収入、パーク、マップといった重要な要素を排除して行った。そのため、この結論がすべての場合において有効とは限らない。
しかし、「《港》は1日目に買うのが良い」「《金鉱》は後回しでも構わない」という表面上の数字だけをみた考え方に一石を投じ、プレイヤー各々が各施設の価値を再検討する材料にはなったかと思う。
以上の結論をもって、施設収益を最大化する方法とさせていただく。
Views: 0