日曜日, 6月 1, 2025
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【Netflix】「ヴューダ・ネグラ 黒蜘蛛の企み」良質なエロ・サスペンス エロいが、良い柿生隠者(かきお・いんじゃ)

🧠 あらすじと概要:

あらすじ

「ヴューダ・ネグラ 黒蜘蛛の企み」は、遺体として発見された男性の事件を追うサスペンス映画です。捜査が進むにつれ、彼の妻が持つ完璧な仮面の背後に隠された二重生活が明らかになります。この映画は実際の事件を基にしており、魅惑的な要素と共に絡む人間関係が描かれています。

記事の要約

本記事では、Netflixオリジナル映画「ヴューダ・ネグラ 黒蜘蛛の企み」の感想が述べられています。映画はエロティックでありつつも、下品でなく、特に性描写が物語の鍵を握っています。主演はイバナ・バケロで、演じるキャラクターは男性を引き寄せる魅力的な女性です。主要キャストはカルメン・マチやトリスタン・ウヨアで、それぞれの演技が際立っています。

映像技術については、映画よりもテレビドラマ的なカメラワークが施されていると評価されており、登場人物の深堀りがもう少し必要との意見もあります。特に女刑事の役割が目立たない点が指摘されています。全体として、面白くエロティックな作品であり、75点と評価されていますが、さらなる深みが欲しいとも感じられています。

【Netflix】「ヴューダ・ネグラ 黒蜘蛛の企み」良質なエロ・サスペンス エロいが、良い柿生隠者(かきお・いんじゃ)

ヴューダ・ネグラ: 黒蜘蛛の企みLa viuda negra(スペイン語原題)

A Widow’s Game(英語題)

遺体となって発見されたひとりの男。やがて事件の捜査は、男の妻の完璧な仮面を剥ぎ取り、彼女の知られざる二重生活を暴いていく。実際にあった事件に基づくサスペンス。
出演: カルメン・マチ、イバナ・バケロ、トリスタン・ウヨア

予告編

【評価】

5月30日公開に公開されたスペイン産Netflixオリジナル映画。

以下、ネタバレありといえばありですが、2017年に実際にあった殺人事件の顛末なので、鑑賞には差し支えないだろうということで書きます。

とにかくエロい。

セックス大好き美女が主人公。

おっぱい見せもあります。

性欲はなくなったと思ってた老人の私もピクリとしました。

まして、冴えない中年男が、こんないい女とセックスできて、「私のために一人殺して」と言われれば、まあ殺すかもしれない。

というか、殺すね。

これはそんな映画です。

セックスが鍵になる物語なので、その描写がありますが、下品にはなっていません。暴力的でもないので、女性も抵抗ないのではないでしょうか。

100点満点で75点。

原題の「La viuda negra」とは、クロゴケグモ(黒後家蜘蛛)。英語ではブラック・ウィドウ(black widow)。メスが交尾した後、オスを殺すことで有名なクモです。

クロゴケグモ(Wikipediaより)

冒頭から出てくるオバさん刑事、どっかで見た、と思いました。

 Netflixの「クリミナル:スペイン編」で、忘れられない犯人を演じた女優(カルメン・マチ)です。

オバさん、というより、もうお婆さんに近いけど(実年齢62歳)、この人も妙な色気がある。昔の山田五十鈴みたいな感じ。いま日本にはいないタイプの名優ですね。

で、セックスで籠絡される男役の男優(トリスタン・ウヨア)にも見覚えがあった。

「アスンタ・バステラ事件」に出てた人ですね。

この人は、監督でもあるらしいけど、名優ですね。

ちょっと知的で、気弱で、生真面目な男を演じさせたら、スペインで随一なんでしょうね。

ちょっと「容疑者X」見たいな役柄。

ハリウッドで言えば、ティム・ロビンスみたいな感じ。

そして、主人公のクロゴケグモ「マヘ」を演じるのはイバナ・バケロという女優。実年齢30歳。

まあ、男なら、みんな取り殺されてしまうような美人です。

この女優さんは初めて見たけど、この映画で評判になるんじゃないでしょうか。

「氷の微笑」でのシャロン・ストーンみたいな感じ。

プロ的なことはわからないんですが、カメラワークが、映画的というよりテレビドラマ的です。

悪い意味じゃなくて。

スケール感はないけど、以上3人の役者の演技を、じっくり見せていく撮り方ですね。

知的で、抑えが効いていて、すごく好きな撮り方でした。

ただ、映画としては、3人のキャラクターが、それぞれすこーしずつ掘り下げが足りない気がする。

深みに欠ける。

くわえて、せっかくの名女優を起用しながら、女刑事に見せ場がない。それが欠点ですね。

この女「マヘ」は色情狂(ニンフォマニア)なのか。

映画の中でも、そんな議論がなされます。

色情狂ではなく、男を周りに集めておくタイプ、と女刑事は分析する。

性に奔放な一方で、キリスト教的に厳格な家庭に育った背景も描かれます。

くわえて、この女性は、看護師の仕事を掛け持ちして、すごく働いている。そのストレスもあったんでしょう。

ともかく、なぜ彼女がこれほど男とセックスが好きになったのか。

そこんとこが、もう少し描かれて欲しかった。

実際にあった事件をもとにしているので、あまり勝手なことは描けず、表現に制約があったのかもしれません。

いい映画だけど、惜しい感じもしました。それで75点ですが、お勧めできる品質です。

<参考>スペインの作品



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